なつやすみのにっきにしては

ごきげんよう。夏休みを満喫しているあやめでございます。

こちらはやっとこさ課題に解放され、マア今度は就活に追われることになりましたが、なんとかたのしげにやっているところであります。みなさまいかがお過ごしでしょうか。打ち水してかき氷食べて、足をたらいに入った氷水にひたし、扇風機の前で「あ゛~~~」とか言いながら風鈴の声を聴く、などという風流な生活ができる程度の暑さならよかったのですが、残念ながら関東山地に入っているような我が家も、酷暑から逃げられる訳もなく、冷房の効いた部屋から出られずにおります。でも、せっかくの太陽をいかさない手はなく、布団を干したり掃除をしたり、洗濯物を何度も干したり、せっせこ働くこともありまして、汗びしょになりながら、目をバッテンにする日もございます。

それから、アルバイトを一生懸命にやっているところであります。そんなにたくさんシフトに入れているわけではないのですが、あんまり上達せず、というかあんまり気性にあっているところではない職場であるようで、なかなかなじめずにおります。おやア?と思っているのですが、はじめてしまったので、もうすこしやってみようか、と、こちらも目をバッテンにしております。そんなアルバイトで出会った人々は私ととことん趣味が?志向が?思想が?……上手に表現できませんが、なにかがおおきく違っていて、話すたびいちいちカルチャーショックをうけております。そう思っていたら、むこうもどうやらそうらしく、「あやめさんってめっちゃおもしろいよね」といわれてしまい(おもしろいことはなにひとつ言っていないので、その方はあるいは「滑稽」と表現したかったのかもしれません)、「?」となったり、その帰り道に、たしかに私はヘンな日本語の選び方をしているかも知れないな……?と思ったり、今後このヘンな選び方をするクセは人(交友関係)にどんな影響を与えるのだろうか……?(壮大)と思ったり、私は面白くて、かつ適切でExactlyなチョイスをしていると思っていたけれど、伝わっていないならそうでもないのか……?と思ったり、わたしってやっぱりハズレなのかな、としょんぼりしたりしました。わたしはどうやら、この「はずれ」ている感覚と一生付き合うようです。しょんぼり。

さて余談ですが、先日日本女子大学文学部日本文学科(大学院文学研究科日本文学専攻)の公式X(旧Twitter)で宣伝されていた「太宰治ワークショップ」なるものに、実は私も勇んで参加いたしておりました(こちらに関してはまどかさんの8月8日分のブログに詳しいです、勝手に登場させたまどかさんすみません)。ただ、私は太宰治に深い造形があるわけでも、(それこそたとえばまどかさんほど)熱意!!があったわけでもなく、(舐めた態度で)でかけて行ったために、あまり有用なお話をすることはできませんでしたが、参加されたみなさまは、どのかたもとても博識でらして、とても勉強になりました。へえ、太宰治ってそんなことになってるんだ……?とおもって、びっくりしてかえってきました。一応「文豪ストレイドッグス」は読んだことがあったのですがネ。私の造詣が浅かった。さておき、このワークショップは、ほんとうにおもしろかったのでみなさまにもぜひ議事録などをチェックしてみてほしいな、とおもいました。ただし今年の分はまだ公開されていないので、もう少々お待ちください。余談、宣伝?でした。日文の公式ブログ部なのでね……とドキドキしながら言ってみました。

本当に余談ですが、上記のイベントでそんなまどかさんとお話しすることもできました。意外にもブログ部員のなかまを大学内でお見掛けすることがなく(お会いしていても私の視界が狭く、気づいていないだけなのかも知れませんが……その場合はシンプルに私がご無礼を働いているのでお詫びいたしますが……)とても嬉しかったのでここに記しておきます。まどかさん、お話ししてくださってありがとうございました、と、今回は何度も登場させてしまいまして、ごめんなさい、の気持ちと共に間接的に申し上げておきます。みてるのかな……

あこがれはオレンジ色をしている

家具屋があった。

通学路の道路を挟んで向こう側にある。

3年間通ったこの通学路の向こう側に、臆病者の私は行ったことがない。大したことではないのに、向こう側に行けないでいる。

その家具屋の照明がオレンジ色をしている。

彼女はしかし、道を渡って向こう側に行こうとしない。効率主義の彼女は寄り道ができない。あるいは「寄り道」ではなく、「常」から外れることこそが嫌なのかも知れない。

家具屋はそんなことを知らない。いつもオレンジ色の照明をつけて、(彼女の目には)ひっそり営業している(ようにみえた)。そこに、えもいわれぬ憧れがあった。

彼女の友人に、横澤というのがいた。横澤は目が悪く、ビン底眼鏡をかけていた。コンタクトレンズはポリシーに反するからつけないらしかった。そういう「我」がおもしろくて、彼女は横澤に惹かれていった。荷物はいつもパンパンで、そのパンパンのカバンからなんでもでてきた。絆創膏、修正テープは序の口で、ウェットティッシュ、マスク、ホチキス、替えの靴下などがあることを、すでに彼女は見て確認している。なんでも入っていた。出して、と頼めばエプロンとかも出てくるだろう。しらんけど。

横澤はいつもオレンジか黄色を着ていた。彼女はファッションやら流行やらはからきしだが、横澤は(流行かどうかはさておき)好きなファッションの系統がハッキリしていて、それが妙に似合う人であった。それが、オレンジか黄色だった。時々赤も着た。彼女はそれがすごいのかなんなのかもわからず、似合っているんだろうな、と思った。ギラギラの黄色ではなくて、見るとホッとするような黄色だった。それは横澤そのものでもあるように思えた。なぜなら横澤は、いつもパッと花が咲くように笑うからだ。彼女は無愛想で有名だったが、横澤はビン底眼鏡でも人気者だった。ビンぞこメガネはなにも悪くないのだと知った。彼女もまた、目が悪く、ビン底メガネである。

さて、彼女には趣味がない。仕方ないから暇を持て余すと、チミチミ将来について考える。腹の足しにもならないのに、と思いながら、妄想を膨らませて、脳みそが四角四面に整理されたら、満足して思考をとめる。図書館に朝1番に行って、気が済むまで思考をガサゴソ、ああでもない、こうでもない、として、気がついたらもう閉館時間だったこともある。横澤は、とりあえず動くタイプなので、彼女をみて、「うへぇ」と言った。ちなみに横澤は多趣味なので、そんな暇は持ち合わせていない様子だった。

繊細についての一考

葉っぱの上に水滴が乗っているのをみて、ただの朝露にすぎないのだけれど、やっぱり、葉っぱから液体が溶け出したように見えてしまい、全然そんなわけがなくて、1人でがっかりしてしまう。目に鮮やかな緑色をしたその葉は多分私よりずっと若くて強い。その上にのった水滴だから、それをのんだら若返るのかも、などと思い、いや、お腹を壊しておわるか、と思い直す。だから、何というワケではない。ただ、この、お腹を壊すだろうな、という考えが先に出るようになったら、おとなになったということなんだろうな、と思う。今の私は、つまらない事実ひとつひとつに丁寧に反応する柔なんだろうか。はやくつよくなりたい。もっと水分が抜けてほしい。はやくおとなになりたい。

なんだかんだの予定が出来て、私は割と長期休暇中も大学に行くことがある。長期休暇中にわざわざ大学に来る人はやはり稀と見え、建物のワンフロア貸し切り状態のこともよくある。誰もいない杏彩館。とてもスッキリした気持ちになる。そういえば、私は昔から、誰もいない教室が好きだったな、と思い出す。小学生時代は学級委員みたいなものになりやすかった私が、もろもろの仕事を終え、遅くなってから教室に戻った時の、あの満足感とか、高校生時代の、体調不良のなか、出席数の関係で今日はどうしても来なければならない、と(しぶしぶ)登校するも、今は移動教室の授業中で、教室(クラスルーム?ホームルーム?)には誰もいなかったときの、あの安心感とか、ひとりで何か考え事をするのが好きな内気な気性が、この気持ちを生んでいるのかな、と思う。逆に申し上げれば、普段、人がたくさんいる教室みたいなところは、大の苦手という事である。特に大学は、制服みたいなものももちろん無く、色とりどりな人々が、いろんなお話を、一堂に会してしているので、匂い・色・音があふれかえっている、といえる。刺激が強い、というと、かえって私の「繊細さ」が強調されるようで、それは不本意だから、情報が多い、と表現しようと思う。さっき葉っぱと朝露だけであれだけ感動できるのをお伝えしたところだから、あなたならきっと、私の弱さ・つまらなさ・取るに足らない様子が、ありありとわかっているだろうから、確かに情報量が増えれば増えるほど私にとっては息苦しいのが、理解できると思う。若さ、と、それだけで片付くことだろうか。私が悪いのか。

そこまで考えて、杏彩館に人が入って来たので、しょんぼりしながら、ここにはもう居られないな、とおもい、荷物をまとめた。

たとえ話

たとえ話が昔から得意だ。というのも、誰かに説明をするときに何かに例えることが多く、しかもそれがなかなか好評だったから、ああ、たとえ話がうまいのか、と判断したに至る。

たしか高校時代の化学の授業中に、「mol」とかいうヤツにであったとおもう。そいつがなかなか難解な奴で、教室はおののきの声で満ちていたように覚えている。重さは違うけどこれも1mol?1molのこれと2molのこれが反応してできたのが1mol?どういうこと????というような混乱があったような記憶がある、が、いかんせん五月雨登校の不真面目学生であったから、確かなことは覚えていないし、全く間違えている可能性すらある。ただ、これに対して、1個の飴ちゃんを2枚の包装紙で(丁寧に)包装している、1つの商品(飴)ということなんじゃない?とか適当を申し上げたところ、困っていたその方が賢かったおかげで、私の適当を聞いて10を知ったと見え、「おおなるほど」、と腑に落ちた様子になっていたことはしっかり覚えている。自意識の塊である私には「ほめられた」とか「評価された」とかが一大事件なので、そんなことばかりはしっかりちゃっかり覚えている。

さて、つっかけをズルズルやって、ダラダラ歩いていると、雨が降ってきた。春雨じゃあ、濡れていこう、というのもさすがに気取りすぎなので、なにか別な言い方がないものか、と考えている。懐手をして。していない。

いい映画館とは 東京編

こんにちは、さくらです。

8月13日から「THE FIRST SLAMDUNK」の復活上映が始まりました。9月1日までの約3週間、また映画館で見れると思うとルンルンで足を運んでしまいます。

去年の8月31日に上映終了をしてから既にDVDも出ていますし、Netflixでは配信もされています。ちなみに私はDVDも持ってますし、「THE FIRST SLAMDUNK」のためにNetflixも契約しました。

それでも尚、この映画は映画館で見たい!と吸い寄せられるような引力があるんですよ。

今回は夏休み中ということもありまして、きっと「THE FIRST SLAMDUNK」でなくても映画館で映画を見る方が多いと思いますので、私おすすめの映画館を紹介していきます!

【東京】

・グランドシネマサンシャイン池袋(IMAX)

池袋駅東口 徒歩6分

TOHOシネマズ池袋の近くにある映画館です。商業施設の中に入っているのですが、そのうち4階~12階までが映画館。

私がオススメするのは12階にあるIMAXレーザーの付いたシアターです!

IMAXを備えている映画館は沢山ありますが、この映画館のスクリーンは人一倍大きいんです。また特徴としては、中央列に並んだプレミアムシート(少しゆったりと座れるシート)の他に最前列にフラットシートという、寝ながら映画を見れるシートがあることです。

フラットシートは追加料金無しなので私も一度挑戦してみたことがありますが、目の前がスクリーンで覆われるため、IMAXにおいて重要な臨場感や没入感を余すことなく味わうことが出来ます。

・TOHOシネマズ池袋(轟音)

池袋駅東口 徒歩6分

続いてのオススメはTOHOシネマズの「轟音シアター」です。このシアターの特徴は名前の通り、とにかく音が大きい!!迫力のある映画を見るなら持ってこいのシアターです。

しかし劇中の静かなシーンでは、通常の音量になりますし、うるさ過ぎるということもありません。普段の映画館より強調された強と弱を体感出来るイメージです。

私のオススメは是非前の方の座席に座って頂くこと!

轟音シアターは轟音用スピーカーが前に設置してあります。ですから前に座った方がより迫力を体験することが出来ます。「THE FIRST SLAMDUNK」では主人公の心臓の音が聞こえてくるシーンがあるのですが、それが座席から聞こえてくるのではないかと錯覚するほどの大きさです!私も数ある映画館の中でかなり好きなシアターです。

また今回は池袋を上げてますが、私が行ったことあるのが池袋というだけで、轟音シアター自体はすすきの、上野、立川立飛、なんば、セブンパーク天美、ららぽーと門真、ららぽーと福岡に設置されています。

よければお近くの劇場で体験してみてください!

・新宿バルト9(DolbyCinema)

新宿三丁目駅 徒歩1分

「Dolby Atoms」音響に対応した映画を見るなら絶対ここ!

まず、「Dolby Atoms」と「Dolby Cinema」についてはご紹介させて頂きます。

「Dolby Atoms」

これまでにないリアルなサウンドでシアター館内を満たし、縦横無尽に空間内を移動させることで、今まで体験したことが無いような没入感を味わうことができます。

「Dolby Cinema」

映像と音響のパワフルな技術に、卓越したシアターデザインが組み合わせられることにより、映画館を最高に魅力的なシネマ体験をお届けする空間へと変えます。

(引用元:https://tjoy.jp/shinjuku_wald9/facilities)

簡単にご説明すると、ドルビーアトモスはシアター全体を包み込むような立体感のある音響を体験することができ、ドルビーシネマはさらにスクリーンに映し出される映像の色の鮮明さや細さが加えられたシアターです。

この劇場で本編が始まる前にドルビーシネマの機能説明があるのですが、そこで見ることの出来る「これは本物の黒ではありません」を是非体験して頂きたいです。

映画館に通うようになってからシアターの機能説明?というのでしょうか。いかに音質や映像美が優れているかを本編上映前に体験できる時間があるのですが、それにとても詳しくなりました。

ちなみにIMAXの「針が落ちる小さな音も……チィーン……、ジェット機の大轟音も……ゴゴゴゴゴゴゴ」も大好きです。(細かすぎて伝わらないモノマネ選手権)

話を戻しますと、このシアターではスクリーンの陰影がよりはっきりしており、今まで気付けなかった細部の描写を見ることが出来ます。

また音が本当に良くて……っ!!

先程の轟音は大きい音重視で見たい時用なのですが、このドルビーアトモスは本当に立体的で自分自身が試合会場で応援しているような臨場感を味わえます。小さい音も大きな音もちょうどいいバランスで聞こえてきます。

私が「THE FIRST SLAMDUNK」を初めて見る方にオススメしているシアターです。

・ユナイテッド・シネマお台場(爆音上映)

東京テレポート駅 徒歩10分

実はこれからオススメする爆音上映はいつも見れるものでは無いんです。1年のうち数日間、爆音上映期間があり選ばれた作品のみが爆音で上映されます。

私は確か去年の6月に見に行った気がします。

爆音は名前の通り、轟音と同じように大きな音で映画を体験出来ます。

少し違うのは爆音上映ではライブ用の音響システムを使い大音響の中で映画を見・聴く試み、となっているところです。音響がライブ用なので劇中の挿入歌などがより鮮明に聞こえてきます。「THE FIRST SLAMDUNK」も挿入歌には様々なこだわりがあるのですが、それが一番鮮明に聞けたなと思ったのはこの劇場でした。

左右の壁から音が出ているので、音をしっかり聞きたい方は壁側に座るのもオススメですね。

ただ音はものすごく大きくなるので、大きな音で疲れてしまう方は避けた方がいいかもしれません!

・109シネマズプレミアム新宿(DolbyAtoms)

新宿駅 徒歩7分

実はまだ行ったことないのですが、絶対に行きたい高級映画館です!

一般でも4500円の席と6500円の席しかなく、映画館で隣人ガチャを外したくない!絶対にいい環境で見たい!という方にオススメです。

シアター自体も狭く、少人数で見ることが出来ます。

また映画を見る方専用のラウンジがあり、クラスSの席を高級された方は上映前、上映後にラウンジでドリンクを飲むことが出来ます。

今回は東京の映画館だけご紹介させて頂きましたが、神奈川や千葉、埼玉にもオススメの映画館があるのでまたいつかご紹介させて頂きます!

是非みなさんもお気に入りの映画館を見つけてみてください。

絵本の中のデザート

 こんにちは、あかりです。突然ですが皆さん、絵本は好きですか?私は幼いころ絵本が大好きで、家で一番大きい本棚の半分近くが絵本に占領されている程でした。昔よりは少なくなりましたが、我が家には今でも絵本が沢山本棚にあって時々読み返したくなります。学校の図書室や地元の図書館でも、昔は絵本ばっかり借りていました。

 絵本の中には美味しそうなお料理が出てくる作品も沢山あります。有名なものだと『ぐりとぐら』に出てくる巨大なカステラ。ぐりとぐらの体よりも大きいフライパンでふんわりと焼かれたカステラは一度でいいから食べてみたいと読み返す度に思っていました。絶対に一人では食べきれませんが。でも暑いこの時期にはカステラよりもひんやりしたスイーツが食べたくなります。というわけで、絵本で読んでからずっと食べてみたかった夏のデザートを作ってみることにしました。

『300年まえから伝わるとびきりおいしいデザート』文:エミリー・ジェンキンズ 絵:ソフィー・ブラッコール 訳:横山和江(あすなろ書房2016/5/1)

 今回作ったのは『300年まえから伝わるとびきりおいしいデザート』という絵本に出てくるデザートで、名前はブラックベリーフールといいます。潰したブラックベリーとホイップクリームを混ぜて作るデザートで、要は古のフルーチェです。ブラックベリーがなくても、ブルーベリーなどで作れます。

 せっかくなので、絵本の内容も少し紹介します。物語は18世紀のイギリスから始まり、19世紀、20世紀と時代を経て現代のアメリカまで続いていきます。話はとある親子がブラックベリーフールを作り、夕食のデザートとして出すというだけなのですが、調理器具や入手方法などに時代の変化が感じられてとても面白いんです。例えば、現代ではホイップクリームを泡立てるときはハンドミキサーが一般的ですが、300年前は小枝を束ねたものを使って泡立てていました。所要時間なんと15分。絵本の表紙の女性が持っているのが小枝を束ねた自作泡だて器です。こんなもので15分もかけて泡立てていたなんてそれだけで疲れそうですが、約100年後には金属製の泡だて器が登場します。技術の進歩がすごい。それでもホイップクリームが出来上がるまで10分はかかったそうです。ブラックベリーも、2,300年前までは野原や畑まで摘みに行ってました。ですが、どの時代でもブラックベリーフールを食べたときの子どもの反応は変わりません。ブラックベリーフールが入っていたボウルをこっそり舐める素敵な後片付けは子どもにとって至福の時間。時代を超えて愛されるデザートって何だか素敵ですよね。

 さて、そんなブラックベリーフールを作るにあたり、まずするべきは材料の調達。レシピは絵本の最後に書いてあったので、それを参考にしました。用意するのはブラックベリー、生クリーム(脂肪分36%以上)、グラニュー糖、バニラエッセンスですが、家にバニラエッセンスはなかったので今回は省きました。買っても良かったのですが、2,3滴しか使わないのでこの程度の量なら別になくてもいいでしょと思い入れるのはやめました。何より余るのが確定してるのが嫌です。別に普段からお菓子作りしているわけではないので。実際、なくても普通に美味しく出来上がりました。あとはブラックベリーと生クリーム、グラニュー糖ですが、グラニュー糖は家にあったのでそれ以外を買いに行くことに。

 ところがここで問題発生。近所のスーパーに探しに行ったらブラックベリーがない!生クリームはあっても肝心のベリーがいない!青果コーナーを3周くらいしましたがあるのはブルーベリーのみ。いえ、ブルーベリーでも作れはしますが何が何でもブラックベリーを入れたかった私は冷凍のミックスベリー(苺、ブルーベリー、ブラックベリーの3種)を入手。やった~これでブラックベリーフールできるぞ~!と思いきや、家に帰って開封すると柿の種に入っているピーナッツ程度の割合しかブラックベリーがいないことが発覚。仕方ないので結局ブルーベリーも入れました。

 さて、まずはベリーを潰さなければいけないのですが、ミキサーの在り処がわからなかった私は18世紀スタイルで地道に液状になるまで潰しにいく羽目に。買ったのが冷凍ベリーということもあり、固くて中々潰れず、30分くらいかけて液状にしてザルでこしました。ミキサーの場所を知らなかった自分が悪いのですが、正直この作業が一番辛かったです。これ全部手動で解決してた18世紀の人すごい。真夏のキッチンに扇風機を置く場所などなく、汗をだくだく流しながらひたすら潰して、グラニュー糖と混ぜ合わせました。流石にしんどかったので生クリームは文明の利器ことハンドミキサー君に泡立ててもらいました。しかし、我が家のハンドミキサー君、威力がやばい。そこかしこに生クリームが飛び散る事態となりました。飛び散った量自体は微々たるものでしたが、少し勿体なかったです。

 そんなこんなでブラックベリーとホイップを混ぜ合わせたものがこちらになります。

 そして数時間冷蔵庫で冷やし固めて、完成したものがこちらになります。

 本当はもっと作る過程で写真を撮ろうと思っていたのですが、ベリーを潰すのに必死すぎて忘れてました。味は砂糖を入れた割にそこまで甘みは強くありませんでした。どちらかというと、ブラックベリー(半分以上ブルーベリー)の甘酸っぱさがホイップで引き立てれているという感じでした。300年前のデザートなのに、現代まで残っているのも納得の美味しさです。

 さて、そろそろ書くのに疲れたので、今回はここまで。美味しかったので皆さんも是非作ってみてください。それではまた。

「勉強する」って楽しいんですよ!

皆さんこんにちは。みちこです。

今回は、最近思い始めてきた、「勉強って本来楽しくあるべきでは?」というテーマについてお話していこうと思います。

私は今本学の日本文学科で、主に日本文学について学んでいるわけなんですが、今とても楽しんですよね。

自分の好きなことを学ぶことが出来ているということももちろんあると思いますが、私はそれだけではないような気がしてきました。

なので今回は自分の疑問に自分で答えを出していこうといういわば禅問答のようなブログとなっております。

てか、今まで私が書いてきたブログの中に、禅問答じゃないブログがあったでしょうか。

その答えは皆さまの中にしまっておくこととしましょう。

さて。では、はじめて参りましょう。

勉強って、本来楽しいものであるべきでは?という疑問に私はイエスと自信をもって答えたいです。

いつぞやかに話したかも知れませんが、小さい頃のことを思い出してみてください。

小さい頃、色んな遊びをしませんでしたか?

かくれんぼ、鬼ごっこ、砂遊び、サッカー…

外遊びだけじゃありません。おままごとや人形あそび、絵を描いたりなど…

その中で皆さん独自の遊び方を編み出して遊んだりしていませんでしたか?

こういう、独自の遊び方を編み出す行為って、既存のものに手を加えることでさらに面白く楽しく遊びたい!って思いから生まれたものだと思うんですよね。

こういうことを「勉強」と言ってしまうと少し堅苦しいかも知れませんので、「学習」と言いましょうか。

実は、「勉強」ってこれ(「学習」)と同じようなことを、対象を変えてやっているだけなんですよね。本来なら。

何かしらの方法で新しい知識を知ること、そしてそれを自分がより楽しいと思えるように創意工夫して、自分の中で楽しむ。

だから勉強って、本来もっと単純で、純粋な思いの下に生まれている行為なはずなんです。

私は小さい頃から受験、受験と言われ続けて生きてきてしまったため、この当たり前だけど大事な感情を忘れてしまっていたんですよね…。

ただただ問題を与えられて、それを解いていくだけの苦しい時間…。

勉強なんて問題を解けなかったら苦行に早変わりです。

中学・高校に至るまで、私はずっと「勉強は苦行だ…」と思って生きてきました。

しかし大学に入ってから、私のその概念は早くも覆されることとなりました。

ーーー大学の課題やら何やらが「楽しくて」仕方がないんです。

こないだもレポート課題がなどと言ってひーふー言っており、結局5週間ずっと何かしらの課題に追われて最終的に課題だけで合計で約2万文字程度書いております。

そんな生活を続けている中にも、楽しみなレポート課題・力を入れようと思った課題・書くことがすらすらを浮かんできてしまう課題などは書いていて本当に楽しかったです。

一種の息抜きみたいになっていましたね。

課題すら息抜きと私の口からそんな言葉が出てくる人生が来るとは思いませんでしたけども、これが現実です。

こんなつらい思いをしてまでもなお、「楽しい」と思えるようになったんですよね。

では高校以前の私と今の私とでは何が違うのか。

一番大きいのは、授業内で「新たな視点」を得るということだと思います。

高校以前の授業に、あまり「新たな視点を得る」授業ってないと思うんですけど、大学ではそんなものばかりです。

今まで信じ込んでいた常識から一歩先をいったような新たな視点・新たな理解・新たな解釈が生まれていくんです。そのおかげで今私は当初興味なんてほとんどなかった平安文学への興味の扉を開けることと相なるわけですが、その話は置いておいて。

その「新たな視点」というものを得ると、勉強って限りなく楽しいものになるんですよね。まるで自分の世界が広くなったような、そんな錯覚さえ覚えるようになります。

で、大事なのはここからです。

「新たな視点」ってどのようなところから生まれるんだと思いますか?

ーーー答えは、「自分が主体となって学ぶ事」。これに尽きます。

大学の授業に出ていても、ただそこに座って教授の話をふ~んと聞いているだけじゃ意味がないんです。

そこにちゃんと自分がいるかいないか、というのは本当に大事なことなんです。

だってそうしないと、自分の今まで持っている知識と今聞いている話をどうやって結び付けられるでしょう。

このようなことに気づいてから、私は勉強というものが途端に楽しく思えるようになりました。

私は現在、車の免許を取得するために教習所に通っているのですが、そこで道路標識や道路表示などという存在を学びました。

それを学んでから、街の至る所にある標識や表示を意識して見るようになったんです。

これって、この知識を自分で主体的に学んでいなければ気づきもしないことだし、一生注意の向かないところだったと思うんですよね…。

こう考えると、「学ぶ」というのはただ単に「知識を得る」だけじゃなくて、「自分の世界や視野を広げる、新たな視点を獲得する」ということにつながってくるのではないかと思いました。

そしてね、勉強って実は椅子に座って知識を覚えることだけが勉強じゃないんですよね。

それをバイトから学んだよ~という話は既にしているので、まだ読んでないよ~という方は、よろしければ以下のリンクから読んでみてください。

https://mcm-www.jwu.ac.jp/~nichibun/blog/index.php/author/namekata/

ここの7/7の投稿がそれに該当します。

なのでね、勉強する能力って、全然学生までで完結することじゃないんですよね。

大人になっても学習する能力って使いますし、むしろ大人になってからの方が使う場面が多くなるかもしれません(笑)

でもそんなこと言ったって目の前の勉強は辛い~という高校生以下の学生さんもいらっしゃるかもしれません。

そうですよね、辛いですよね。お気持ち、お察しします。

できないものを延々とやり続けるのって、すごくストレスのかかることですよね…。

でも、そういう時は少し視点を変えてみてください。

例えば基本事項。

英語なら文法。数学なら公式など、各科目に「常識みたいにされてるけどよく意味も分からず覚えてること」ってありませんか?

そういうのって、なんでそんなことになってるんでしょうね。

こういう「なぜ?」を勉強に取り入れていくと、少し違った景色が見えてくるかも知れませんね。

ちなみにこの方法を取り入れたことで、苦手だった英語の文法が少し楽しいものになった、という経験を私は持っています。

さて、ここいらにしておきましょう。

勉強とは、知識を得て、それを活用することで新たな視点を得て、それで世界の見え方が変わるから面白いんだ、そしてそれは普段常識であると思うことこそ改めて問うてみると何かまた面白いものが見えるかも知れませんね、という話をしてきました。

相変わらず見切り発車で書いているこのブログは、なんと50分程度で書き上げたものになります。

ヤバいですね、私。自己主張強すぎて死にたくなる時は間々あります。

というわけで、今回はこれまで。

次回は…いよいよ19歳ラストの更新となるので、少し早いですが、19年の人生の振り返りと、20年目に向けた抱負を綴るなどしましょうかね…。

どうせまた見切り発車(以下略)

それでは、失礼いたします。

グリーティング

こんにちは、ゆきほです🍵

出かけようと外に出た際、玄関先の目に見える範囲に蝉が落ちていないかを必死でキョロキョロ確認していたら郵便配達のおじさんに一部始終を見られていて若干恥ずかしい思いをしました。

根拠は特にありませんが、最近我が家の玄関先が蝉の最期の地として選ばれていることが多いような気がして。ぼんやりしている時に限ってドアを開けた瞬間に足下の蝉とご対面状態になり、毎回絶叫をかみ殺しています。

蝉、なんか怖いです。何が怖いのか知りたくて敢えてガン見してみたこともありますが、何が私を怖がらせているのか全く分からないです。

ニコニコしながら配達物を手に持ち「ポストに入れときますね~」と言ってくれた配達のおじさんに「あっ、ありがとうございま~す」とニコニコ言いながら、何事もなかったかのように日傘を開いて歩き出し、リカバリーを試みました。

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この夏休み、私たち4年生は誰が何と言おうと卒論を進めないといけません。

私や、私の友人の話を聞いている限りでは、多くのゼミで夏休み明けに卒論のちょうど半分くらいである12000字を提出することとなっており、みんなでちょっと焦っているという状況です。

かく言う私はというと、この夏休みの「楽しみ」のほとんどを7月末~8月序盤に詰め込んでしまった関係で燃え尽きており、卒論をやらなきゃいけないという気持ちとダラダラしたいという気持ちが大乱闘を繰り広げ、後者が若干勝っています(このブログも「卒論進めよう!」と思って机に向かったのにやる気が出なかったため、担当日まで若干余裕がありますが先に書いています)

約4ヶ月後には卒論を出し終わっているという状況に全く気持ちが追いついていませんが、もう書くしかないのです。でもどうにもこうにもやる気が出ない日もある。どうしたらいいんだろう……!!

そんな悩める私は、先生でも友達でも家族でもない、ある方に応援を依頼しました。

***

先日、私と同じく卒論に若干のヤバさを感じている友人と共に、サンリオピューロランドに行ってきました。

いやピューロじゃなくて図書館に行けよ!!!という感じですよね。でも友人が会いたかったキャラクターのお誕生日との兼ね合いで、その日に行くと昨年からずっと決めていたからしょうがないんです。

残念ながらそのキャラクターとは整理券が取れなくて会えませんでしたが(来年にでもリベンジします)、私たちはめげずにサンリオタウン2階にあるレディキティハウスへ向かいました。
目的はただ1つ。レディキティハウスにいるハローキティに卒論執筆の応援をしてもらうためです。

みなさんご存じの通り、ハローキティは身長がりんご5個分、体重がりんご3個分であることでも有名な日本を代表するキャラクターです。デビューが1974年なので、今年でなんと50周年を迎えました。

どんなにやる気が出なくても、キティちゃんに応援してもらえれば元気に卒論を書くことができるはず。そんな他力本願な考えのもと、私たちはレディキティハウスを進み、いよいよ壁一枚挟んで向こうにキティちゃんがいる部屋までやってきました。

生キティちゃんに大盛り上がりする他のお客さんの声を聞き、『えっ、これ本当にこんな謎のお願いをしてもいい場なのかな?』と若干日和ってきましたが、でもキティちゃんに応援してもらったという事実があれば私はこれからもっと頑張れるんだ……!と覚悟を決めたあたりで、ついに私たちの番が来ました。

レディキティハウスに行ったことがある方はご存じかと思いますが、キティちゃんとのグリーティングでは、人+キティちゃんの写真をピューロランドのカメラに撮ってもらう(写真は別途購入することになる)か、キティちゃんのみを自分のカメラで撮るか、どちらかを選ぶことができるんですね。私たちはスマホで撮りたかったためキティちゃんのみを撮影することにしました。

受付のお姉さんにもその旨を伝え、いよいよキティちゃんとのご対面です。

壁の向こうに行くと、キティちゃんが手を振って迎え入れてくれます。
それがもうかわいくてかわいくて!!!(かわいすぎるあまり撮影を忘れていました)

私たちも「わ~~!キティちゃんだ~~!」みたいな感じでキティちゃんの方に行くと、『どんなポーズがいい?』というようなことをジェスチャーで聞かれました。これはめちゃくちゃ頼みやすいぞ……!?と思いつつ、ついにあのお願いを本人に直接伝えます。

「あのね、私たち、卒論を書かなくちゃいけなくて……」

キティちゃんは、えっ?と聞き返すような仕草をしました。そりゃそうです。ハローキティも「卒論」なんて単語に聞き馴染みがあるわけないですから。

「大学の卒業論文を書かなくちゃいけないから、キティちゃんに応援してほしいの!」

ええ!?というリアクションをするキティちゃん。私でもそんなこと頼まれたらびっくりしますよ。

でもキティちゃんはすぐに私たちの状況を悟り(?)、応援してくれました。

きっとこれを読んでいる方の中にも卒論に悩む4年生がいると思うので、お裾分けしますね。卒論執筆を応援するキティちゃんです。ただの「応援するキティちゃん」なのではなく、卒論の執筆を応援しているというところが重要です。

そしてこっちは卒論を書いているキティちゃんです。

ファンサがすごすぎてこれは頑張れる……!!!
最後にそれぞれハグしてもらい、超超超元気とやる気をもらい、私たちはレディキティハウスを後にしました。何なら帰り際に受付のお姉さんにも応援してもらいました。

その後、調子に乗ってウィッシュミーメルちゃんにも同じことを頼んで応援してもらったこともお伝えして、本日は終わりにしようかなと思います(メルちゃんとの写真は私たちもガッツリ映っているので載せられません……)

ではまた!

風邪っぴき帰省

皆さん、こんにちは!

ただいま静岡の実家に帰省中のももこです。

8月に入って10日ほど経ちましたが、皆さんいかがお過ごしですか?

私は帰省早々、夏風邪をこじらせてしましました(泣)。症状としましては、のどの痛み、鼻水、咳、発熱です。「絶対にコロナだぁ~」と思い、自宅でコロナの自主検査をしても陰性だったので、夏風邪ということにしておきます。

コロナ禍に上京してから早2年半…。ここまでコロナに罹っていないのは奇跡かもしれません(ただ単に家に引きこもっていたからかもしれませんが…)。我が家では私がコロナに罹らないことが、もはや伝説のように語られていたのですが、体調が悪く、熱があると分かってすぐに、そそくさとマスクをし出した父を見て、その伝説はもう語り継がれないだろうなぁと予感してしまいました(結果的に陰性だったけど…)。

検査キットの判定ラインがぼんやりと浮かんでくる瞬間は、最近は忘れかけていた、未知のウイルスに危機感と恐怖感を抱いていた数年前の日々が、一気によみがえってくるようでした。気を緩めてはいけませんね…。

そして、唾液を採取するのではなく、鼻をグリグリして検査するタイプのキットは、何気にめっちゃ痛い!自分で鼻に綿棒を突っ込まなければならないのも怖い!風邪って本当にいいことない!…と、久しぶりに実感したのでした。ちなみにこの夏風邪、まだまだ長引きそうです。ふぅ。

最近は、コロナだけでなく、マイコプラズマなどの様々な感染症が流行していると聞きます。皆さんも体調を崩されないよう、十分お気を付けくださいね。

というわけで、このブログは、風邪っぴきのももこが隔離された和室からお送りしています。

どこかに行くこともできず、部屋にこもっておりますので、皆さんの夏休みの思い出とは比べ物にならないくらい規模の小さい(ありんこサイズの)話ではありますが、どうぞお付き合いください。

このところ身体は不調ですが、私を取り巻く環境はパラダイス状態です(笑)。この部屋、というか私の布団まわりには今必要なものが全てそろっています。保冷材に冷えピタ、ティッシュに体温計、ポカリスエットにのど飴(甘いやつ♡)、のど飴とは違うちょっとした甘味♡(甘いものは大事なので2度言いました)、そして何より、Netflix!

ネトフリに登録したのは8月の初め頃…。期末課題を終えたご褒美として、以前から入りたいと思っていた動画配信サービスに登録しました!ネトフリの他にも、U-NEXTやAmazonプライムビデオ、Huluなどのサブスクも考えていたのですが、Netflixはオリジナル作品が豊富でその評判も良かったので、「ん~種類がいっぱいあって分からない!もうネトフリにしちゃえ!えいっ!」と、なかば勢いで入会してしまったのです(笑)。

ネトフリはドラマや映画好きにとっては、まるで天国のような場所…。膨大な量の作品を視聴できますし、ダウンロードすればいつでもどこでも手軽に楽しむことができます。正直、もっと早く入ればよかった…!と、ちょっと後悔しています。

絶賛風邪引き中の私が視聴しているのは、「アンナチュラル」と「WEDNESDAY(ウェンズデー)」です。

「アンナチュラル」は言わずと知れた名作ドラマですよね。テレビで放送されていたのは2018年なので「ハマるの遅すぎでしょ!」と、つっこまれちゃいそう(笑)。なかでも、中堂先生を演じている井浦新さんの沼にハマっています。無造作な髪型やぶっきらぼうな態度を身近な人がしていたらもちろん嫌ですけど、井浦新さんがしていると「きゃー!ステキ!」と乙女心をわしづかみにされてしまいます(私は比較的に年齢層が高めの方を推す傾向にあります)。

8月21日に公開される映画「ラストマイル」には、シェアードユニバースとして「アンナチュラル」に出演していた面々も登場するようです。「ラストマイル」を鑑賞するために、しっかり「アンナチュラル」を見て予習しておかなければ…!そして、早く体調を治して、井浦新さん演じる中堂先生の勇姿を見に行かなくては…!

「WEDNESDAY(ウェンズデー)」は、アダムズファミリーの長女ウェンズデーを主人公に据えたアメリカのドラマです。監督は映画「シザーハンズ」で有名なティム・バートン。物語は、ウェンズデーがのけ者たちの学校で学園生活を送りながら、殺人事件を捜査する形で展開していきます。ハラハラしてしまうホラーな場面あり、ちょっとしたロマンスありの絶妙なバランスが心地いいドラマです。そして何より、ウェンズデーの皮肉がきいたブラックジョークが冴えわたっているのが見どころで、鋭いツッコミにこちらまでもが「ぐわっ」と切り刻まれそうになります(笑)。

恥ずかしながら、私は中学校の英語の授業で曜日の綴りを習って以来、「Wednesday(水曜日)」と書くときは、「ウェドネスデイ」と心の中で呟きながら手を動かしていたのですが、このドラマのおかげで心で念じなくても「Wednesday」と書けるようになりました!これもドラマの効用ですかね…(笑)。

ちなみに、この2つの作品を見終えたら、次に鑑賞したいのは「ストレンジャー・シングス」です!4シーズンまであるので、長い間楽しめそうです。

さてさて、熱いネトフリトークを繰り広げていたら、体温もだんだんと上がってきたようです。なんと、37.8度!ひゃー、とんぷく飲んで寝ます…。

というわけで、今日はここら辺で幕を下ろしたいと思います。繰り返しになりますが、皆さん体調には十分気を付けて、楽しい夏休みを送ってくださいね(私の分まで~)!

本日もお付き合いいただきありがとうございました!それでは、また!

ちょっと

こんにちは。

最近ちょっと元気の出ない日が続いておりましたの。

朝起きても、というよりベッドから這い出るまでが勝負なのです。ベッドから出るのが億劫で仕方がないのですのよ。

やっと起きたとしても、なんだか眠とうございます。眠たい頭でぼんやりしておりますと、気が付いたときには30分くらい経っておりますので、我ながら呆れてしまいますわ。

さらには、おなかがすいたとか、何か食べたいとかもあまり感じませんの。

・・・あら?これは噂に聞く夏バテというものですの?

いいえ、暑さのせいにするのはあまり好きではございませんので、ここは1つ、ラムネの飲みすぎということにいたしましょう。うん、それがいいわ。

しかし困りましたわねえ。どうしたものでしょうか。

これではトントゥさんのお世話も、ワライカメレオンさんの餌やりもできそうにありませんわ。今日は諦めてメイに代わってもらうしかありませんわね。メイ、どこなの?あら、もう餌やりはとっくのとうに済んでしまったの?そう。さすがはメイだわ。

もうお昼時だというのに、私のお頭はまだ靄がかかったみたいにぼんやーりしておりますのよ。今日の覚醒はちょっと諦めたほうがよさそうね。その代わりと言ってはなんですけれども、コリーのお部屋にお邪魔することにしましょう。コリーならきっと、あのクテンとした手でよしよししてくれることでしょう。ええ、きっとそうよ。

コリーのお部屋におりましたら、あっという間に日が暮れてしまいましたの。私はどうやら何をするともなく、座り心地のよいソファの上で、ただただぼんやーりしていただけのようですの。まあ、こんな日もありますわよね。仕方がないわ。それに、こんなにのんびりした1日を過ごしたのは久しぶりですわ。これもまた、素敵な1日ね。

翌朝、目が覚めてもまだ私のお頭はぼんやーりしておりましたのよ。でもね、また1日家に籠っているというのもなんだかつまらないような気がしてきましたの。要するに、飽きてしまいましたの。ですから、今日は都に行くことにしましたわ。好きなものを食べて、好きなお店に入って、好きなものを買って、そうやって歩き回っているうちに、ちょっとばかり気分が晴れたようですわ。たまにはこういうのもいいものね。

⚾️激闘の⚾️

まいますです!💟

本日8月10日、人生初の高校野球観戦をしてきました!

我が家は父母がプロ野球のファンで、小さい間は、よく野球を観るために全国あちこち連れ回されていました。

思い返せば、年1の家族旅行には、日程のどこかに野球観戦が入っていることが多かったような。

そんな私ですが、

運動音痴・体力皆無・スポーツ興味ナシの三拍子だったためもちろん野球そのものに関心を抱くことはなく、今日まで基本のキも分からず…

(昔はマスコットやパフォーマンス、球場の食べ物や球場内の遊び場だけを楽しみにしていたキッズ。)

なので、今回はしっかり勉強しましたよ!

ストライクとか、ボールとか、アウトとか、

表とか裏とか。

ほんっとに、体育のキックベースなんかも感覚でやってたので、これでも大大大成長!!

一緒に行った友達に試合中いろいろ聞きまくってしまい申し訳なかったのも正直なところですが、

みんな(きっと呆れつつも、)優しく教えてくれて、楽しむことができました♪

なんといっても、

ルールがわかると戦況がわかる!

これほど嬉しいことは無いです。

あとは、ほんとうに無知ですけれども、

どの高校も都道府県内で勝ち抜いてきた最高のチームだということだけは分かります!

どの試合でも、力戦奮闘する選手たちに大きく心を打たれました。

球場のご飯も美味しかったですし、各高校の応援も圧巻でした!!

特にチア。

高校時代には私もチアダンスをしていたので、ちょっと毛色は違いますが、なんだかじわじわといいな〜楽しそうだな〜青春だな〜と思ってしまいました。

そして、無知ながら、

この子はなんだかすごいぞ!

と思うような子も発見しちゃったり。

応援する高校生たちと一緒に、歌に合わせて声を出しちゃったり。

自分よりも若い子たちが、ひとつの、それもかなり大きな目標に向かって頑張っている姿は本当にかっこいいなと感じました。

私もなんか頑張りたい!

私も応援されたい!

私も応援したい!

特にいま頑張らなきゃいけないことはこれといってないのですが、無性にやる気だけ湧いてきて、とりあえず明日のバイトがんばろうと思いました。

今度は

プロ野球も見にいきたいなー

と思っております。

来年本女に戻ったら、友達と実現させたいです。

以上、まいますでした!💟⚾️

小雨女の夏休み

雨女、じゃなくて小雨女。

自己紹介でこれを言わなかったらそろそろ罪になりそうです。

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まいです、ごきげんよう❀

今回は家族旅行のお話をしたいと思います。

冒頭の通り、私はどうやら小雨を振らせる力を宿しており(友人らからは「空の神様を怒らせる何かを捨てたのでは」と言われている)、この夏もやはり私が楽しみにしている用事は小雨が降っております。

前回のブログで軽くお話しした大学の友人たちとのお泊り会でもちらほらと雨粒が顔にあたり、傘をさすかささないか何とも言えない天気を招いてしまいました。

そして先日の家族旅行先、那須でも。

しかし今回は小雨ではなく雷雨だったので……私は関係なかった、としてよろしいですかね。二日間とも昼頃大雨が降り外に出られないほどでしたが、幸いどちらも昼食時だったので助かりました。

山の中の雷ってそれ自体がこだましているようで、平野で聞くのとはまったく違う音がします。響くような広がるような鈍く重たい音色が木々に吸収されながら、耳もとに届いてきます。

家族で行くのは7年ぶりとなる栃木県那須旅行。自然が多くてとても好きなのですが、土地柄、車なしではまわることが難しいためこれまで自主的に行くことはありませんでした。お盆前で道が空いていることもあり埼玉の自宅から二時間弱でついてしまいました。気になる方も多いと思うので聞かれる前にお答えしますが、車で観たのは「インサイドヘッド1」です。

今回の旅の大きな目的は、藤城清治美術館とモンキーワールドパークに行くことでした。順に紹介するので那須旅行に興味のある方はぜひ参考にしてみてください。

藤城清治美術館。これはその名の通り藤城清治さんが得意とする多くの影絵が展示されている常設の美術館です。子ども心や想像力を育みながら、100歳になってもなお愛と平和への祈りを込め作品を手掛けている方です。影絵の作品が光を放つボードにくっついた状態で展示されており、どれも輝きを放つ生きた作品として眼に焼き付いていきました。どれだけ近づいても切り貼りした紙の集まりとは到底思えない繊細さと色合いに、一枚一枚、息を呑むほどの感動を覚えました。

大きな作品は奥行きのある鏡で四方を囲まれ、下には水を張った状態で展示されています。鏡や水に作品が映り込み、平面では表せない円環的な世界観に浸ることが出来ました。

藤城清治さんの代表的なモチーフである「小人」と「ネコ」。あらゆる作品で時に大胆に時にひそやかに現れ、いたずらな笑みをうかべて愉快に踊っています。笑い声や鼻歌が聴こえてきそうな躍動感。これもやはり作品を写真で見るのでは伝わらない「光」の効果だと思います。

興味深かったのは、各作品についている解説です。一般的な美術館では解説者により客観的な情報や鑑賞がかかれていますが、この美術館はほとんどが藤城清治さん本人によるものでした。そして、「この作品は僕のお気に入り」「一番好き」「好きな作品なのでもう一度作り直した」といったコメントが沢山あるんです。「一番」という言葉をを何度見たかしらんと思いました。

自分の作品を本当にこよなく愛し、家族のように愛のある眼差しで見つめることができる。本当に素敵だと思いました。生みの親である自分がまず誰よりもこの作品を大切に想い、それを惜し気なく出すことが出来る。創造するうえで何よりも大切で、そしてそう容易ではないことだと思います。

藤城清治美術館。森に囲まれた、憩いの場です。

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続いてモンキーワールドパーク……那須と言ったらサファリパークじゃないの?と思われるかもしれませんが私が好きなのはもっぱらこちらです。

なんてったってリスザルやワオキツネザル、エリマキキツネザルなどと触れ合うことができるんです。

リスザルがたくさんいる部屋に入ると、たちまち肩や頭に飛び乗られ、思わずしゃがんだ膝の上でおなかを見せてころころ転がられたりします。みんな小さくて目が大きくてまさにベビーシェマ、という感じですがその中でも親指をしゃぶっている本当のベイビーもいたりして……猫カフェとかで癒される方は好きだと思います。おさるさんは遊んでもらえるのが嬉しそうなので愛くるしくてなかなか離れられません。

7年前に行ったときの写真の私は、手が最大限に伸びきっていてどうやら怯えていたようですが、今年の写真は眉がハの字になってはいるもののかなりおさるさんと触れ合えていました。大満足です。

モンキーパークではおさるさんのほかに象に会うこともできます。というか乗ることができるんです。

今回の旅では最後にサービスとして象使いさんが象を傍に連れてきてくれ、まさにtrunk、長い鼻を触ることができました。うるんだ優しい瞳と大きくぶ厚い皮膚に触れると、私の知らないいつかの大自然、皮膚のしわに刻まれた歴史が脳内に飛び込んでくる心地がしました。

何事も、観るのも良いけれど、やはり可能であれば触れることがとても大切ですね。

それまで完全に外界であったものが自分の感覚の内に染み込むことで、どこか他人事ではない気になります。まったく異なることを知りながら、遠いどこかで我々は繋がっている、という気さえしてくるのです。生きているものの体温がなにかを喚起させるのかもしれません。

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小雨女の那須旅行。

雨が降っても緑が美しいのが自然の良いところです。

この夏、どこかお出かけを考えている方はぜひ訪れてみてくださいな。

それでは。

念願ワークショップ!

漸く、漸くこの時がやってまいりました。

私のプロフィールの好きな作品紹介で、1番最初に名前が挙がっている作品について話す機会が!

そう、「文豪ストレイドッグス」!!!

オタク人生相対的に中々長いのですが、その中でも最も長く追っているジャンルといえるでしょう。普段使っている何気ない物も殆どが文ストのグッズという位には侵食されています。もちろんグッズの有る無しは好きであるということとあまり関係は無いのですが、ただ単に生活に推しがいるとQOL爆上がりした気分になるよね…!タイプのオタクなのでございます。

しかしながらあまりにも好きであるが故に、何かお話の軸となるものがなければ纏まりの無いオタクの叫びと成り果ててしまう…という危惧のもと、中々ブログに著す機会が無かったというのが正直なトコロ。※いつもそうだろっていう的確なツッコミは心の内にお引き取りいただくとして

そこで今回軸となったのが「太宰治ワークショップ」です!

こちらは本学の近代文学をご担当の山口俊雄先生が主催されているワークショップで、今年は8月9日に開催されました。ワークショップは〈転生する太宰治・アダプトされる太宰治〉がテーマとなっており、近年様々な漫画やアニメにも登場する太宰治を中心に文学メディアミックスについて学生達が意見を交わすものとなっているのです。今年で3回目の実施のようですが、私は今回が初参加でしたため前回までのものは公開されている議事録で拝見しました。殊に昨年のものは日本文学科公式noteで公開されておりますので、もしよろしければそちらも併せてご覧くださいませ〜。

日本文学科公式note

【語り合いの記録「太宰治ワークショップ23〈転生する太宰治・アダプトされる太宰治〉」】

https://note.com/nichijo_nichibun/n/n313961d2c919




ちなみに今回のブログのタイトルは某ねじれた世界のゲーム風ですが、此度の内容には何の関係もありません。推しは夕焼けの次期国王ちびっ子です。実装一生待ってる。




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閑話休題、ワークショップのお話。
今年も昨年に引き続き、アニメやマンガ、ゲームに音楽といった実に多種多様なメディアとの融合に意識を向けながら意見が交わされました。

その中でも今年は主に「文豪ストレイドッグス」や「文豪とアルケミスト」を例にそれぞれの作品が持つ特性やファンの受容に見られる特徴などが度々話題に上がったように思います。

文豪ストレイドッグス」(通称文スト)は2013年に「ヤングエース」という月刊の青年誌で連載を開始したマンガ作品で、「文豪とアルケミスト」(通称文アル)は2016年にDMMから配信が開始されたゲーム作品です。

かなり大雑把な紹介となってしまいましたが、一先ずそれぞれのメディア形態がマンガとゲームという異なったものであることはご理解いただけるでしょう。加えて、各作品における「文豪」や「史実」の扱い方にもかなり特徴が現れています。

「文スト」はバトル漫画であり、文豪の名を冠したキャラクター達が異能力という特殊能力を駆使して戦うといった物語が創り上げられています。史実をそのまま反映している部分は少なく、むしろ遊び心として史実が反転した形で所々織り交ぜられていることもありますね。
一方「文アル」は文豪の名を冠したキャラクターというよりは、文豪ご自身が転生して現れたといったようなイメージが近く、史実もかなり踏まえられています。基本的にはゲーム作品であるため、メインシナリオが存在するスタイルではなく、文豪間の手紙やイベントごとのやり取りから彼らの関係性を味わうことができます。(オリジナルストーリーもあります!)

この辺りの特徴はマンガとゲームというメディア媒体の性質の違いが根底には存在しているのかもしれません。そしてそれらの性質によって、ファンがどのように受容しているのか…例えば「実際の作家」と「キャラクターとしての作家」の距離感の掴み方やファンが作品を通して持つ関心の方向性などに影響しているのではないだろうか…?といった推測が話し合いの中で導かれたりもしました。
つまるところ、文学館とのコラボレーションやタイアップなどの「史実の文豪」に関わる企画があった際に「文スト」は良い意味でマンガとのギャップを知ることの出来る「間違い探し」的嗜好で楽しむことができ、「文アル」はゲーム内で登場した関係性や小ネタの「答え合わせ」的嗜好で楽しむことの出来るジャンルなのではないでしょうか。今回は史実の扱いに着目していますが、登場する文豪や物語の展開にも違いがありそれぞれの良さがありますのでご興味のある方はぜひ覗いてみてください。



・・・。まァ何にだって良いところも悪いところもございますからね、寧ろ好きになればなるほどちょっとコレ大丈夫なのかな…という所は目についてしまいますし、「文豪」として括られていると実感しにくいですが当然かつて実在した人であり現在でも親族の方がいらっしゃる、半nmmn的なとても難しい位置にあるものです。それ故のモラルや気を付けなければならぬ点はございますが…脳死で盲目的に好きであり続けるよりは享受しつつそういった問題への意識も蔑ろにはしないようにしたいな…という感じです。突然のお気持ち表明。


と、云々申し上げましたがゼ~ンブ個人の感想ですので其処は是非百聞は一見に如かずをやっていただければと思います。
個人的に文ストはバトルアクション系や少年漫画がお好きな方にオススメですし、文アルはレベリング系の自分のペースで楽しめるゲームやキャラ同士の関係性に関心がある方にオススメです。私はどちらも好きですが、、、根が少年漫画好きなので文ストの方に早く出会ってしまい無事に沼底へと沈みました…現場からは以上です…最近の本誌地獄過ぎない…???オピャ~~~~(地の底から響き渡る声、オタクの鳴き声、こんな夏の風物詩はイヤだ)




また、ワークショップの議論の中で各参加者にとっての読書体験エピソードや様々な文学に対する姿勢を知ることができ非常~~~に充実した時間を過ごすことができました!今年は13時から約4時間程意見を交換していたのですが、まさにアッという間の時間でした。
当日に出た話題のバリエーションもそうですが、在学生から卒業生、さらには社会人の方まで!という参加者の幅広さも話し合いの広がりをさらに楽しく彩り豊かなものへとしていたのでしょう。
もっと詳細な議論の流れが気になる方はぜひ文字起こしが公開された際にご覧ください。今回のブログではこのようなワークショップがあるという紹介に留めさせていただきます。
兎にも角にも、文学についてとことん話し合うことが出来るというとても贅沢で素敵な機会に参加が叶ったこと心から嬉しく思います。念願のワークショップに、念願の先輩にもお会いできて有頂天でございます。浮かれすぎてご無礼を働いていないか今更ながらに動悸がしてくるような心地ですが…私個人は途轍もなく楽しい時間を過ごさせていただきました。本当にありがとうございました!!
来年度もこのようなワークショップ形式の企画があるかもしれないそうですので、ご興味のある方はぜひ参加してみてはいかがでしょうか。山口先生の近代関係の授業を取っていると授業内などで事前にご紹介くださいますし、もし受講されていない方でも直接先生に実施の情報を伺うことで参加できるかと思います。




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「メディアミックス」という大きな括りの中で、太宰治という作家を筆頭に様々な文豪たちが新たな時代へとアダプトし受容され、geneとしてだけでなくmemeとしても引き継がれてゆく。それは漠然と感じていたのですが、今回のワークショップに参加したことでより明瞭にmemeの実態を捉えることが出来たような…そんな気がいたします。(文スト好きのお方には元ネタが伝わるかも?)




なんだか文スト・文アルのお話ばかりになっていますが。単にその2作品をご存じの参加者が多かったために話し合いでの比較がしやすかっただけでございますので、その他にも多くの文豪を扱った他作品がもちろん存在しておりますし、今回の2作品比較が全てという訳では全くございません。
異世界失格」、「JK漱石」といった作品の話もありましたし、この他にもヨルシカ(n-bunaさん名義ボカロも含めて)・YOASOBIボカロ等々の楽曲に見られる文学やA3!ALTER EGO18TRIP等々予期せぬ嬉しき文学要素(匂わせ)への遭遇を引き起こしてくれる私も大好物なタイプのゲーム作品など実に多様なジャンルが語られました。特にA3!は私もブログでガチ布教をしていたことがある位なのですが・・・ほんとに最高なので。カブトさんが突然坂口安吾の『風と光と二十の私と』という作品を引用しはじめて仰天通り越して尊さに昇天しちゃうので…ウッ。
あとはそうですね、ALTER EGOもかなり好きな作品です。基本的には性格診断をしてくれるゲームですが、放置ゲーム且つクリッカーゲーム且つマルチエンディングのノベルゲームといったところでしょうか。私は友人に勧めていただいてプレイしました。
「エスっていうお姉さんがいる、絶対好きだぞ君は」という一文と共にLINEで送りつけられまして、いやそんな雑な説明ある?私が誰にだって落ちると思ってんの?美人ならだれでもいい尻軽ってこと??私が???と超ド心外だというスタンプ一つ送り返してインストール。「へーーーーーーーーー貴女がエスさんなんですね、結婚してください。」


最高の友人を持って幸せです。





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えぇ、なんだかもう話が二転三転四転五転落第点、わかりにくいったらありゃしない。待てが出来ずに爪楊枝ほっぽり出して幾度も引っ繰り返す生焼けパンケーキより酷い。両面ともちゃんと焼けていなくてごめんなさいね。

もう触らないから、蓋をしましょう。せめて片面だけでも焼きましょう。
そんなワケでそうそう、本当はワークショップのお話を軸に文ストと文アルを布教したかったのだっけ。先程文アルはゲームとご案内したのだけれど、コミックアンソロジーもアニメもノベライズもあるし、文ストは「文豪ストレイドッグス 迷ヰ犬怪奇譚」(通称文マヨ)というゲームもあるし、そしてどちらも2.5次元ミュージカルがあるし・・・どちらもハマれば十二分に沼は深いので安心してハマってください。そしてどちらのゲームも基本プレイ無料でございますから、まずはそこから自分の好みに合うか体験されるとよろしいかと存じます。
※文マヨはパズルゲームですが軽く文ストのストーリーにも触れられます。

シンプルにどちらも素晴らしい世界観が構築されているので、前提知識が必要なワケでもありませんし文学や文豪に拘らずともラフな気持ちで始められますよ。





それにしても、活きの良いトビウオの多頭飼いでもしているような文章、あちらこちらリードもこんがらがってどちらが飼われているのだか。無い知恵を振り絞って考えてみると、先程の他作品に脱線したお話だとか、きっと好きな物が多すぎて絞れないせいなのかしら。推しも沢山いて、グッズもついつい手を伸ばしてしまって。
でもね、例えば別に泣きたいほどでもないしヤケ食いするほどでもないけど、何となく地面ばかり見て帰路につくような日があったとして。そんな時に何気なくバッグについた推しのチャームが目に入ると、その瞬間【下を見て歩く人】から【推しを見て歩く人】になる。そうして信号が切り替わる頃にはいつも通り顔を上げている。
私にとって推しはきっと冬の日のコートのポケットに忍ばせたカイロのようなもの。別に無くても耐え忍べるけれど、在ったら凍えそうな一日もほんの少し温かくなる。



あ、こんな寝言ばかりいつまでも垂れ流している場合じゃない。明日も朝から出掛けるんだった。
明日の準備をしないと。スマホと、定期と、財布と・・・それから、推し。