覚悟

 冒頭の挨拶もそろそろネタが尽きてきました。こんにちは、さゆりです。

 最近、今年度のスケジュール帳を買いました。

 画家の岡村芳樹さんと文具メーカーのコラボ商品なのですが、なんとこれ、この絵の題名が「薄雲」なんです。

 おや?と思いましたか?そう、『源氏物語』の薄雲巻をテーマに描いた絵だそうで。

 (↑まさかの画像をアップするのを忘れていたので修正しました)

私は卒論で『源氏物語』を扱うので、買うならこれしかないだろうと確信して迷わず買いました。可愛いですね。可愛いでしょう。中身はかなりシンプルですが、紙がつるっとして触り心地がいいので書きやすいです。スケジュール帳を買うと、今年を生きるぞ!という自分の中で宣言をしたような気分になります。私にとっては、今年を生きる覚悟を決めるための作業なのかもしれません。大袈裟ですが、空白の手帳をパラパラめくっているとこの先何が起こるかわからない期待と不安が湧き上がるんですよね。この先1年絶対良い年にしてやるぞという覚悟で、このスケジュール帳を沢山使おうと思います。

 大体の人はスケジュール帳を買うと思いますが、これを見ているみなさんはスケジュール帳をどのように使っていますか?

 私は基本的にデジタルでスケジュール管理するタイプなので、紙の手帳は記入を疎かにしがちです。ズボラなので。ただ手帳を買った時、必ずやる事があります。

 それは、「今年やりたい事」を書き込む事!

旅行に行きたいだとか、アシメのスカートが欲しいだとか、本当に小さな事でも構わないのでやりたい事を書きます。

 叶ったらそこにチェックを入れていくのですが、見返してみると意外と達成できてたり、できてなかったりするんですよね。出来ている事を確認すると、ちゃんと時を過ごせているな、と少し安心します。やっている人も多いかもしれませんが、おすすめです。

ところで、つい昨日推し達がパーソナルカラーの診断を受けていて目玉が飛び出ました。

 韓国式は日本と分類が違うのではっきり分からないところもありましたが、診断士さんがドレープを当ててくれるので日本のこの分類だとここだろうな、というのがわかってとても面白かったです。そしてノーメイクなのに推しの肌が美しすぎる。色素沈着や粗がほぼゼロに近くてCGみたいに綺麗なので、感化されてレーザーを打つクリニックを決めてきました。近いうちにそばかすと赤みを焼き尽くしたいと思います。

 ちなみにシミなどを消すレーザーは当てた後紫外線に当てないことがとても大事なので紫外線の量が少ない秋冬に打つのがおすすめだそうです。では、また。

コスメの発色も十人十色


 もうすぐ一月も終わりそうですね。こんにちは、さゆりです。

 最近ケイトから黄味、青み吸収タイプ向けのアイシャドウベースが出ましたね。ピンポイントでお悩みを刺してくる上に使われているワードが見慣れたものだったので、おそらくケイトの中の人にもコスメ好きの色味吸収タイプがいるのでしょう。

 私の周りには色味吸収民が沢山いるのですが、彼女達が大喜びして買い込んでいてにっこりしました。

 ちなみにわからない方向けに説明すると、

色を吸収するタイプとは、パーソナルカラー(16分割)でクールサマー、クールウィンターといった青みが強い色が得意な人、あるいはウォームスプリング、ウォームオータムの黄みが強い色が得意な人の事を指します。

 こういった黄み青みに偏ったタイプだと、クールタイプの方は紫色のアイシャドウを塗ってコーラルピンクに、ウォームの方はオレンジを塗ってピンクに発色するといったような現象が起こるそうです。

 私の家族にも黄味吸収人間がいるのですが、オレンジのアイシャドウを塗ったはずなのにピンクに発色する事があります。人間の肌って面白いですね。

 ちなみに彩度吸いといって彩度が高い色が似合うタイプだと、肌が彩度を吸って原色に近い色が淡い色に発色するそうで。家族の彩度吸い人もビビッドな原色が塗った瞬間普通の色になるので何が起きたのか分からず二度見します。

科学的に見るとどういう現象なんでしょうね。

 私は見本のようにそのまま色味が出るタイプで、淡い色を乗せてもきっちり発色するので、色吸いの現象がいまだによくわかりません。

 世の中には色んな色が似合う人がいて楽しいですね。クール、ウォームタイプの方のメイクがバチっとハマるとそれはそれは本当に素敵なので好きです。

 もし、「パーソナルカラー診断を受けた事がないけれど、塗ったコスメが本来の色味と極端に離れて発色する!」という方はそういった振り切ったタイプの可能性もあると思います。

  他にも深み吸収など色々とタイプがあるので、コスメの色味でお悩みの方はパーソナルカラー診断を受けてみると解決するかもしれません。

 ちなみに診断を受けるのであれば4タイプではなく絶対に16タイプがおすすめです。なぜなら16タイプの方がよりパーソナルなので。同じイエローベースのオータムでも、淡い色が得意なのか、深い色が得意なのかでかなり違いますからね。

  コスメを買う時一切悩まず未来の相棒を手に取れるようになるのでよかったら「パーソナルカラー 16タイプ」で検索をかけてみてください。アイシャドウベースの話から急に布教の話に変わってしまいましたが、今日はこの辺で。では、また!

新年早々、厄落とし

 2024年になりましたね。こんにちは、さゆりです。一昨年はクリスマスからコロナにかかり、虚無のお正月を過ごし、ほぼ一か月体調を崩していたわたくしではありますが、今年はなんと元旦から全身にひどい蕁麻疹が出まして、顔はパンパン、手のひらや足の裏まで腫れて薬も点滴も効かないわ痒みがひどすぎて眠れないわでなかなかあわただしいお正月でした。医療従事者の皆さま、その節は大変お世話になりました。

 試験やレポートもあるので気合を入れていたのにまさかの出オチしました。薬の副作用でほとんど寝ていましたし、吐き気や胸やけがひどくてご飯や余計なものをあまり食べなかったので2キロぐらい痩せました。ついでに美容液を塗りたくっても荒れていたお肌はつるっつるに、1か月何をしても腫れが引かなかった歯茎がもとに戻りまして、睡眠の力ってすんごいんだなぁと小学生並の感想が。今は薬のおかげで湿疹が引いたものの、体があたたまるとまたぽつぽつ出てくる上に色素沈着が起こってしまったのでしばらくご自愛モードでいく所存です。地震もあってなかなか楽しい年明けとはいきませんが、みなさんも体は大事にしてくださいね。今回は厄落としだと思い込んで再スタートを決め込みたいと思います。

 そして、今回の地震で被災された方々にお見舞い申し上げます。どうか一日でも早く元の生活に戻れますように。今は、Yahoo!の募金だけでなく、赤十字社の募金、石川県公式に直接振り込みができる口座も解説しているようです。少額から寄付が可能なものもあります。

リンクを貼っておきますね。

令和6年能登半島地震緊急支援募金 – Yahoo!ネット募金

Yahoo!のネット募金

令和6年能登半島地震災害義援金|国内災害義援金・海外救援金へのご寄付|寄付する|日本赤十字社 (jrc.or.jp)

こちらは赤十字

令和6年(2024年)能登半島地震に係る災害義援金の受付について | 石川県 (ishikawa.lg.jp)

石川県公式

 毎日心苦しいニュースばかりだと知らぬ間に心も疲れていきますから、もし地震や被災地の事が不安で気にかかっている方がいたら、少しニュースから離れて普段通りの生活を送ってみてくださいね。私もとても心配ですし被害にあわれた方の事を思うと本当に心苦しいですが、私たちにできることにはどうしても限りがあります。募金が少しでも役に立つことを祈ります。

 さて、今年ついに4年生になるわけですが、早かったですね。

 1年生の時はこんなにたくさんの単位が取れるかしら、なんて心配していたものの、いざ授業を受けると興味のある授業が山ほどあり、あれもこれも取りたいのに取れなかったことが結構ありました。私はおおよそ単位を取り終わっているので今期問題がなければ残るは卒論の単位程度なのですが、好きな先生の授業はもう1回ぐらい取りたかったなぁとか、気になる授業がまだあります。就活との兼ね合いもあるので全部とはいきませんが、折角大学に通っているので卒業までにはあともう1回ぐらいとれたらいいな。

 1年次は必修科目が多いので好きな科目を取りづらいかもしれませんが、2年次以降は選択肢が広がります。私の場合は1年次がほとんどオンラインだったので、中古中古中古必修近世近世必修!みたいな愉快な時間割を組んでいました。とにかく自分の好きな時代や作品について知識を詰め込めて楽しかったです。でも対面授業の方がずっと楽しかったですね。

今は他学科の授業の割合が多くなってしまったので、日本文学科の授業が恋しいです。

今年は健康に過ごすぞ!と決意し、この辺で締めたいと思います。では、また。

ご自愛デーのすゝめ

 相変わらず寒暖差が激しいですね。どうも、さゆりです。先日石井先生にブログ部見てますよというアピールをいただきまして、唐突なファンサにヒエ、となりました。もっと実のあるブログにせねばと思いつつ、文才のなさに頭を抱える日々です。色々とうまくなりたい。

 ぼちぼち年末なので、今回は疲れているときや頑張った時、自分へのささやかなご褒美におすすめのアイテム諸々をお話したいと思います。あまりお金をかけずにできるものを選んでいます。

1,セブンのスムージー

 これ、美味しいんですよね。セブンに売っているし、しかも300円。スタバに行くより断然安い。冷凍庫から取り出し、店内のミキサーで解凍してから飲みます。お砂糖を使用していないので減量中でも気にせず飲めますし、甘さも控えめで冷凍フルーツの自然な甘みがあるのがお気に入りです。一つデメリットを挙げるなら寒い時には向かないという点でしょうか。

そんなにお金をかけたくないけど美味しいものが飲みたい!自分をいたわりたい!というときにおすすめです。グリーンスムージーもあります。

2,気になった本を一冊買って、お気に入りのカフェで読む

 今日はご自愛デーにするぞ!という日にやります。あえて事前情報を仕入れず、気になった本を買うのもおすすめです。予期せぬ出会いがあったりするのが楽しいです。私のお気に入りの喫茶店は大きめのソファーがあるので、コーヒーを飲みながら本を読むのが最高に癒しの時間です。

3,フェイスパックを何枚か買う

 ドラッグストアでもよし、ロフトやプラザでもよし。1枚300円前後なので新しいパックを試したいときにもやります。

 私はみなさんご存じメディヒールのティーツリー、オルフェスの黒、ダーマレーザーのゴールドが好きです。いつものスキンケアにブーストすると翌日化粧のりがよくなりますし、明日起きるのが楽しみになります。肌や髪の手入れを丁寧にすると、普段ぞんざいに扱いがちな自分を大切にしてあげられるような気がするんですよね。デパコスを買った時にもらうサンプルもこういう時に使うとちょっと幸せな気持ちになります。

4,無心で部屋の掃除をしてお香を焚く

 心の乱れは部屋の乱れから。調子が悪い時は部屋が散らかりがちなのでマメに片づけるようにしていますが、プラスでお香を焚いてあげると部屋が旅館みたいになるのでおすすめ。私が好きなのは松栄堂の白川と日本香堂の白檀です。しばらく自分から雅な香りがするので休みの日にやるのといいです。お香は少量で売られていますし、さほど高くないので手も出しやすいかと思います。

(番外編 これもおすすめ)

・プラネタリウムを見に行く

 現世から一時的に逃避したいときに。コニカミノルタのプラネタリウムは2000円以下で見ることができます。ぼんやり星空を眺めていると余計な事を考えずに済みますし、仰向けになってプラネタリウムを見る以外に何もできないので半強制的にスイッチがオフになるのがいいですよ。考えすぎてちょっとお疲れ気味の時にふらっと行ってみてください。

・ウカ ケンザンを使う

 頭皮用のシリコンブラシ。首周りにも使えます。通常色に加えて、渋谷、横浜、京都限定のカラーがそれぞれあります。私は横浜限定のピンクをつかっていますが、見た目もかわいいです。水にぬれてもすぐに乾くので衛生的に使えるところがとてもお気に入り。机に向かいっぱなしだと頭皮も凝りやすいので、これを使うとすっきりします。

 休みも近づき、気が抜けてきて急に体調を崩すこともあると思うので、(張り切り過ぎてクリスマスにコロナにかかってバイトを休み、年末年始をことごとく無駄にした人間からの忠告です)くれぐれも無理なく、時々は自分をいたわってあげてくださいね。それでは、また。

所感

 花粉症、改善しました!こんばんは、さゆりです。

 爆速で過ぎ去った秋、花粉による鼻詰まりがひどくてほぼ口呼吸をしながら眠る日々だったのですが、どうやら点鼻薬の使い方を間違えていたために効果が発揮できていなかったようです。口呼吸がつらくてエラで呼吸する術を身に着けるしかないのかと追い込まれていたのでようやく楽になれました。このまま冬を乗り切りたいです。

さて今回は「日本文学科の授業って実際どんな感じなの?」をネタにお話ししようと思います。

 以前、1年次の必修授業で演習授業の準備をします、という事はおそらくお話していたかと思います。2年次からはその経験を生かして演習授業が始まるのですが、必要な単位数を満たすためには一年で4コマ授業を取る必要があります。

 私の場合中国文学の演習を前期、後期の2つ、中古文学は通年で(前期と後期通して履修する必要があるもの)でとっていたため、中古と中国文学の2種類のみの経験となりましたが、前期上代と中古、後期近世と近代、といった感じで全く違う時代や先生の授業を取ることも可能です。

 自分でテーマについて研究して発表し、学生同士の意見交換の後フィードバックをもらうという大まかな流れは変わらないのですが、演習授業は本当に先生によって授業の雰囲気が違います。

 作品や自分が取り扱う範囲がきっちり決まっている授業もあれば、作品から自由に決めていいよ、といってもらえる授業もあり、発表資料を作る際の書式も指定がある場合、ない場合と結構差があるんですね。いきなり発表するの!?と思うとハードルが高いかもしれませんが、大丈夫です。第二回まで作品や作者についての解説を入れてくださることもありますし、困った時は先生が相談にのってくださいます。そのあたりのフォローが丁寧なのも人数が少ない日本文学科ならではなのかな、と思います。

 しかし、発表って結構怖くないですか?緊張しますよね。私も怯えながら授業に参加していましたが、基本的に学生も優しいのでひどい批判を受けるという事はないですし、むしろ自分と違う着眼点で問題を指摘してもらえたり、はたまた他の方の発表を聞いて新たな知見を得たりと結構楽しかったですよ。先生も基本的に頭ごなしに否定することはなく丁寧にフィードバックをくださるので、普通にちゃんと準備をしてくればノープロブレムです。とはいえ2人しか知らないじゃないか!とツッコミを受けるかもしれませんが、日本文学科の先生で「この先生の授業は二度と受けたくない!」と思った経験は一度もないので本当に大丈夫だと思います。安心してくださいね。

 さて少し話題が変わりますが、今トーハクこと東京国立博物館で前田家伝来の能面が展示されているのはご存じでしょうか?実はわたくし、別件で用がありトーハクに突撃してきました。

能面を間近でゆっくり眺めた経験はほとんどなかったのでわくわくしながら見てきましたが、とても楽しかったです。

 この展示を見て、能面=正面、というイメージが覆されました。むしろ角度を変えた方がリアリティがあって面白い。おそらく「能面」と聞いて皆さんが想像するのは小面(若い女性の面)なのではないでしょうか?この小面の隣に曲見(子を持つ中年の母親の面)が並べられていたのですが、比べると全然違うんですよ、これが。

 若い女性と中年女性の表現の差は、口角、髪の毛のばらつき、頬のふくらみといった箇所で感じられるようになっています。とはいっても、そんなに年代が違って見えるんかい、と思いませんか?私もぱっと見だとちょっと判別が難しそうだなと思っていましたが、実物を見て前言撤回しました。能面って実際の人間をデフォルメしながらもリアルに描くのですが、近寄ってみると息遣いさえ感じられそうなほどの生々しささえあるんですよ。少し斜めから眺めると本物の人間みたいに見える上、小面と曲見の年代の差がはっきりと感じられてびっくりしました。

 顔の立体感にもこだわりがあるんでしょうか、作者は違いますが、小面の方が頬に丸みがあるので斜めから見たとき顔にハイライトが当たりやすいんですよね。曲見は顎のしゃくれと憂いを帯びた表情が特徴的ですが、口角が下がって頬の丸みもないのでほうれい線が目立って見えたりだとか、すごくよく観察して作られていることが伝わってきました。

 加えて面白かったのは小面の口の形です。きゅっと口角が持ち上がった小さな唇が現代で流行しているМ字リップにそっくりで、美と若さの基準って不変なんだわ、と感激しました。

 自分に能楽研究会での経験があったことも大きいですが、石井先生の能についての授業を受けたことで普通の展示室が軽くテーマパークと化して楽しかったですね。面を見ながら作品の内容を思い出したりなんかして、また能を見に行きたくなりました。

 気温のアップダウンが激しい日々ですが、みなさんもインフルやコロナに気を付けて過ごしてください。では、また。

減らせブタクサ、増えろ本。

唐突な寒さに体調を崩す人が増えていますね。こんにちは、さゆりです。

こんなに寒いと朝布団から出たくなくなりますよね。私は起床してすぐ暖房をつけるとすっと起きやすいので、起きた直後になるべく暖房をいれるようにしています。

そして花粉の本格シーズンも到来しましたね。杉もブタクサもイネ科の植物も恨めしい。

 ここ数か月ほど日中の朝から夕方までのどうにもならない眠気が悩みだったのですが、先日花粉症用の薬をやめたらなんとびっくり、ぱたっと解決しました。病院で夜寝る前に飲むようにと指示された薬が眠気が出やすいものだったらしく、そのために夜のみの服用なのに私の体では日中も眠気が出るように作用してしまったということなんですかね。(私は医師ではないのでわかりませんがおそらく体に合わなかったのでしょう)朝晩に出現する鼻づまりは悪化して苦しい反面、眠気がなく集中できるのは本当にありがたいです。さすがにこのままではつらいので近々別のお薬チャレンジに挑む予定です。

 さて、今回は日本文学科のここが楽しかった(楽しいよ)エピソードだとか、日本文学って古典文法が苦手でも大丈夫なの?というあたりについてお話ししようと思ったのですが、ごめんなさい、鼻が詰まりすぎて口呼吸になっており全く集中できないので次回にさせてください。もういっそのことエラ呼吸したい。

そういえば、結構前に読書の再ブームがやってきました、というお話をしたかと思います。ブーム、まだ続いてます。というより習慣化したというべきでしょうか。

立ち寄った本屋さんで気になる本をレジまでもっていく瞬間や、新しい本の1頁目をめくる瞬間というのは、何物にも代えがたい喜びやときめきがあると思いませんか?

 やっぱり紙の本って浪漫が詰まってますよね。重かったら重いだけ気合を感じますし、軽ければ気軽に読めてお出かけの相棒にしやすいですし、京極夏彦先生の辞書みたいな厚さの本も見ていてワクワクします。ぺらっとした文庫本は小さなカバンにいれて持ち歩けるので大好きですが、数時間足らずで読み切ってしまってさみしいので、サイコロみたいな本があると「まだこれだけ厚みがある!」と嬉しくなります。持ち歩けないですけどね。だからこそ家でゆっくり読めるという贅沢もあるわけで、それも好きです。

 ところで、私の部屋には天井まで届く大きな本棚と、三段くらいの中くらいの本棚が合わせて二つあります。大きいのは家族共用、中サイズのは私の本棚でして、廊下にもまた大きめの本棚があるのですが、最近本が増えすぎて本棚に収まりきらなくなってきてしまいました。仕方なく平積みしていますが、やっぱり本は背面が見えてこそですし、ちょっと乱雑にあつかっているようであまりすっきりせず。かといって今ある本も処分したくないのでどうしようか悩むところですね。ちなみにこれ以上本を増やさないという選択肢はまず存在しません。多分一生増え続けることでしょう。

いい収納方法が見つかることを祈りつつ、今日はここで締めたいと思います。では、また。

色づく

 最近は朝晩冷え込みますね。自律神経が狂いやすくなっていると思うので、しっかりご飯食べてしっかり寝ましょう。

 日本文学科に入って以降、見え方が大きく変わったなと感じることが一つあります。それは、美術館や博物館に飾ってある巻物や絵の文字が言語情報として認識できるようになったことです。

 日本文学科では1年次に必修で「崩し字」を学びます。みみずがのたくったように見える、古文書とかにありそうなアレですね。そうです。本当に読めるようになるの!?と思うかもしれませんが、大丈夫です。絶対に読めるようになります。絶対にスキルが身につくようにカリキュラムが組まれています。

 崩し字が読めるようになった結果、美術館に飾ってある巻物や和本の「よくわからない書物の文字らしいもの」が一気に「言語情報」とか「物語」として読めるようになりました。もちろん崩し字だけではなく、文学に関する知識があって理解できることだとは思います。それでも崩し字について学ぶ前後では見えてくる世界が全く違いますし、はじめて博物館で崩し字を読んだ時のときめきは忘れられません。何がかいてあるのかわかる、わかるぞと。ムスカの気持ちもわかります。博物館の解説文も丁寧にわかりやすく解説してくれると思いますが、文字が読めるだけでなく、知識の有無でその面白さは100倍、いや1000倍ぐらいには変わるんじゃないかと思います。世界がパッと色づいたようなこの面白さ、是非みなさんにも感じてほしい。つまり日本文学科はいいぞ、という布教です。

これは文字に限った話なので他にもたくさんあるのですが、それはまた次回にするとして。

 ここのところ、室内に暖房がかかるようになったからなのか、すごく肌が乾燥しませんか?特に手が。甲なんかがっさがさでひび割れてしまってつらいです。そこでおすすめのハンドクリームですが、ユースキンは高保湿でべたつかず、香りもうっすらつく程度なので激推しです。体調が悪くて強い香りがダメな時でも使えるのがありがたい。私は去年出た限定パッケージのものを使っています。あと、お家用ならアトリックスのハンドクリームも使いやすいです。手タレの方がお使いと聞いて買ったのですが、ピーチティーのいい香りがしてリラックスできるので寝る前に塗っています。(決してメーカーの回し者ではありません)

まだまだ日中の紫外線が降り注いでいるので、日焼け止め塗って日傘さしてしっかり保湿していきましょうね。では、また。

 

雑感と棚ぼた

ようやく秋服が着られるようになりました。

こんにちは、さゆりです。

今回のブログは何を書こうかかなり前から迷いに迷って何も思いつきませんでした。正確に言うと、書いては消してを繰り返してなかなか完成に辿り着けませんでした。

 みなさんは何を書いているのかなと思ってちょっと覗いてみたら、穏やかだったり、そうでなかったり、一人一人の確かな生活を感じさせる文章が連なっていて、みんな毎日を一生懸命生きているんだなぁとなんだかとってもじんときました。

 ここ最近、あまり楽しいニュースが流れてきませんね。私は他人に対して無駄に感情移入してしまうタイプなので、うっかり悲惨な情報を目にしてしまうとひどく悲しい気分になって落ち込みます。気が持っていかれると言うんでしょうか、道端を歩いている人が嬉しそうだと自分も嬉しい気持ちに、悲しそうだと悲しい気持ちに一瞬で染まるので色んなものに振り回されて無駄に疲弊する特性があるんですね。

多分これ、わかる!という人は分かると思いますし全く分からない人は理解不能だと思うので「世の中にはそういう人もいるのね」と思って流してください。

 話を戻しますが、ニュースを眺めていると戦争とか暴力とか、あまりに見るに耐えないものにも遭遇するじゃないですか。どうして人として生まれたのに、他人を傷付けて奪おうとする事ができるんでしょうね。私に出来ることは限られていますが、全ての戦争の終結を祈ります。どうか全ての人が、温かいごはんを食べて、温かい布団で眠り、毎日を穏やかに過ごせますように。

 湿っぽい話で締めくくるのもどうかと思うので、最近あった楽しい話でも……と思ったのですがなんとびっくりネタになる話がありませんでした。

 ところが、ないなぁ……ネタがないなぁ…何かいいことないかなぁ…と思いながら単発でガチャを回した所、某ブリテンの女王が出てきて目玉が飛び出るかと思いました。ありがとう単発ガチャ。こういうのを棚から牡丹餅って言うんでしょうか。出ないだろうと思って演出を飛ばしてしまったのが悔やまれます。

 というわけで私からささやかなガチャ運を配布しておきます。よろしければ受け取ってください。みなさんのところにも推しが来ますように。そしてよかったら私のところに踵が弱点の熱血漢(ピックアップ、いつ来るんですか)が来るように祈っておいてください。

では、また。

自主ゼミ旅行の記憶 その2

 もう10月なのに、なんなんですかこの暑さは。夏にアンコールの拍手をした記憶はないのにいつまで舞台に上がるつもりなんでしょう。いつになったら秋服を着させてくれるんだ、という気持ちです。今の時期は夏の疲れが出やすいそうなので、みなさんも体を大事にしつつ過ごしてくださいね。

 さて、前回中古自主ゼミのゼミ旅行について書くよとお約束していたので今回は自主ゼミ旅行の記憶について語りたいと思います。

 今回は主に源氏物語に関する場所を巡ったのですが、中でも印象に残ったのは風俗博物館です。
マンションのワンフロアにあって教室1部屋分しかないくらい本当にこじんまりとした博物館なのですが、あのスペースだと思えないくらいそれはもうみっしりと情報とときめきが詰まってるんですよね。

 風俗博物館の説明は、以下に公式サイトからの引用を貼っておきます。

「風俗博物館は古代から近代にいたるまでの日本の風俗・衣裳を実物展示する博物館として昭和49年にオープンしました。平成10年には、これらの装束が具体的に生活の中でどのように使われてきたかということを御覧頂くために、「源氏物語~六條院の生活~」と題してリニューアル展示し、『源氏物語』の様々なシーンを選び、具現展示を行っております。
そして平成24年には平安初期を題材とした『竹取物語たけとりものがたり』を1/4展示に加え、平安中期を題材とした『源氏物語』の展示とともに、約400年という長きに渡った平安時代の服飾の流れを御覧いただく為の展示へと充実されました。」

風俗博物館 公式サイトより  風俗博物館~よみがえる源氏物語の世界~ (iz2.or.jp)

雛人形より少し大きい程度でしょうか、サイズはお人形くらいなのですが、入った瞬間に圧倒されました。

 簡潔に言うと、『源氏物語』の世界が広がった空間でしょうか。着物はもちろんのこと、調度品の細部の細部までこだわって作られているのが分かるような再現度の高さと美しさです。それぞれ『源氏物語』の巻の場面を切り抜いて再現した展示なのですが、一つの展示につき色んな方向から眺められるのも魅力的でした。
というのも、巻物の絵って一つの画角からしか眺められないですよね。でも風俗博物館の展示は、右から、左から、下から、はたまた上からと色んな方向からじっくり眺めることができるので、まるで物語の中に入り込んで光源氏達の様子を覗いているような感覚になるんです。御簾の向こうに透ける着物や、鳥の尾羽のように黒髪が広がっているのを見ていると、なんだか自分が女房になって源氏達を覗き見しているようで(犯罪ですか?)ドキドキしました。


 風俗博物館は写真撮影可能なので写真を掲載したくて沢山写真を撮ったのですが、こちらに掲載するにあたり権利の問題があったため残念ながら写真は載せないでおきます。でも本当に素敵なんですよ。写真でも綺麗なのですが、写真だと面白さが伝わらないかと思います。現地に行って体感するのが一番楽しい。


 一年生の時に林先生の授業で写真だけ見ていたものの、色や雰囲気などが写真で見るのと全く違って感じられます。特に季節のかさね色目の展示コーナーの色合が写真と現物で違って面白かったです。梅かさね、桜かさねなどの種類があって、着物の表と裏地の色を活かして重ねる事によって重ねた色やグラデーションが美しいのですが、実物を見てみると本当に桜や梅の花のようですごく美しいんです。きっと色の再現にもこだわったのだと思いますが、こんな美しい着物のコーディネートが見られる平安時代の宮中はさぞ美しかったのだろうなぁなんて思いました。
実際に目にすると作中で出てきた時にパッと色が思い浮かびやすいですし、見られてよかったです。他にももっと語りたい事が沢山あるのですが、いやぁ楽しかったなぁ。

 同行してくださった林先生が「夢のような場所なんです」と目を輝かせて嬉しそうにおっしゃっていましたが、本当に楽しかったです。
 日本文学科の学生として中古文学を勉強してきたからこその面白さや楽しさ、やはり知識があると世界は面白く感じられますね。なんならもうちょっとしっかり復習すればよかったなと後悔しました。
中古文学へのときめきを取り戻すと共にまた源氏を読み直したいなという気持ちがわいてきて、とてもいい機会になりました。後期も頑張ります。

 京都に行く機会もそうないかもしれませんが、駅からも比較的アクセスしやすい距離にあります。行ける方は是非行ってみてください。
では、また。

思わぬところで

 もう9月も下旬に入るのに、まだ夏の気配が消えませんね。こんにちは、さゆりです。

 実は先日、私が所属する中古自主ゼミでゼミ旅行に行ってきました。3年生にして初めてのゼミ旅行、しかもゼミ長なので色々と手配が必要になり少し苦戦しましたが、先生と二年生達のお陰でスムーズに進行できて本当に助かりました。大感謝です。

 さて、京都で面白かったことについて色々と書こうと思ってメモを書き溜めていたのですが、どうにも上手くまとまらず時間ばかり溶けていくので次回それについてお話しようと思います。ざっくりまとめると、日本文学科の学生として心ときめくようなものに出会えてとても楽しかったです。ほんとに暑かったですけどね。最近は写真や動画の精度が上がってどこでも気軽に旅行気分が味わえるようになりましたが、やはり現地に足を運んで自分の目で見ると異なるものを得られる気がしました。三次元で捉えた時の感覚や空気が全く違うんです。面白かったなぁ。

 そしてゼミの旅行なのにうっかりイメコンの布教なんてしてしまって申し訳ない事をしました。

 最近、就活を通して自分の内面について考える事が増えました。

 自分のやりたい事ってなんだろう、私の性格ってなんだろう。そもそも、私は何を大切に生きていきたいんだろう、とか。みなさんは自分について考える事はありますか?

 色々と分析していく中で、私は思っていたよりも自分の感情に鈍い事を自覚しました。そんなに大層なものではありませんが、今どんな気持ちかと問われた時に実はよく分かっておらず、あれ、もしかして今こういう感情になっているのか。だからこういう行動を取るのか、なんて自分でびっくりする事があって笑ってしまいました。

 一度分析する癖がつくと漠然とした感情にラベルを貼ってあげる事ができるので少しすっきりするんですよね。軸とは少々ズレていますが、自己分析で思わぬ収穫があって良かったかもしれません。

 よくストレス解消法として自分の考えをノートに書き出すという手段が挙げられますが、多分こういう事なんでしょうね。

 あと何度も言いますが運動や筋トレもおすすめです。受験期はストレスで爆発しそうになる事も起こると思うので、YouTubeで「キックボクササイズ」と検索して面白そうなものをやってみてください。ストレスの根源に向かってパンチやキックをくりだすと爽快感がありますし、何より腹筋と腕周りが同時に鍛えられるので筋トレ代わりにもなり効率が良いです。試しに5分ぐらいやってみてください。(ちなみに私は最近やっていません)

まだまだ暑さが続きますので、熱中症にお気をつけて。では、また。