師走ですね。こんにちは、さゆりです。お坊さんも走り回る季節ですが、私もそろそろレポートの為に走り回らねばとウォーミングアップを始めたところです。学期末レポートを書くのは大学に入ってから4度目になりますが、これだけは言える。「レポートの準備は早いに越したことはない」です。なぜなら手間と時間がかかるから。そうは言っても普段の課題もあるのでうかうかしていると時間は泡のように消えていきますし、やらねば!と思ったら即実行に移すのが鍵だよな〜〜と思いつつわたしは今ポケモンの新作をやっています。悪い子ですね。
さて、今期取った紀行文学についての授業で、先日江戸時代にヨーロッパから使節団として来た人の旅行記が面白かったので共有します。
日本語訳されたものを参考として読んだのですが、船に乗って小暮から下関まで旅をしとある場所を通った時、日本人のガイド役から「ここは昔戦争があって有名になった場所なんですよ」と解説された、いう記述があったんです。どこだと思います?壇ノ浦らしいです。
壇ノ浦といえば平安時代末期に平家を滅亡に追い込んだあの有名な戦ですよね。安徳天皇の場面で思わず泣いちゃうやつ。江戸時代にも壇ノ浦って有名だったのか!いや当たり前か!とセルフ突っ込みしつつ、改めてびっくりしました。
昔有名な戦が……とか言っていても、わたしたちから見たら江戸時代だってかなり大昔にあたるじゃないですか。でも江戸時代の人から見ても平安時代って「昔」なんだ、過去と現在の連続で歴史が続いて今があるんだなぁなんて、なんだか感慨深く思ってしまいました。江戸期の人にとっての平安時代って一体どんなイメージだったんでしょうね。
当然現在もいつかは歴史になるわけですから、いつかの歴史を今ここで紡いでいるんだなと思うとこれまたぐっときます。あまり気にしたことがありませんでしたが、よく考えてみたら平安時代にも私のご先祖様がいたのでは……?あの清少納言とか紫式部とか道長とかと同じ時代に生きていたってこと?!などと今更ながらに気付いてテンションが上がりました。ご先祖様、一体何やってたんでしょうね。農民とかかな。一度文献を調査してみるのもわくわくするかもしれないですね。
文学を通して歴史を眺めると、ただ歴史を追うだけでは得られないような、何か内側から湧き上がってくる楽しさや面白さがあると思います。その逆も然りで、歴史を通して文学を眺めてみるのもとても楽しいです。今回は日本文学についての気付きのお話ではありませんが、他にも面白いと感じた物語が沢山あるのでまたいつか。日文の授業ばかり受けていると感覚が麻痺して当たり前になっていきますが、家族や友達と会話すると普通に生活していたら文学に触れる事って滅多にないんだなぁと気づいてハッとします。
最近はすっかり忘れていましたが、日文入ってよかった〜!と改めて思いました。知って、わかって、ひらめき、歴史と文学が繋がる瞬間が好きです。こういう所に楽しさがあるのを常々忘れずにいたいと思います。
ちなみに壇ノ浦についての記載のあった旅行日記はケンペルの『江戸参府旅行日記』(日本語訳)です。気になった方は是非読んでみてください。ではまた!
