こんばんは。かつーんです。
台風が少しずつ東方面に寄って来ていますね。
慌ただしかった夏期講習も一息ついたので、被害が酷くなりそうな今日を家の中で過ごせるのは僥倖だったなぁと思います。
とはいえ、レポートがほぼ手付かずの状態であることは前回の記事を書いた時から変わっていないので、口惜しいことにのんびりだらだらしていられません。
夏期課題の無い弟が心底羨ましいです……。(´・ω・`)
さて、今回はある番組について取り上げたいと思います。
皆様はテレビ放送大学をご覧になったことがあるでしょうか。
私も普段は全く見ないチャンネルなのですが、今「和歌文学の世界」という番組(授業と言うべき?)が放送されています。
古代から近代までの和歌の変遷を辿り、和歌の全体像を把握するという流れです。
この番組は今年の春先くらいに放送されたのですが、その時は録画と自分の都合が悪くて見られませんでした。
一昨日から再放送していることを母から教わり、慌てて見始めている次第です。
なお講義概要には、
「日本文学の根幹とも言える和歌について、総合的に学び、理解を深めることを目指す。それと共に、和歌文学を学ぶことによって、長い伝統を持つ日本文学を貫いて存在する本質を洞察する。古代から現代まで、1300年以上にわたる長い和歌の歴史の中で、和歌の表現や和歌に託された人々の心はどのように変遷し、どのように深まってきたのか。著名な歌人、名歌や秀歌、勅撰和歌集、歌物語、歌論など、さまざまな角度から、わかりやすく、かつ具体的に講義する。現代社会を生きるうえで、ぜひとも身につけておきたい日本文学の教養基盤を、和歌を通して提示する。(本文引用)」
とあります。
第1回は「歌枕の世界」という題で、歌枕について取り上げていました。
歌枕の時代ごとの使い方や認識の違いなどの講義でした。
例えば、桜で有名な「吉野」は『万葉集』が編纂された上代から南朝時代まで詠まれています。
特に『万葉集』では、柿本人麻呂の吉野讃歌のように桜の名所という印象が強く表れている詠み方がされています。
しかし、『古今和歌集』になると物寂しい隠遁の地のような印象を受ける詠み方がされているのです。
更に『新古今和歌集』では『古今和歌集』に収載された坂上是則の和歌を本歌取りして詠んでいるという例もありました。
また山に着目して詠んだこともあれば、川に焦点を当てたなどという話も聞けました。
吉野讃歌は日本文学史Ⅰ(上代)でも扱われたので、少々懐かしい気分に浸りながら解説を聞いていました。
それと同時に、近しく感じる上代と中古(平安時代)とでも随分と印象が変わってしまうことが面白く感じられました。
一口に平安時代といっても、六歌仙が活躍した頃と『源氏物語』が書かれた頃とでも100年近い隔たりがあるので、印象が大きく変わるのも当然と言えばそうなのでしょうが。
歌枕については、後期に歌枕を扱った特別講義を取る予定でいるので、その時に少しでも役立てば良いなぁと思います。
今後の講義では、和泉式部や『伊勢物語』『源氏物語』の和歌をも扱うそうなので、今から楽しみです。
ただ1つ残念な所があります。
それは、教授の話し方が非常にゆっくりなことです。
聞き取りやすさを重視して、敢えてそのようにしているのでしょうが、ゆっくり過ぎて2倍速でも十分聞き取れる程なのです。
もう少し速く話せばメリハリがついて良いだろうにと思うものの、多分それは不可能なので、2倍速で見続けたいと思います。
投稿者「katuun」のアーカイブ
いと懐かしき
こんにちは。かつーんです。
夏休みに入って夜更かし生活が始まるかと思いきや、早寝早起きの毎日が続いていて驚いている今日この頃です。
というのも、テストが終わってからバイトと並行して車の教習を始めまして、体力がもたずに夜寝落ちしてしまうのです。(^_^;)
その結果、早寝早起きをしているという次第です。
夜更かしするより早寝早起きの方が健康的でずっと良いのでしょうが、如何せん体力が無いので、夏期講習8日目にしてかなりヘロヘロです。
残り云日間もつかどうかがやや心配であると同時に、夏期レポートに殆ど着手出来ていないので、この夏が終わる頃には真っ白に燃え尽きているような気がします……。
さて、今回はちょっと懐かしいものについて取り上げたいと思います。
先日、NHKアーカイブスで『みんなのうた』の特集をやっていました。
まだ映像が白黒の頃のものから、割と最近のものまでと、幅広い時代の『みんなのうた』を流していました。
「北風小僧の寒太郎」や「コンピューターおばあちゃん」「山口さんちのツトムくん」などが流れた時は、よく聞いていこともあってとても懐かしかったです。
『みんなのうた』は幼稚園や小学生の低学年の頃によく聞いていたので、今でも少し歌えます。
ただ、当時はカセットで聞いていたことが多かったので、映像と併せて見ると印象が結構変わるのだと思いました。
例えば、「赤鬼と青鬼のタンゴ」は歌詞の中では赤鬼と青鬼しかいませんが、アニメーションには女声コーラスを担う白兎たちもいます。
跳ねている白兎たちが「秋風の(フゥ~)忘れ物(フゥ~)」と途中に入るコーラスの部分でカメラ目線になったり、サビに入る前のバイオリンを白兎たちが演奏していたりして可愛かったです。
また「メトロポリタン美術館」では、主人公の女の子がミイラの布(包帯?)を引っ張って遊んだり、棺桶に目覚まし時計をセットして永い眠りから起こそうとしたりしていて、結構突っ込み所がありました。
この歌のアニメーションは、今見ると最後に絵に閉じ込められる所が少々怖いくらいで、他は楽しそうだと思います。
しかし、幼い頃は夜の薄暗さや美術館の不気味さがひどく怖く感じられて、苦手だったんだろうなぁと思います。
(現に母が「メトロポリタン美術館」は嫌いそうだったと話してくれました)
小さい時と今との感じ方の違いを楽しむのに、『みんなのうた』は良い題材なのではないかとぼんやり思いました。
時代による流行り廃りは必ずあるので、私達が子どもの頃に好きだった歌や話などが、今の子ども達に通じないなんてことはざらにあります。
それでも、いつの時代でも通じるようなものが少しでもこれから先続いていってくれると良いなぁと思います。
切り口は色々
こんにちは。かつーんです。
ふと、自分の書いた過去記事を振り返ってみたら、前回と前々回のものが教職のカテゴリーに入っていました。
カテゴリー設定は話のネタによっては曖昧なので、時折物凄く迷います。
迷ったら大学生活のカテゴリーに全部入れてしまえば良いのでしょうが、過去記事を探す時にカテゴリーは便利なので、少々迷いどころです……。
流石に3回も連続して教職の記事だと芸もネタもないので、今回は路線変更しようと思います。
さて、今回はある授業課題の雑感を書き連ねたいと思います。
今私は、ことばと社会という教養の授業を取っています。
教養の単位は昨年で全て取り終えたのですが、自由単位の穴埋めの為と、内容に興味を持ったことから取ることにしました。
社会言語学を扱っているのですが、英語の変遷を辿ったり、言語の性差や年齢差を比べてみたりしているので、とても面白いのです。
英文科の先生の授業なので、英語と日本語を比較したり、具体例に英文を出したりすることがあります。
英語が心底嫌い、或いは苦手な方にはその点が大変だと思いますが、語学が好きな方にはお勧め出来る授業ですので、興味を持った方は来年是非受講してみて下さい。
それで、この授業では期末レポートが課されています。
授業で扱ったテーマから、自分の興味のあるテーマを1つか複数選び、それについて簡単な調査を行った上で結果と考察をまとめるというものです。
私は日本語における社会的格差による違いを見てみようと考え、川端康成の『古都』の主人公・千重子と苗子との台詞を比較してみることにしました。
一応作者本人が京都に行って確認をしているそうなのですが、時々怪しい京ことばが見られます。
しかし生き別れた双子の姉妹でも、育った環境が大きく異なるので、言葉遣いが結構違います。
例えば、由緒ある呉服問屋の娘である千重子は、多くの名詞が「お+(名詞)」の形になっている一方、苗子の方では少し見られるといった具合です。
他にも返事の仕方(「はい」と「へえ」の数)や、敬語の使い方を見比べると、違いが見られて面白いです。
今までに有名な文豪の作品を幾つか読んだことがあります。
ただ、その時は作品論や作家論を念頭に置いていることが殆どで、今回のように言語を念頭に置いて台詞に着目しながら読むのは初めてであり、新鮮な気持ちで読むことが出来ました。
切り口によっては、文豪の作品も見方が随分変わることが分かったので、やはり文学は面白いと思いました。
実は、これを書いている今も、まだレポートが完成していません。(^_^;)
今回はここで筆を擱くことにして、レポートを完成させてきます。
学生の皆様、レポートの期限には気を付けて取り掛かって下さいね。
来年は人を減らしてくれますように
こんばんは。かつーんです。
東京ではあまり被害が出ることなく、台風が通りすぎましたね。
土石流のニュースを聞くと、良かったなと思います。
休講になって欲しかった友人は残念がっていましたが。
ただ、これからうだるような暑さが待っていると思うと、少々憂鬱な気分になります……。
さて、今回は学科別事前指導について取り上げたいと思います。
3年生になってから、何度か教育実習や介護等体験の事前指導を受けてきましたが、昨日は学科ごとの事前指導を受けてきました。
4年生の教職志望の先輩方が教育実習を終えたので、その感想やそれを通してのアドバイスなどを伺いました。
殆どの先輩方が教材研究をしっかりすることを強調していました。
先輩方も3年生の時に、そのことをよく言われたそうです。
ある意味当たり前のようですが、殆どの睡眠時間を削って準備をしていたことを聞くと、想像している以上にしっかりやっておかなくてはならないのだろうと思いました。
先輩方の話を伺って、強く感じたのは学校ごとの違いです。
同じ中学生、或いは高校生を相手にしていると言っても、公立か私立か一貫校かで扱う教材が大きく変わります。
幅広い学年を見ることもあれば、一学年だけを見た方もいらっしゃいます。
最初の週は授業見学や教材研究に時間を当てて、2週目から実際に授業をする所もあれば、最初の週から授業を受け持つ所もあります。
国語だけでなく道徳など他の授業を持ったり、部活の顧問をしたり、運動会などの行事の手伝いをしたりする場合もあります。
あちこちの学校に行っているので当然なのですが、行った学校によって教える時間や教材研究の量が大きく変わります。
沢山の授業を受け持つことや様々な学年を見ることの方が、決して良いとは限りません。
とにかく出来る限りのことをしっかり行なって、一つでも多くのことを吸収してくることが大事なんだろうと思いました。
先輩方の話は勉強になるものばかりでしたが、少々予定時間を超過していました。
時間がないので頑張って早口で終わらせた方もいらしたのですが、全員に伺ったのでやはり時間がかかりました。
来年も全員が話をするとなると、今年の4年生よりも倍以上の人数がいるので、恐らく相当時間がかかるのではないかと予想されます。
来年は話す人を選んでくれると、時間としては良いんですけどねぇ。
百聞は(ちょっとでも)一見にしかず
こんばんは。かつーんです。
元々私は寝起きが良い方ではないのですが、最近輪をかけて酷くなってきているような気がします。
というのも、今朝母に起こして貰った時に「坊主が坊主じゃない!」と叫んだそうなのです。
何やらうにゃうにゃ返事をしたような記憶はうっすらとあったのですが、まさかそんなことを言っていたとは思わず、言った筈の本人ですら「何じゃそりゃ」といった具合でした。
昨日友人から借りて読んだ本にお坊さんが出てきたので、多分それが原因だと思うのですが、何故ぼーさんをチョイスしたのだろう……。
別の日にも寝ぼけてよく分からないことを言っていたらしく、その時の自分を問い質してみたいです。
さて、今回は介護等体験について取り上げたいと思います。
一昨日、介護等体験の特別支援学校でオリエンテーションを受けてきました。
介護等体験をする際の注意事項や心構え、学校の歴史などを教頭先生から伺いました。
話を伺った後は、校内や授業の様子を見学させて貰いました。
短い時間でしたが、話を伺ったり見学したり出来て、とても良かったと思います。
なぜなら、学校の空気に触れられただけでなく、コミュニケーションについて振り返ることも出来たからです。
コミュニケーションをとる時に何に気を付けるべきか、どうするべきなのかは、誰であっても同じで変わらないということを再確認しました。
介護等体験に関することは、当たり前と思っていることを改めて見つめ直して、考えさせてくれるような気がします。
実際に体験にいくのはまだ先なので、それまでに少しは知識や理解を深められればと思います。
体験先の学校まではバスを使って行ったのですが、バス停からは少し距離があり、行くまでに少し迷ってしまいました。[:汗:]
たまたまバス停の近くで会えた日文の子と一緒に向かったのにも関わらず、です。
お店の人や通りすがりの人に道を聞いて、事なきを得ました。
地図は不得手とは言え、方向音痴ではない筈なのですが……何故。
実体験の時は、迷わず行ってみせたいです。
繋がって、繋げて、伸ばす芋づる
こんばんは。かつーんです。
今日も雨が酷かったですね。
前期は土曜日に授業があるので、レインコートにレインブーツの完全防備で行ってきました。
レインブーツまで履いて行ったのは久々でしたが、先日も雨が酷かった時にレインコートを着て行きました。
すると、その姿を見た友人曰く「厨二っぽい」とのこと。ひどい。(´・ω・`)
ゆったりめの紺色のものなので、ハリポタなどで出て来るローブに見えなくもないのですが、たまたま強い風で裾が翻っていたのも一因だったようです。
良いじゃないですか、濡れるの嫌いなんですよ。なるべく濡れたくないのですよ。
雨が降ってくれると暑くならないので有難いのですが、湿気や濡れたくないことなどを考慮すると、早くやんでほしいとも思います。
さて、今回は授業について少し思うことを徒然なるままに書き連ねたいと思います。
私は今、週に2(+2)時間ほど和歌を扱っている授業をとっています。
(+2としたのは、演習で和歌のある部分を扱う時とそうでない時とあるからです)
それぞれの授業で掘り下げている歌人や歌集が異なるとはいえ、同じ和歌というジャンルを扱っている以上、ある授業で得た知識を他の授業で活かせたり繋げたり出来ることがあります。
例えば、贈答歌について勉強している授業で、「贈答歌を見る時は共通している語句を探す」ということを教わります。
(共通語句がある場合は、贈答歌のルールに則っていたと考えられるということです)
それを『源氏物語』の演習授業や『伊勢集』の講義の授業で実践してみます。
共通語句がなければ、返歌の主がまともに返す気がなかったのか、歌が上手くなかったのかなどと考察の端緒になることがあります。
例えば、中古文学史を学ぶ授業で、『蜻蛉日記』の従来の捉え方や近年の解釈を教わります。
それを踏まえて『蜻蛉日記』やその注釈書を読むと、必ずしも注釈書に従った方が良いとは限らないことがあります。
そして注釈書とは異なる解釈をし、演習授業で発表することがあります。
このように、ある授業で知ったことが他の授業で繋がってくると、とても楽しい気分になります。
前述したように、今は和歌漬けをしているので楽しい気分になることも多く、「これが知識の積み重ねってやつかな~♪」などと時折浮かれています。
私が大学で学び始めた頃、自主ゼミの先輩方の知識の豊富さに尊敬の念を抱き、私もああなりたいと憧れました。
現在、当時の先輩方に年齢だけは近付きました。
知識が敵うくらい深められたとは全く思いませんが、これからもただ知識を増やすだけでなく、咀嚼し、自分のものにする努力を続けたいと思います。
ところで、先日演習が2つとも発表が終わり、漸く一息つくことが出来……ずに補足説明の準備をして、それを今週終えてきました。
補足説明をした後、予想外なことに質問を受け、不意打ちを喰らった気分になりました。
なぜなら、昨年の中古文学史のノートがあれば、結構簡単に答えられたであろう内容だったからです。
「『蜻蛉日記』の演習をとっているなら、去年中古文学史もとっているだろうから、詳しい説明を端折るという力技をしたいなー」という下心はあったものの、万一を考えて中古文学史のノートを発表当日は準備しておきました。
しかし発表日に指摘されなかったことに安心し、補足説明の日にはノートを持っていかなかったのです。
所詮付け焼刃の受け売り知識ですから、記憶の糸を必死に手繰ってもズタボロで、しどろもどろになりながら何とか説明をしたといった体でした。
知識を全て頭に詰め込めとは言いませんが、なるべくならそらんじられるほどに頭に叩き込んでおくべきだと思います。
やはりオリジナルに勝るものはなし、か
こんばんは。かつーんです。
同期が前に書いた記事にツッコミを入れるのは内輪すぎる感じがするので、少々控えたいのですが、どうしても気になったことが1つだけあるのでそれについての補足をば。
先日のあゆみさんの記事(当記事参照)にて「口癖は『ちくせう』←『畜生』と言いたいようである。」とありましたが、あれはわざとやっているんですよ!
「畜生」だと流石に口汚い印象が強いので、古語っぽく「しょう」を「せう」と言っているだけなのですよ!
「畜生」より「ちくせう」の方がまだ聞こえが柔らかいと思うのですが、如何でしょうか!?
(思わない? というかどうでも良い? 左様ですか)
ただ、「口癖」と書かれてしまう程頻繁に言っていたとは思わなかったので、気を付けようと思います……。
さて、今回は国語国文学会について取り上げたいと思います。
今日の午後に国語国文学会 春季大会が催されました。
春季大会は二部構成になっており、第1部の総会では昨年度の活動や決算報告、自主ゼミや来年度会計監査の承認などが行われました。
奨学金の授与では受賞者の方が挨拶をするのですが、今年は脚本家の大石静さんと森田直美さんがスピーチをして下さいました。
お二人は社会・学術分野で活躍なさっている本学科卒業生に贈られる青木生子賞を受賞なさったのです。
私は大石さんが脚本を書いた作品をいくつか観たことがあったので、どんな話をして頂けるのか、とてもわくわくしながらお話を伺いました。
大石さんの考える脚本家という仕事についてや、その仕事に対する姿勢、仕事を通してのメディアについてなどを話して下さいました。
「原作のある作品で良いものもあるが、やはり長く語り継がれるような良い作品はオリジナルだと思う(要約)」と、「北の国から」や「踊る大捜査線」シリーズ、「古畑任三郎」シリーズを例に挙げていらして、成程と思いました。
附属中学・高校に通っている時から、本学卒業生の方にお話を伺う機会は幾度かありましたが、やはり本学に通っていた方は自分の意見をはっきり話すことが出来る方ばかりだと、スピーチを通して改めて思いました。
第2部の活動報告と研究発表では、中世自主ゼミの活動報告や第14回日本女子大学日本文学科賞 学術賞の受賞者の方の研究発表などが行われました。
中世自主ゼミの活動報告では、ブログ部のさとよさんが『明月記』から見た藤原定家がどのようなものであるかを発表しました。
意訳を組み合わせたお陰もありますが、定家が如何に面白い人物であるかがよく伝わってくる報告でした。
あの報告を聞いて定家が愉快な人だと思う人がいないだろうか、いやいるに違いないと思わず反語を用いてしまう程、分かりやすくて面白かったです。
よく「中二病」や「マザコン」と表現する許可が下りたなぁと思います。
春季大会は日本文学概論の必修なので1年生はいたのですが、2年生以上の人達は殆ど見当たりませんでした。
(私も初めは再履修で聞きに来たのか勘違いされたくらいです)
教特やバイト、サークルなどがあるので、なかなか都合をつけられないでしょうが、趣味で参加する人がもう少し増えると良いなぁと思います。
3年メンツよ! 全員集合
こんばんは。かつーんです。
とうとうゴールデンウィークが終わってしまいますね……。
日頃の睡眠不足を補うように寝てばかりいた為か、あまりゆっくりした気がしません。
(寝ているだけでも十分ゆっくりしているじゃないかというツッコミはご容赦願います)
まぁ、先週39度まで熱を出しましたので、ちょっとした休養期間だったと思えば、ちょうど良かったのでしょう。うん。
気温の変化も激しい今日この頃ですので、皆様も体調管理にはお気を付けください。
さて、今回はブログ部メンツの同期会について取り上げたいと思います。
今日、ブログ部のあゆみさん、えりこさん、さえこさん、さとよさん、私かつーんの3年メンバーで同期会を行ってきました。
なほさんも来る予定だったのですが、体調を崩してしまったそうで、全員集合は叶いませんでした。残念です。
なほさん、お大事に。
「私3月の顔合わせ会に行けなくて、まだ顔を合わせていない人もいるから、いつか同期で集まりたいよね(要約)」というえりこさんの案を基に、あゆみさんと共同計画をして、見事本日実行と相成りました。
とはいえ、殆どあゆみさんに丸投げしたのですが。あゆみさん、幹事を担ってくれて有難うございます。m(__)m
「2回目からは皆慣れてカラオケとか行けるだろうから、最初くらい女子会っぽくやりたかったんだよ!(意訳)」というあゆみさんの希望から、お茶してきました。
(画像提供:あゆみさん)
うっかり食べる前に写真を撮り損ねたので、あゆみさんから画像を送ってもらいました。あゆみさん、本当に有難うございます。m(__;)m
初対面の人達もいたので、簡単に自己紹介を交えながら雑談をして過ごしました。
同期会ということで、ブログ部に関する真面目な話も一応したのですが、すぐに脱線してあまり進みませんでした……。
まぁ、今日は全員揃った訳ではない上に、一番の目的は「親睦を深めること」だったので、結果オーライでしょう!
色々と話題が飛びまくった果てに、「それぞれをポケ○ンのイーブ○の進化系に譬えてみたら」という悪ふざけもしてみました。
結構似ていると思う人もいるので、分かる方はこれを参考にして頂ければ、人物像がイメージしやすいのではないかと思います。
(著作権等の都合から、申し訳程度に伏字にしておきます)
イメージカラーは玉虫色っぽいあゆみさん:サン○ース
毒舌お嬢さま(当記事参照)のえりこさん:ニ○フィア
イケメン担当のさえこさん:ブラ○キー
ベレー帽がトレードマークのさとよさん:エ○フィ
多忙だそうなのでお疲れ様ですのなほさん:ブー○ター
(因みに一般人希望の私はグ○イシアだそうです)
今日の同期会で、少しは親睦が深められたのではないかと思います。
「さえこさんイケメーン!」やら「おちゃらけ筆頭はあゆみさんだ!」などとふざけ合える仲間は貴重ですので、これからも楽しくやっていけたらなぁと思います。
取り敢えず、次回はカラオケ大会がしたいねぇとぼやいてみます。
蓮子様グッジョブ!
こんにちは。かつーんです。
授業登録も終わり、大半の授業が本格的に始まりましたね。
演習授業にて、もう担当を割り振られた方も多いのではないでしょうか。
私は中古演習を2つ取っているのですが、2つとも5月の最終週、しかも2日連続で発表することが決まったので、少しばかり泣きたいです。
早く終わった方がある意味楽だよなぁと思いましたが……ちょっとタイミング悪いです。慌ただしすぎます。(^_^;)
ゴールデンウィーク中に多少片付けられるよう、少しずつ資料を集め始めたのですが、終わる気が全然しないです![:汗:]
担当箇所が判明している方は、早すぎるくらいの時期からレジュメ作りに取り掛かることをお勧めします。
さて、今回は少々興奮してしまった出来事について取り上げたいと思います。
皆様の中に、今放送中のNHKの朝ドラ「花子とアン」を視聴している方はいらっしゃるでしょうか。
「花子とアン」は、『赤毛のアン』を始めとするモンゴメリーなどの英米児童文学を翻訳した、村岡花子の半生を描いた伝記作品です。
花子の孫・村岡恵理著『アンのゆりかご 村岡花子の生涯』を原案にしており、所々に『赤毛のアン』を想起させる演出が入っています。
今は花子(はな)の16歳の女学生時代を描いているのですが、それ以前のエピソードも面白いので、興味が湧いた方は是非視聴してみて下さい。
(とはいえ、私もちゃんと観始めたのは先々週くらいからですが)
では、長くなりましたが、ここから本題に入ります。
今週の授業のシーンで、ある古典作品の作者が取り上げられていました。
その名も、紫式部です。
『源氏物語』という傑作を書いた作者ということで、その人物像について、生徒が自分の考えを述べるというものでした。
ある生徒は「知識に富んでいる才媛」といったことを答えていました。
しかし、編入生の葉山蓮子は「意地悪な方だったと思います」と答えていました。
またその根拠に、『紫式部日記』の清少納言についての記述を挙げていました。
この意見を聞いた時、私は思わず「蓮子様グッジョブ!」と言ってしまいました。
なぜなら、『紫式部日記』を踏まえた意見だったからです。
『紫式部日記』は、日文生ならば知っていて当然とも言える作品でしょう。
しかし『源氏物語』と比べてしまうと、そう知られていない作品のような気がするのです。
(あくまで私個人の意見もとい偏見であり、最近は清少納言の記述ぐらいなら知られつつあるように思います)
それを朝ドラで取り上げてくれるとは思いもしなかったので、少々興奮してしまいました。
中古の授業を取っていると、紫式部の人物像を考える機会が度々あります。
単純に才能が高いだけではないということを知り、面白く感じているので、様々な人達にも有名人物の異なる側面を知ってほしいように思うのです。
ただ、後で友達とその話をした所、時代考証を踏まえるとおかしい展開だねと言われました。
いくら有名な古典作品であっても、言ってしまえば主人公は色情魔同然であり、当時の女子教育には良くなかっただろうから、教材に採用されなかったのではないかということだそうです。
まぁ、最後に「この作品はフィクションです」とあるので割り切ってしまえば良いのでしょうが、時代考証はやや面倒ですね。
履修は計画的に
こんばんは。かつーんです。
3日に健康診断があったのですが、早めに行ったにも関わらず、既に整理券配布場には長い行列が出来ていました。
皆様オ早インデスネェ……と少々慄きましたが、それでも早い方だったみたいで、一番早い時間の整理券を見事手に入れることが出来ました。
教職志望なので胸部X線撮影もあったものの、あっという間に全診察を終えました。
「あれ、健康診断ってこんなに早かったっけ?」と思いましたが、中高と比べて検査項目も少ないので、当たり前と言えばそうなんでしょうけれども。
そういう意味では、大学の健康診断は簡単で良いですね。
さて、今回は履修について少し思うことを羅列していきたいと思います。
日文の選択必修の中に、日本文学史というものがあります。
上代・中古・中世・近世・近代と時代で5つに区分されており、最低2単位(教職志望者は3単位)を取らなければなりません。
ただ隔年開講の授業なので、取りたい時に上手く取れないといったことがよくあります。
因みに、授業の組み合わせは
上代・中世・近代
中古・近世・近代
の2通りで、今年は上のパターンになります。
(2人の先生が交代で開講している近代だけ、隔年ではありません)
他の授業との兼ね合いがある為絶対とは言い切れませんが、1年生のうちに2つ取ってしまうなど、早めに履修しておいた方が良いように思います。
2年生になると演習が本格的に始まるので、知識の事前確認のように勉強することも出来ますし。
取り方は様々ですが、基本的には自分の好きな時代や興味のある時代を選ぶと良いかと思います。
あとは、レポートなどの課題やテストといった評価対象も選ぶ時のポイントですね。
日本文学史はほぼ毎回変わらない課題が出るそうですが、講義や特論は授業によって様々です。
前期と後期の授業配分は勿論のこと、レポートやテストの量も考えて時間割を組まないと本当に死にます。
昨年の後期はレポートが10以上あるという事態になってしまい、12月と1月はずっと朝から夜までPCとこんにちは状態でした。
(前もって終わらせておかなかった分も含むので、完璧に自業自得です[:汗:])
その分テストがあっという間に終わったので、それはそれで楽だったのですが……。
テストよりレポート派でも、数の暴力は流石に辛いので、皆様はお気を付け下さいませ。m(__)m
とはいえ、とにかく好きな時代だけを選ぶことは、少しばかり危ういように思われます。
敢えて講義や演習や特論の授業を取らないと、専門分野を優先しがちになってしまうと考えるからです。
「それでも良い」という方もいらっしゃるでしょうが、特に教職志望者はそれを避けた方が良いと私は考えます。
高校の先生ならば、古文と現文とに分かれる可能性がありますが、中学の先生だと何でも程々に教えられるだけの知識と技量が要求されるでしょう。
将来のことを考えると、特に教職志望者は満遍なく取った方が良いように思います。
と、大分偉そうなことを書いてきましたが、かくいう私自身も若干片寄った授業の取り方をしています。
私は日本文学史で上代・中古・近世を、講義で中世(の一部)を勉強しましたが、近代に関しては殆ど勉強出来ていません。
本当は全ての日本文学史を履修した方が良いのでしょうが、時間割と単位数の都合で、それはかなり難しいと分かりました。
なので、今年は講義や特論で近代の知識を増やしていきたいと思います。
取りたい授業が被るなんてよくあることですが、皆様もよくよく検討して、無理のない履修をして下さい。