春のしらべ

春。なんていい響き。こもれびのような。甘い、ため息のような。ああ、

ハル。

色とりどりの春。色彩も音色もすべてがあたたかい春。

赤いチューリップにそっと口づけをする、白いちょうちょう。わかくさいろの小鳥。
ぺんぺん草のひとりごと。光の波にのって舞い降りてくるさくらの花びらと、伸ばした手から滴り落ちていく陽のしずく。耳もとでコソコソばなしをしてくる風。
——しゃぼんだま。ちいさな泡のつぶといっしょにくるくるめぐる景色は、しらない場所のように夢色にゆらいで、私の目の前でぱちんと消えた。

*****

まいです。ごきげんよう❀
春はうすくてやわらかい。だからこそ触ってみたくなるものです。

一年次のあいだ対面が2科目しかなかった状況から一転、月から金の5日間登校するようになりました。授業がスタートしてからまだわずかな時間しか経っていませんが、これだけは言いきれます。“学校に通うことはオンラインより遥かに楽しい”
たしかにオンライン授業はそれ単体でみれば楽、だったのかもしれません。電車に乗る疲労もない・眠気とたたかう必要もない・一回で聞き取らなくてはという緊張感もない。
……でもこれってネガティブな言葉であらわすと“つまらない”ですよね。もちろんその状況に置かれるからにはその特性をポジティブにとらえて、元気で調子のよい時に受講できる・何度でも復習できる、スタイルとして積極的に取り組むことが必要です。しかし対面になったとき、以前が物足りなかったのだと気が付きます。 例えばこんなとき。

先生の話に頷いて、冗談で笑い声を漏らす。ともだちと「難しかった」だの「ノートが可愛い」だの会話ができる。同じ興味のある子と語らい、緑に囲まれたベンチで言うのは「きょうはつかれたけど楽しかったね」。 

……1限の朝は、すがすがしい空気が気持ちいい。疲れた帰りは、夜ご飯が倍おいしい。
学校に通うことができるのも当然のことではないのだと教えてくれた春でした。

*****

ところで、新たな環境におかれると私生活でも新しいことを始めたくなるものです。
私はこの春、中・高と取り組んできて大学では機会に恵まれなかった“合唱”を「合唱団入団」という形でもういちど始めました。
歌は声帯回りや体幹など筋肉を必要としますが、きちんと歌う機会が減れば衰えてしまいます。はじめは歌唱力の低下にかなり落ち込みましたが、歌のアドバイスをするときの練習になると思い、前向きに取り組みました。できるだけ毎日発声練習をしていると、一年以上あいていたブランクは2・3週間でほぼ埋まってしまいます。「知らない」のと「忘れている」のでは取り組んだ時の感触がまったく違うんです。そう思うと、たとえ浅くても様々なことに触れておくのが良いですよね。

歌は、とても清いものです。飴細工の花束のように、きらきらと華やかだと思えばそっと触れただけでくだけてしまう。
フォルテには物語があり、ピアノには深い祈りがある。シャープは光の輝きを、フラットは涙のきらめきを放つ。宇宙のような広がりがあり、星のような神秘がある。
真心をこめれば体から自然とあふれだす音楽。気持ちのままに正直になるだけで、奏でられる妖精の歌。いったいだれが私のからだを弾いているのかしら?贈り物のようで、時に強い感情の五線譜にのってわきあがってくるミュージック。
幾つもの音色はセロファンのように重なり合い新たな色に染まっていく。私をあらたな色に染めてゆく。
何かを強く愛している時のあの不思議な調べ。そこで歌っているのはだれ?
あの丘の上の、おんがくの音。

——さぁ、今宵はどんな音楽がきこえてくるでしょうか。
耳を澄ましてこころの旋律にうっとりしながら、瞼を閉じて、夢をみましょう。
夢みることがおんがくのはじまりですから。

それではみなさん、おやすみなさい。

きっとこれは恋だった。

 卒論提出まで残り2か月。まさに佳境という中、最近お気に入りのカルピスをがぶがぶと飲みながら、血走った目でPC・論文とにらめっこしている限界大学生、さやかです。みなさん、こんばんは。

 今日も卒論ゼミに参加し、先生と中間レポートをもとに面談をしました。よく書けているとお褒めの言葉を頂き嬉しい反面、色々と要改善点も見つかりました。もっともっとブラッシュアップしていかなければ……!ゼミでの同期たちの発表も毎回気合が入っていて勉強になるし、何より内容が面白い。自分も負けてたまるかと、今日気合を入れなおした次第であります。

 さて。この間の土曜日、ひきこもりの私にしては珍しく夜の渋谷へとお出かけをしました。お目当ては、”綾崎隼×けんご 『死にたがりの君に贈る物語』スペシャルトークショー”。

 綾崎隼さんとは、私のブログに度々登場する、私の大好きな作家さんであり、私の最推しです。第16回電撃小説大賞「選考委員奨励賞」を受賞され、『蒼空時雨』にてデビュー。その後自然の風物をモチーフにした「花鳥風月」シリーズや現代版ロミオとジュリエットをテーマとしたミステリ「ノーブルチルドレン」シリーズなど多くの作品を発表されています。そして、今年発表された最新作『死にたがりの君に贈る物語』がTikTokの宣伝によりバズり、現在話題沸騰中の作家さんでございます。

 私が綾崎さんの作品と出会ったのは、中学一年生の頃でした。当時私はミステリーものにハマっていまして、面白い作品ないかなーと書店をウロウロしているとき、『ノーブルチルドレンの残酷』という作品が目に入りました。

 「ノーブルチルドレン」という聞きなれないカタカナに「残酷」という重い言葉。そしてポップなイラストの表紙に惹かれ、購入しました。すると、これが私の心にストライク!この作家さんは面白いと作品を買い集めるようになり、大好きな作家さんになりました。

 綾崎さんの作品の魅力は3つあると思っています。一つ目は繊細で綺麗な言葉選びです。

「唇から零れ落ちた吐息を拾い集めて。一つに束ねたら、あなたの形になれば良いのに。」

 これは『吐息雪色』という作品の冒頭です。

すごく綺麗な文章だと思いませんか?吐息を拾い集めるっていう表現が、冬の寒さ・心細さとそれが現実には不可能な空想であることを描いていて。「あなたの形になれば良いのに」と、吐息を「あなた」に見立てる。でも、吐息だからきっとその像は透明で、手で触れることはできなくて、脆い。思い描く像が不完全でしかないという切なさ。そして「良いのに」と逆接で止めるという憎さ。もう、たった二文だけで沢山語れてしまいます。

綾崎さんの作品は、こんなふうな繊細で綺麗な表現がちりばめられていて。まさに私の好みドストライク……!!

二つ目は、魅力的な登場人物たちです。もう、登場人物全員が愛おしい。例えば、「ノーブルチルドレン」シリーズのヒロインである女子高生・緑葉。靴のかかとを潰し履き、シャツはブレザーの下からはみ出していて、髪は寝ぐせでくしゃくしゃ。それでいてたまに奇行に走るという、ぱっと見やばい人なのですが、実は誰よりも心優しくて、芯が強いのです。将来は心療内科医になるのだと、その練習のためと称して「保健部」を創設し、生徒たちの悩みと真剣に向き合っていきます。純真で気高い志を持ち、厳しい現実に立ち向かっていく姿は本当にかっこいい。中学生のころ、作品を読みながら「緑葉のように強い心を持ちたい」と思ったものです。他にも、紹介したい、愛しい人たちが沢山いるのですが、文量がすごいことになりそうなので、とりあえず、緑葉だけにしときます。綾崎さんの作品を読んでいると、きっと登場人物たち一人ひとりをすごく大切に思っているんだろうな、というのが伝わってきます。

三つ目は、読者の期待を良い意味で裏切る展開です。綾崎さんの作品、ミステリ要素が含まれていることが多いんです。読むたびに、「次は騙されまい」と意気込むのですが、毎回してやられています。不意打ちでやられることもあれば、正面から堂々とやられることもあり、作品を一つ読み終えると、思わず最初から読み直してしまいたくなる。そして読むたびに新たな発見があったりして、何度でも読み返したくなる。そんな仕掛けと深みがあります。ほんと、こればっかりは実際に作品を読んでいただかないとうまく説明ができない……!!

はい。ここまでの私の文章の熱量でわかる通り、私、綾崎さんの作品、本当に大好きなんです。どの作品も何十回と読み返しているし、これまで苦しいときに何度も綾崎さんの作品に助けられてきました。中学生のころからだから、追っかけ始めて、かれこれもう10年。私の中で、綾崎さんを超える作家さんはいません。本当に、大好きなんです。

そんな、憧れの作家さんのトークイベントに参加してきました(ようやく本題)。しかも、ネット配信ではなく、リアル参加。定員20人という超プレミアだったのですが、奇跡的にチケットがとれまして。トークイベント前にアルバイトのシフトに入っていたのですが、イベントが楽しみすぎて興奮して浮かれてしまい、お客様にお釣りを払い忘れるという大失態を犯しました。いつもなら再起不能なまで落ち込むのですが、「この後綾崎さんに会える……!!!!!!!!!!!」と思うだけで、元気百倍でした(反省してます)。

イベント時間が近づき、会場に案内されて。「え、もうこの壁の向こう側に綾崎さんがいるの…?ガチ……?」と、現実が受け入れられない限界オタクをしている間に開始時間に。軽い足取りで、司会である編集者さんの肩を叩いて、「よろしく!」と声をかけ、颯爽とステージにあがる素敵な男性。

この方が綾崎隼さん……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

その後は、綾崎さんから目が離せませんでした。釘付けでした。あれは完全に恋でした。

今回のイベントは、最新作『死にたがりの君に贈る物語』のヒットを祝して開催されました。作品執筆の裏話だったり、小説にかける思いだったりが聴けて、本当に幸せな時間でした。期間限定でアーカイブが公開されているようなので、気になった方は是非!(https://youtu.be/zDsiatCo28Y)

沢山のお話の中で特に印象に残っているのは、小説にかける思いです。新人賞に応募したときも、担当編集者さんに原稿を見せるときも、すごく怖いのだと、綾崎さんは語っていました。魂を削って小説を書いているのだと。小説家の方が真剣に作品と向き合って執筆されているからこそ、こんなに素敵な作品が世に生み出されるのだなと感じました。作家さんが魂を削って小説を書いているのならば、私たちも誠心誠意真剣に小説と向き合わねばと心を新たにしました。

そして、今回のイベントではなんと綾崎さんのサイン入り著作を頂くことができました!!!!!!!!!

しかも!!!!!!!!宛名つき!!!!!!!!!!

もう、一生の家宝です(泣)今日まで生きててよかったと、心から思いました。そして、今日が私の命日だとも思いました。サインだけで充分幸せすぎるくらいなのに、宛名まで入れてくださった綾崎さんには感謝してもしきれません。本当にありがとうございます。

10年以上追っかけてきた大好きな作家さんとお会いできて、貴重なお話を沢山きけて、おまけにサインまでもらえて。本当に、本当に幸せな一日でした。油断すると泣いてしまそうな位、嬉しくて、感動でいっぱいでした。こんな体験、きっともう二度とできないだろうなと思います。あの時間と頂いたサイン本は、私の一生の宝物です。綾崎隼さん、本当にありがとうございます。

これからも、綾崎さんを追っかけていこう。何度だって、作品を読み返そう。そして、小説を、文学を愛していこう。そう思えた一日でした。

皆さま、ぜひ綾崎さんの作品読んでみてください。まずは現在ヒット中の『死にたがりの君に贈る物語』を、そしてもし気に入っていただけたのであれば、次に『盤上に君はもういない』を読んでみてください。きっと、この二作品を読めば見事沼にはまります。

それでは、今日はこのへんで。さやかでした!

≒03:30

ご無沙汰しております、みちるです。

眠れない夜が続くんです。

「対面授業も増えてきたんだ、生活を整えなくては駄目だね」

左様。
二限の開始に間に合わないかも知れない、そんな恐怖はいつだって馬鹿にできない。もう「乗り換えでスーパープレイを発揮した場合に限り遅刻を免れるだろう」なんて予測を立てながら冷や汗を拭う地下鉄の30分間を反覆するのは御免だ。

というわけでやっと『眠られぬ夜のために』(岩波)を買いました。
というわけで、ではない。重々承知しておりますが。藁にもすがる思いで、ヒルティにもすがる思いで、いいやヒルティは藁でないのですが。加えてえらく正直に”眠られぬ夜”を思索の時に充ててはますます眠れなくなるのでは?
いやいや、眠たいことを言っていないで――

(間奏)

「実在の絶対的レベルがを再び見いだそうとすることが不可能であるのは、幻想を演出するのが不可能であるのとまったく同じ次元の事柄だ。幻想はもやは有り得ない、なぜなら実在がもはや有り得ないからだ。これがパロディー、ハイパーシミュレーション、あるいは攻撃的シミュレーションに問われる政治問題の全てだ。」※1

コーヒーに注がれた少量のミルクは、一瞬にしてすべてを台無しにしてしまう。あの底なしの黒さを殺すには、たった一滴のミルクの渦巻きで十分なのである。そしてすべてはコーヒーと同じ運命をたどる。真実も、人間自身でさえ。

ただ、固有名詞だけが、シニフィアンだけが、形容することによって形容することが出来なくなるこのものだけが、こうしたものから遁れられる。しかしそれは残りでしかない。それは実在とイコンの関係がたどる螺旋の終着点だ。そこには均質的な空間と、そこに転がる様々な残りしかない。
――「ない」と言ったことは何たる誤謬だろう、そこではもう存在論すら不可能なのだ。

例えばコーヒーのカップを指で掴み、口元まで持っていって啜る。それは「投企」という仕方で理解され得るが、これも何か――例えば走る、という動作の――一つのアナロジーでしかない。存在論が不可能なのは、形而上学がそれに先立つからではなく、もはや「ある」ということもメタファーだからだ。

もはや何も「ある」とは言えない。それでも、今目の前にコーヒーのカップが見えるのは、一体なぜなのか。ただ漠とした現実だけが、  。ただ、  。空白を埋めることはもうできない。空白が文章を不完全にし、「残り」にする。あったものが、台無しになっていく。もはやそれを止めることも、それに抗うこともできない。
指の間から零れ落ちるミルクが、振動しながら広がっていく。

(間奏)

【「みちる」が私を参照しなくなる日はくるのかしら。】

「眠たいことを言っていないで、はやく眠りたまえよ」

眠られぬ夜のためのボードリヤールなんて、ご勘弁願いたい。
ただ何となく一章だけでも繙いてやるかという気持がした…ヒルティと彼の遺影、もとい二冊の袖に鎮座する”著者の写真”を枕元に並べて。

明日は10時50分。うまくやるのよ?と。

またお手紙書きますね、大好きです。   みちる

※1:著/ボードリヤール、訳/竹原あき子『シミュラークルとシミュレーション』P28(法政大学出版局、1984年)

なんといっても大画面で見る推しは最高

こんにちは!やなです🐧🧊
とあるスマホゲームで推しキャラの新規カードが入手できるイベントが始まり、やっと終わると思ったら今度は別のゲームで推しの新規カードが入手できるガチャが始まり、これまた別のゲームでも……というやばいスパイラルに見舞われていました。ガチャは敗北しました。運がないですね。強く生きます。

***

久しぶりに映画館に映画を見に行きました。
僕のヒーローアカデミア(通称:ヒロアカ)の映画なんですが、めちゃくちゃおもしろかったです!
ヒロアカは週刊少年ジャンプで連載されている人気作品なんですが、簡単に言うと「個性」と呼ばれる異能を持った人間が溢れている世界で繰り広げられるバトル漫画なんですね。もちろん戦闘シーンだけではなくて、めちゃくちゃに重い過去を持った登場人物とのストーリーや、学校が舞台なので平和(?)で愉快な学校行事なども描かれています。そのギャップがとてもおもしろいんですね。興味がある方は公式サイトからぜひ(これはアニメの公式サイトですが、原作も最高ですよ!)→https://heroaca.com
今回の映画は実は3作目なんですが、世界を舞台にした、スケールがとてつもなくでかい物語でした。どこがおもしろかったのかを紹介したいな〜と思います!

①作画がすごい
言うまでもなくという感じですけれど。ヒロアカはアニメの作画がとても綺麗なんですが、映画もとんでもなく綺麗で迫力満点でした。特にカメラワークが実写のアクション映画のようで(見てもらえればわかります)、これは3Dで見たら映えるだろうな〜と。8月の終わりに都内の劇場で4Dが公開されるらしいのでぜひ見に行きたいですね。

②ゲスト声優がすごい
3作目のゲスト声優はなんと!吉沢亮さんでした!3次元に疎い私が持つ吉沢亮さんのイメージは「顔がめちゃくちゃ良い」と「大河に出てるすごい人」だったのですが、今回新たに「声の演技もできるすごい人」というイメージも付きました。いや〜〜〜〜〜〜!!すごかった…………!もちろんアニメ映画に出演なさっている俳優さん、みなさん上手なんですが、吉沢亮さんは完全に期待値を超えてきましたね。私は事前に公式サイトで予習をしていたので、あ〜このキャラが吉沢亮さんか!とすぐにわかったのですが、言われなきゃ絶対にわからない自信しかないですね。しかもすごい良いキャラだったので、吉沢亮さんのイケボと合わさってしまうと、もう好きになるしかないですね。好きです。推しが増えました。

③シナリオがおもしろい
ヒロアカは学園モノなので基本的に日本から出ることはないのですが、今作は海外が舞台だったのでいつもよりスケールが大きくてとてもおもしろかったですね。ずっとハラハラドキドキしっぱなしでした。また、原作ファンだからこそ深読みできる小ネタが随所に散りばめられていて、しんどい部分もあり楽しい部分もあり……という感じでした。映画のオリジナルストーリーなのでもちろん漫画本編に影響を与えることはないと思うのですが、十分おもしろいヒロアカを堪能できましたね。推しも活躍していてよかったです。

………とまあこんな感じで、最高の映画でした!あまりにも衝撃を受けすぎて帰りの電車は1駅乗り過ごしました。アホですね。
映画館の席も満員ですごいな〜と思いました。リピーターも増えそうですね。私ももう1回行きたいです。
ヒロアカを知っている方はぜひ見に行くことをおすすめします。ご興味がある方はURLを貼っておくのでぜひ。

僕のヒーローアカデミア THE MOVIE- WORLD HERO’S MISSION-
https://heroaca-movie.com

『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ワールド ヒーローズ ミッション』予告【8月6日(金)公開】 https://youtu.be/by9Nk2A1y20

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今日の1曲。アジカンは最高。
ASIAN KUNG-FU GENERATION 『エンパシー』Music Video https://youtu.be/FTdxvatMig4

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それではまたお会いしましょう。やなでした!

聴いて歌って楽しんで。

こんにちは、あこです。

前回はお休みを頂いていたので久しぶりの投稿です。みなさん、お元気ですか?

前回のブログでは倒れているセミを助けて欲しいとお願いしたのですが、最近は雨が続いているせいか、セミの姿もほとんど見ませんね。鳴き声も聞かないので、なんだか心配になってしまいます。暑いのは嫌ですけれど、そろそろ晴れが恋しくなってきました。明後日は晴れるそうなので、セミたちはもう暫しの辛抱。頑張れ、セミたち!!

さて、今回は私が最近ハマっていることについてお話ししたいと思います。

ハマっていることとはズバリ、英語の歌を聴く&歌うことです。きっかけは、友人がBTS を好きになったことでした。

彼女からBTS を好きになりつつあると報告を受けた頃、私が観ていた某音楽番組にもBTS が出演しており、何となく気になりました。しかし元々人の顔を覚えるのが苦手な私にとって、整った顔の男性7人を識別するのは容易ではありません。webで「bts メンバー 見分け方」と検索したり、友人から送られてきたBTS メンバーの解説動画を再生したり、集合写真と睨めっこしたりしながら、約3週間かけて全員の顔と名前を覚えました。理由はわからないのですが、BTS のメンバーたちはジャニーズやLDH系のアーティストの方々に比べて顔を識別しにくく、覚えた!!と思っても髪型や髪色、衣装が変わると「この人、誰だっけ」となりがちです。今でも新しいMVや動画を見ると「ん?」と迷うことがありますが、当初に比べたら断然分かるようになりました。やった!!

BTS のメンバーを覚え、友人とも円滑なコミュニケーションが取れるようになってきた私は、次のステップに移ります。それは、BTS の曲を聴くこと。以前音楽番組で観た”Permission to Dance”を聴きました。ええ、どハマりしました。(踊れないけれど)踊りたくなるようなリズムや明るくて楽しげな雰囲気に魅了され、気が付いたら30分以上MVをリピートしていました。

そして、聴くだけでは満足できなくなった私は更なるステップへ。MVの字幕をオンにして、歌詞を見ながら歌いました。しかし慣れない曲・慣れない英語のせいか字幕では全く追いつけず、スマホで歌詞を表示させたり、自分なりに歌詞カードを作ったりしました。ですがこの効果は微々たるもので、「この長さの英文がこの拍に収まるのはなぜ??」という疑問は解消されず。もう歌えるところだけでいいか。とほとんど諦めてかけていました。

そんな時に見つけたのが”Nipponglish”というYouTubeアカウントです。(サイトもあります。)英語の歌詞の上にカタカナで読みが書かれていて、英語の音の繋がりや変化(例:check it out=「チェック イット アウト」は「チェキダウ」)もわかりやすいので、英語が苦手な人でも歌いやすいんです。他にもカタカナルビが振ってあるサイトや動画は見つけましたが、私は”Nipponglish”が1番わかりやすいと感じました。英語が得意な方は「こんなの邪道だ!!」と思われるかもしれませんが、楽しく歌いたい、なんなら歌えてる感を味わいたいだけなので悪しからず。サイト曰く、細かい発音に拘らずに大きな声で英語を発することは英語力向上にも良いそうなので、英語の発音良くしたいな〜楽しく英語を学びたいな〜という人にもオススメです!

そしてこの”Nipponglish”の”Permission to Dance”動画を再生しながら何度も歌い、「私歌えてる〜」と錯覚するくらいまで上達することができました。(その後にハマった”Dynamite”や”Butter”もこのサイトのお世話になりました。)

“Permission to Dance”の歌を毎日歌い続けてしばらくしたある日、私は”Nipponglish”サイトのアーティスト欄”BTS”の上に表示されていた”Bruno Mars”を何の気なしにクリックしました。恥ずかしながらBruno Marsさんは「嵐に曲を提供した世界的なアーティスト」ということしか知らなかったのですが、サイトにあった”Just The Way You Are”を聴いて一瞬で虜になりました。そしてYouTubeのBruno Marsさんの公式アカウント(?)を調べ、色々な曲を再生しました。中でも”Grenade”と”When I Was Your Man”が好きで、ほぼ毎日聴いています。また”The Lazy Song”は聴いていて元気が出る曲なので”Permission to Dance”同様、”Nipponglish”の動画を再生しながら歌っています。

ということで、最近はBTS の”Permission to Dance”、”Dynamite”、”Butter”の3曲とBruno Marsさんの”The Lazy Song”を歌い、その後Bruno Marsさんの曲を聴きまくるという習慣が確立しています。歌うことによってストレス発散にもなりますし、陽気な曲を歌うと楽しい気分になれるのでオススメです。 あと、英語の曲は聞き取れた時が嬉しい。何回も聴いたり歌ったりするうちに歌詞が聞き取れることがあります。英語が聞き取れた時ってやっぱり嬉しいですよね。”Nipponglish”のサイトも、是非ご覧ください。もしかしたら皆さんが好きなアーティストさんの曲も対応しているかもしれません!

因みに、私は音痴なので人前では絶対に歌いません。ご時世的にも皆で集まって歌うということはありそうもないですが、念の為お伝えしておきます。誰もいない家でガンガン音楽をかけながら1人で歌うのが好きなのです。

それでは、また。

道の程

中学校の頃通っていた塾では、月に1回、有名な文学作品をひとつ取り上げた、「今月の名文」というプリントが配られていた。名文は1ヶ月の間に暗記させられ、月末にテストされた。

それは島崎藤村の「初恋」を扱った次の月で、塾の先生が「先月はリンゴだったけど今月はレモンでーす」と言いながら配ったプリントから始まった。そこには高村光太郎の「レモン哀歌」が載っていた。

その詩は、中学生の私にとって、とても美しく、幻想的に感じられた。

そのプリントに書かれていた高村光太郎の略年譜を見て、ちょっとだけ彼に興味を持った。

ちょうどそのくらいの時期に、NHKの「歴史秘話ヒストリア」という番組で、高村光太郎が扱われた。愛に生きた詩人として、彼の生い立ち、智恵子との関わり、戦争、その後、全て紹介されていた。

それからしばらく彼のことは忘れていたけれど、高校生になって、電子辞書で近代文学をたくさん読むようになってから、やはり『智恵子抄』は押さえておくべきだと思って読み始めた。

でも、読むと悲しくなってしまう。その頃はもう彼についての知識がある程度あったから、光太郎と智恵子のことを考えて、胸が痛くなった。

高校の図書館で「智恵子の切り絵」という本を借りた。

晩年の智恵子の切り絵、もうほとんど会話すらできない状態だったのに、切り絵だけは上手に出来て、それを光太郎に顔を隠したり照れたりしながら恥ずかしそうな見せていた、あの切り絵が、光太郎の詩と共にまとめられた絵本で、小さな宇宙のような世界が広がる本。

巻末には高村光太郎が智恵子について語った文章が載せられていて、それを読むとまた胸が痛くなるのだけれど、二人の愛に感動する気持ちも生まれる。

その頃米津玄師さんがlemonという曲を出して、紅白で歌われるくらい人気になり、大晦日に初めて私はその歌詞を見て、かなり驚いた。これは、レモン哀歌の影響を受けている。彼は絶対智恵子抄を読んでいる。そう思った。「暗闇であなたの背をなぞった その輪郭を鮮明に覚えている」という二番の歌詞、これは、光太郎が智恵子の背中の黒子まで深く覚えていると言っていた、あの詩である。高村光太郎の詩を感じさせる歌が、街中で流れ、みんなに歌われていることを、私は嬉しく思った。

東京に来て、千駄木を散歩している時、そういえばこの辺りに高村光太郎の旧居跡があるはずだと思い、行ってみた。そこにはただ「高村光太郎旧居跡」という看板があるのみで、それ以外何も残っていなかったけれど、周りはたいそうな高級一軒家が並んでいて、なるほどな、と思ってしまった。もしここにあの黒いアトリエが残っていたら、どんなだったろうか。近くに森鴎外記念館があるのも、なるほど。

巣鴨に住む友達に会いに行く途中、早く着きすぎたので、そういえばこの辺には染井霊園、高村光太郎のお墓がある場所があるなと思い出し、自転車を走らせ向かった。雑司が谷霊園とは違って、開けた土地の小高い丘にたくさんのお墓が並んでいて、優しい風が吹いていた。高村光太郎のお墓に行くと、同じに敷地に、光雲のお墓と、智恵子のお墓があった。一緒に、静かに眠っていた。

東京には空がないと言っていたけれど、光太郎と智恵子のお墓の上には、綺麗な広い空が広がっていて、なんだか泣けてきた。よかったね、よかったねと心の中で繰り返した。ずっとここに一緒にいたんなら、さみしくないや。

岩手に行く用事ができたので、同行人に「私は花巻に行きたいです」と言い、レンタカーを借りて高速を飛ばして花巻市に向かった。宮沢賢治記念館の後に、高村光太郎記念館に行った。光太郎は東京生まれ東京育ちだけれど、晩年は花巻で過ごした。記念館は岩手県にある。智恵子が福島出身だから、東北に対してある程度の気持ちがあったのかもしれないが、史実的に彼は、戦争賛美の詩を量産してしまったことに対する懺悔の思いで都会を離れている。

彼は晩年に花巻の簡素な家で暮らしていたことは知っていたが、実際にその家を見てみるとなんかもう、ボロボロだった。簡素というのは実に美化した言い方で、正しく言うならボロ家である。実際、花巻にある光太郎の家を見にきた彼の知り合いなんかはこの家を見て、「これは……へぇ、たいそうな家で…」なんて反応をしたらしい。

この家に2人が住んだことはなく、晩年の光太郎はずっと一人暮らしなのだが、そうやって知り合いが来て、一人で寂しくないかと尋ねられると、「寂しくありません。ここには智恵子がいますから」と答えていたらしい。智恵子展望台というのがあって、山を登ると花巻の街が見下ろせる。そこで星空の下、光太郎は智恵子の名前を叫んでいたというエピソードも残っている。

中学生のころ、塾の方針で半ば無理やり暗記させられたあのレモン哀歌は、私の胸の奥でずっと鳴り響いていて、それは大人になっても忘れられず、事あるごとに私は彼を思い出し、彼のことを考え、気づけば高村光太郎にまつわる主要な名所はほぼ制覇してしまっていた。

私が本学に来たのも、彼らに呼ばれたからなのかもしれない。高村智恵子は本学出身である。青踏の表紙を智恵子が描くこともあった。成瀬記念講堂には、高村光太郎が彫った成瀬先生の胸像が飾られている。

自分がずっと好きだった詩人が少しでも関わっている大学にいることが嬉しい。中学生の頃に彼に興味を持ったおかげで、大学生の私は堂々と本学に通えている。本学にいることを誇りに思えるのは、彼のおかげだ。

僕の前に道はない、僕の後ろに道はできる。

ああ、その通りである。

和菓子と本と水曜日の話。

こんにちは、あこです。

先週、ある本を取り寄せました。それは、中山圭子さんの『事典 和菓子の世界(増補改訂版)』です。

度々ブログにも書いているのですが、今年度に入ってから学校帰りにデパ地下で和菓子を買うのが習慣になっています。まだ3ヶ月目なのでそんなに数は食べていませんが、色々な和菓子を見たり食べたりするうちに、和菓子について知りたいと思うようになりました。

webサイトで検索したりインスタで写真を見たりするのも良いのですけれど、それだと名前を知っている和菓子しか知ることができなくて。調べ方の問題もありますが、やっぱり本や図鑑の方が知らない情報に出会いやすいような気がします。

ということで、何かいい本ないかな〜と調べ始めました。

だけれど、理想の本に出会うのって難しいですよね。私が欲しいのは、幅広い種類の和菓子が掲載されていて、カラーの絵や図があって、解説や説明も充実していて、かつ分かりやすい本です。「和菓子 本」で検索すると、和菓子のレシピ本や歴史に特化した本、特定の和菓子を深堀りした本が多くて、なかなか理想の本に出会うことができませんでした。

んーやっぱりそんな都合のいい本はないよなぁ…

と諦めかけていたその時!!

某ECサイトの「この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています」欄に『事典 和菓子の世界』が現れました!

※ちなみに、「この商品」とは虎屋文庫の『和菓子を愛した人たち』です。「和菓子→虎屋→虎屋文庫」の流れで辿り着きました。この『和菓子を愛した人たち』もまた魅力的な本で、虎屋文庫HPでは「モースと文字焼」「森鷗外と饅頭茶漬け」の章を内容見本として読むことができます。実はこれも欲しかった…!!(今回は諦めたけどいつか絶対買う!!と心に決めております。)

作者の中山圭子さんについて調べ、岩波書店のHPで本の試し読みを済ませたら準備OK。百貨店・地元の本屋さん共に在庫がないとのことだったので、取り寄せをお願いしました。そして先日、本が届いたとの連絡が。明後日の水曜日に受け取りに行く予定です。

まだ読んでなかったんかい!そしてすぐ取りに行かないんかい!

というツッコミが聞こえてきそうですが、ええ、まだ読んでいません。最近暑かったり雨が降ったり雷が鳴ったりして、家から出るのが億劫なんです。あと、本を買ったら読みたくなっちゃうので。時間割に余裕がある水曜日に受け取りに行こうと思っています。

ということで、まだ読んでいない本を紹介したあこでした。

早く水曜日にならないかな。

それでは、また。

心。

こんにちは、あこです。
今日は2月28日。明日からは3月ですね!花粉症の私にとって、春は闘いの季節でもあるのですが、花が咲き、生き物たちが活動を始める季節が来るのは、やはり嬉しいものです。
さて、今回私がお話ししたいのは「手話」について。実は夏頃から少しずつ学んでいたのですが、春季休暇になってからは本格的に勉強を始めることができました。
私が手話に興味を持ったきっかけは、6月に再放送していたドラマ『愛していると言ってくれ』です。俳優の豊川悦司さんと常磐貴子さんが主演を務めており、聴覚障害を持つ画家の青年・榊晃次と女優の卵である水野紘子の恋を描いたラブストーリーとなっています。母に「これ、名作だよ!」と言われて渋々録画したのですが、見始めるとすぐに引き込まれました。
特に私が好きだったのは、相手に会いたいと思った紘子と晃次が互いの家に行ってしまったために会えず、諦めて自分の部屋に戻った紘子が玄関の前で座り込んだ晃次を見つける場面です。(説明が下手でごめんなさい…!)頬に傷がついた晃次に、紘子が「この傷、どうしたの?」と尋ねると、晃次は「君を待っている間に、ヒグマにやられた」と答えます。この場面は本当に素敵で、晃次の言葉がしばらく頭から離れませんでした。(ですが、このセリフの魅力は文章ではなかなか伝わらないと思います。是非是非ドラマを観て、キュンキュンして下さい!笑)
他にも、公衆電話の受話器越しにオルゴールを流したり、FAXで自分の気持ちを相手に伝えたり、美しくて、切なくて、素敵な場面がたくさんあります。春季休暇もあと1ヶ月。この機会に観ていただけたらと思います。
手話の話をするはずが、『愛していると言ってくれ』の話になってしまいました。話を戻します!
なぜこのドラマが手話に興味を持つきっかけになったかというと、豊川さん演じる晃次の手話を見て「手話=言語である」ということを強く感じたからです。
それまでの私は、手話といえば政治家の記者会見やニュース番組での手話通訳で、手話に対して淡々とした、冷静なイメージを抱いていました。しかし『愛していると言ってくれ』の晃次は決して冷静な手話だけではありませんでした。怒り、喜び、悲しみ、愛おしさ。全ての感情が表現されていました。
衝撃でした。晃次の手話が何を言っているかはわかりません。ですが、彼の手話からは彼の心が痛いほど伝わってきました。
手話は言語だ。
当たり前のことです。誰もが同じ速度・同じ声量で話さないように、私たちが感情や想いを声に託すように、手話も人によって、状況によって異なります。時に激しく、時に穏やかに。心を表しているということに声も手話も変わりはないということを、強く感じました。
最後に、最近印象に残った手話表現を紹介して終わりたいと思います。
それは「佐藤」です。日本で1番多い苗字ですよね。「佐藤」は、手話では「砂糖(=甘い)」と表現します。「砂糖」は「甘い」という表現と同じなのですが、「佐藤」は「砂糖」と同じ音だという理由で、「甘い」と表現するのだそうです。面白いですよね。
興味がある方は、手話の読み聞かせや、手話のポエム、手話のコントなどもあるので、ぜひ調べてみてください。『愛していると言ってくれ』もぜひ観てくださいね!
それでは、また。

冬支度

こんばんは、れいです。
すっかり寒くなってしまい、秋はどこへやら。
今年前期が始まってからの季節感、梅雨4.5:夏5:秋0.5って感じです。
こんなに冷えると、ハロウィンを超えてクリスマスの気分。勉強の気分転換に音楽を聴いているのですが、もうクリスマスの曲を聞いてしまった!
クリスマスの準備が始まる11月と12月が一年の中で一番好きな季節です。大体年末って忙しいので、なんにも考えたくなくなって、イルミネーションを見て綺麗に飾りつけられたデパートで適当に時間を過ごすのがお気に入りです。クリスマスの音楽、映画、料理、街並み…全部好き!クリスマスの時期って、普段は曇っている世界が、一瞬だけ透き通る気がします。
一足も二足も早くクリスマス気分を味わっている私ですが、皆さんはもう冬支度をしましたか?
私も慌てて衣替えをしたり布団を換えたり…そして、先日冬用のハンドクリームを買いました!
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実はこれ、毎年10月に限定発売されるハンドクリームなのです。
小さい頃からとにかく手が乾燥してしもやけになっていた私。色々試して、たどり着いたもののの一つが、このハンドクリームです。
はちみつが配合されているので、しっかり保湿されて潤います。そしてなにより、花はちみつの優しい香りと、かわいいパッケージに癒されます。使い終わった後は、缶を洗って小物入れとして使えるのも嬉しいポイント♪ デザインも毎年変わるので、何個あっても困りません。私はヘアゴムを入れたり、家のあちこちで活用しています。
 
今もパソコンの横に、このハンドクリーム、お気に入りのペンケースとマグカップを置いています。
毎日目まぐるしく変わる世の中で、いろんな情報を得て過ごしていると、本当に好きなものや目指すべき方向を見失ってしまうことがあります。
友人とも将来のことを話していると、自分だけがどんどん取り残されていってしまっているような気がします。基本的にあまり人と比べる性格ではないのですが、どうしても自分には超えられない壁があると思いこんでしまう時があります。
そんな時、気に入って使っている文房具や雑貨、聞きなれた音楽や読みなれた本があると、とても安心します。自分はこれで大丈夫なんだと。
色々なことには波があって、上手くいく時となかなか成果が表れにくい時があります。でもうまくいかない時こそ、一つずつ焦らず着実に取り組みたいです。
今年も残り2か月とちょっと。
毎日を大切に過ごしていきたいです!
 

過去が変わる、一期一会

こんにちは。れいかです。
 
今日は寒いですね、、。気温12℃って冬じゃん!
衣替えをまだしていないので、慌ててクローゼットからニットを引っ張り出してきました。
鮮やかなピンク色に魅せられて去年買ったものをチョイス。お気に入りです!
 
昨日は中高大とずっと仲良くさせてもらっている友人と会ってきました♡
最近、「○○(人)と会ってこういうこと感じたよ!」みたいな内容を多く書いている自覚はあるのですが、残しておきたいので!今日も書かせて頂きます!
 
この友人、Cさんとは2月ぶりに会いました。
今までクラス、部活、サークルが一緒で、中学生の時からいつも身近にいたので、こんなに長い間顔を合わせないのははじめてでした!
それでも実際に会って話してみると「昨日ぶり!」みたいな自然体の空気感で安心しました。
 
今回の私たちの目的は二人で話すこと!
1サークルについて 2自粛期間にやっていたこと 3大学の勉強 4将来について 5高校(中学)時代
大きく分けるとこんな感じで、色々なことを語り合いました。
特に印象に残ったのは2、3と5です。
興味の幅を広げて新しいことを始めている姿に、エネルギーを貰いました。
私自身も、長い春休みをきっかけに細々と続けていることを話せて、とても嬉しかったです!
学科が違う友達の学んでいる内容を聞くのも世界が広がるな~と思いました。視点が新鮮でワクワクします♪
 
そして1番感銘を受けたのは、高校時代の話です。
合唱部で同じパート。Cさんとはほぼ毎日隣で歌ってきました。
冗談抜きで、「私たちって高校時代、一緒に話す時間より、歌う時間の方が長かったよね?(笑)」と言い合うくらい。
当時はお互い重要な役職に就いていて、特に高3の1年間は振り返っても生きた心地がしないような日々でした。
役職について悩むこともあり、悶々とした気持ちを抱えて過ごしていました。
正直思い出したくないことの方が多く、部活を引退してからもずっと記憶に蓋をしているような感覚がありました。
けれども2年の月日が流れたいま、Cさんと話しているうちに、自分の中にある17歳の自分の面影を感じました。
あの時は決して口には出さなかったけれど、私以上に私のことを分かってくれていたCさん。
私が自分でも気づいていなかったことを、そっと見つめてくれる存在があったのだと、2年越しに知りました。
自信が持てなかったこと、必要以上に他者からの反応を気にしていたこと。
苦手分野。話すにつれて当時の自分の心や行動のメカニズムが見え、一つずつ理由が明確になっていきました。
私の心と一緒に、Cさんが闘っていた葛藤の存在もゆっくりと照らされました。
 
「過去は変えることができない、けれど解釈を変えることはできる」
以前何かの本で読んだことがあります。
たしかな今を積み重ねて解釈・意味付けを変えることができたなら、過去が変わる!
今まで歩いてきた道を振り返ると後悔だらけの私は、この言葉に希望を持ちました。
でも一体、どうしたら解釈を変えることができるの?
憧れながらもよく分からなかった感覚。やっと、身を持って知りました。
昇華された。まだ、半分くらいは燻っている部分があるかもしれないけれど、残り半分は成仏した気がしています。
SAMURAI
「初めての出会い」は一度きり。
当たり前なのだけれど、大好きなものを前にさびしいと思いました。
同じお店に行っても、2度目と初めての感動は全く別物です。
だからこそ、いろんなものに出会いたい、新しい景色を見たい、味わいたい。
そう誓いました。
 
一期一会。
人は日々少しずつ変わっていくから、付き合いが長い友達も会う度、毎回が新しい出会いです。
特に昨日Cさんに会って、それを強く実感しました。
今までは堅く閉ざされていた部分をレース越しに見ている感じ。
相手の見た目に大きな変化はないし、数えきれないほどたくさんの思い出も共有しているけれど、初対面の人と話す時のような新鮮な気持ちを味わいました。
決してよそよそしいわけではなく、むしろ温かく寛容で、どこまでも広がっていく心地良い空間に包まれながら。
 
これからも変わることを恐れずに、一期一会の関係性を楽しみたいと思います!
 
朝晩寒い日が続きそうです。
皆さん、お体にはお気を付けて!
またお会いしましょう。れいかでした!