こんにちは!
そろそろ春めいてきましたね。この季節、賛否両論ありますが私は好きです。
ところで、先日久しぶりに映画館に行って参りました観た作品は現在めちゃくちゃ話題になってきている作品『シェイプオブウォーター』です!!いえーい!祝オスカー!作品賞!監督賞!やったね!!
この映画の監督であるギルレモ・デル・トロ監督は実は私の大好きな監督でありまして。
『パンズラビリンス』『パシフィック・リム』などの監督です。きらびやかな映像美や特撮の手法が特徴的な監督で、その作品には大人向けのアドベンチャー、おとぎ話を映画作品として多くの良質なヒット作を発表いています。
そんなデル・トロ監督の最新作、『シェイプオブウォーター』は魚人と人間の女性が恋に落ちる、特撮ホラーラブロマンスファンタジー作品です!!!

あらすじ→1960年代、アメリカの宇宙開発局で掃除婦として働く、喋ることのできない女性が研究対象として運び込まれた魚人と段々と心を通わせるが、、、。
この映画、幻想的な設定でありながら、現在の世界の状況を色濃く反映させています。女性の働く開発局は重役は全て白人。一方で掃除婦などの汚れ仕事は主人公を始め、アフリカ系やヒスパニック系などの社会的弱者です。そして魚人はメキシコから運ばれてきているという設定。
メキシコといえば現在アメリカとの国境においての緊張が続いている国であり、監督の出身国でもあるのです。デル・トロ監督がまさに今感じている危機感を反映させたキャラクターであることは間違いありません。
そして、ここで描かれていることは世界が抱える問題であり、日本に住む私達にとってもとてもみじかな問題なのです。
公開された当初から観たくて仕方がなかったのですが、先日やっと観ることができました。みた感想は、、、。
陸上でも水中でもずっと、水の中で撮影しているような独特の柔らかさがある映画でした。
1960年代あたりの時代設定と展開からは、60年代に抱えていた問題が今、また改めて大問題になっていることが示されているようで、監督の現代社会に対する危機感が痛いほど伝わるものである一方で、主人公たちの無垢なやりとり、心の通わせ方の描写が素敵だし、ギレルモ・デル・トロ監督作に共通する、夢と現の境界の曖昧さや、それにより示される光が心を温めてくれるような映画でした。素敵な映画。最高です。
私にとってはめちゃくちゃに大切な映画になりそうです。
ジャンル映画だと肩肘張らずにぜひ映画館で観てみて下さい!
ほたる