スキ、キライ、スキ

バイト帰りに買ったチョコレートアイス、6分の1が星型だった。形が違うだけで味もなんだか、特別みたい。幸福には素直であろう。そうしよう。







襟付きのシャツが好きな私だが、伸びてきたボブヘアとの相性は最悪だ。チクチクと首まわりへの侵入が激しい。何度も何度も髪をかき上げている、授業に集中できない。もういっそ頸ごと斬ってしまいたい。







地元の片田舎でアルバイト、10月になる度に誤魔化すように時給がふらふら変わる。
常にワンオペで休憩もないのだから忙しさだけは都会並だ。けれどもそうして貯めた身銭を全て舞台に捧げている。だって今年は彼のお方のご生誕100周年。毎月どこかで彼の作品が上演されている。こんなに幸せな一年はきっとない。
最近気が付いたのだけれど、劇的なものが無いと私は生きていけないらしい。私にとって演劇はAEDのようなもの。色褪せた日常に知覚できなくなった拍動を思い出させてくれる、強烈な電気ショック。







台風の日の満員電車は満員なんていう物では済まない。肩と肩は常に摩擦を起こし、ただでさえ熱い空気をさらに加速させる。あ、秋葉原。覚悟を決める。肉になる覚悟。両サイドから次々に挟み込まれるようにしてすり潰されていく、ミンチ。自分が肉塊に過ぎないことを確認する、月曜一限。







Twitterでふと見かけたツイートで偶数知った映画。ちょうどアマプラに入っていたから冷やかしでも良いかと観たらとても面白かった。SFはご無沙汰だったのだけれど、そういえば自分は昔、「海底2万マイル」だとか「Back To The Future 」だとかにいたくご執心だったことを思い出した。
ツイートでオススメされていたのは「PREDESTINATION (プリディストネーション)」。もうアイコンも垢名も思い出せないけれど、どこかのだれか様その節はありがとうございました。







にぎやかなサークルスペースの一角で1人カップ麺を喰らう。ここに来れば誰かが、いや居ないことなんてわかっていて来たはずだ。むしろ誰も居なければ良いと思っていたはずだ、お前は。
センサー式の照明は私なんて居ない人間のように扱う。まだ!居ます!食べてますわたし!と頭を軽く振る瞬間が一番虚しい。

2列ほど挟んだサークルスペースからは先ほどからずっと賑やかな声が響いている。1年生の時からよく知っている、同じ学科の2人の声は聞き間違うはず、、、もない。だったら、自分も輪に入りにいけばよいのか?普通ならそうするべきなのか?私だってもちろん寂しい。だが、ご歓談中に水を差すのも憚られるし、そもそも人違いだったら?もうその時の薄寒さを想像するだけで今日という一日が台無しになった気分だ。

あぁ、孤独とは一人でいることではなくて、一人で居なくても良い時に一人でいようとしてしまうことなのかもしれない。などと昔好きだったアイドルの歌を思い出す。
私は私という人間を1日も早く見放したい。それでもただ必死にしがみついて、今日も私は1日を果たしてしまった。







私はよく絵を描く。けれども、その行為が好きかと言われると返答に窮してしまう。
だって絵を描くってとっても大変。億劫。アタリをラフに変えて、線を選んできちんと線画をして、かと思えばやっぱりパースが狂っているから延々と修正のイタチごっこ。ようやく線画ができたら次は下地塗り……。
もう気が遠くなってきた。
絵に限らず、何かを産み出すことにはトンでもないエネルギーが要る。あぁ、苦しい、しんどい、めんどう。でもほんのり愉しい。
私にとって「絵を描くこと」はやっぱり手段にすぎない。だから、それを目的とする崇高でそして努力家な方から批判や苦言を頂戴することも幾度となくあった。そんなんだから肩身が狭いことこの上なく、自らの絵は穢らわしく見えなくてはならなかった……はずなのだが、そういうハイカロリーなこってり作業にブツクサ言いながら産み出した「何か」「絵のようなもの」を、共有して味わってくれる友人に今、恵まれている。

私がこの大学に来て一番幸福だったのはこの友人に出会えたこと。
何よりも麗しい大輪の華のお嬢様に心からの感謝を……伝えたら重いのだろうから、ここにでも、置いておこう。お前は、ほんとう、意気地なしね?



▼▽▼▽▼……



一枚、一枚、また一枚。限りある人生の今日という日を毟り取って生きている。
血濡れた手を拭うことすら出来ずに。その毟り取った一片が酸っぱくても甘くても、偏食なんて許されない。次に甘い味を引くのはいつかなんて何人も教えてはくれまい。

人生が花占いのようであればどんなによかったか!

夏休みの振り返り

皆さま、Bonjour!こゆき✨でございます

急にフランス語!?って感じですが、前回のブログでも紹介した通り夏休みに二週間ほどフランスへ短期研修に行ってきました。現地で受けるフランス語の授業は迫力が凄くとても良い経験になりました。巻き舌が苦手な私は何度も発音を特訓させられたのですが全くできなかったです…(笑)レストランやお土産屋さんなどで店員さんに「Where are you from?」と聞かれることが多く、日本から来たことを伝えると日本語で「ありがとう」と返事をしてくれたり、「I love Japan!」と言ってくれたりと日本に関心を持っている方が多く見受けられ嬉しかったです!また、バスや地下鉄では「鬼滅の刃」のポスターがたくさん貼られていて驚きました。

もちろん、授業だけではなく観光もできました!
エッフェル塔や凱旋門、シャンゼリゼ通りやルーブル美術館などをこの目にすると本当に存在しているんだ!と思ってしまいました。テレビでしか見たことのない風景だったので感激です。
歴史的建造物はとても綺麗でフランス革命時代の雰囲気を感じられます。
しかし、街中はごみがたくさん落ちていたり異臭や壁の落書きが多っかたりと私が想像していたパリとは少し違ったことも多かったですが、これも旅の醍醐味ですよね!実際に足を運んだからこそ知ることだと思います。細かい場所で見ると汚れている所も多いですが、パリ全体の景色はとっても最高なのです。

海外に行くことで日本の良さを再発見することが出来ますね~

他の国での短期研修も開催されているのでご興味のある方は参加されると良いと思います!
大学主催なので安心して参加できますよ☆

本日も最後までお読み頂きありがとうございました

また次回お会いしましょう~!

良い週末を♡

Ans.|読書遍歴?

どうもー!
あやめ✒️さんの後を引き継ぐ(?)、いのり🧸です。

先日開催されたZOOMでのおしゃべり会で、
あやめ✒️さんが読む本を知りたい!
と声が上がりました。
(あやめさんは私が普段手に取らない本を読んでいらっしゃるので、気になる本ばかりなのです)

そしてそのリクエストに答えて、あやめさんがブログにて紹介してくれましたー!

さらにブログには、
「どなたでもいいので後を引き継いではくれませんか。」
とも書かれていたので、勝手に引き継いじゃおう!ということで、冒頭の挨拶です。

あやめ✒️さんのブログはココから☑️
読書遍歴?」(2025年9月19日)

アイコンのテディベア
あやめ✒️さんのブログの内容にたくさん触れているので、こっちも読んでね👀

少し脱線して、あやめ✒️さんは、
「私もえいやと就活のはなしをしてみたりしましたが、とってつけたような「先輩風」みたいでいやでした。」
なんて書かれていましたが、その「先輩風」って大事って思います!!

年下にとって先輩は、なんでも先に経験しているスゴい人。お話ししてくれること全てが新鮮でありがたいんです。

そういう意味でもブログ部は、先輩たちの経験談が豊富に書かれているので助かりますよね〜
ブログ部同士の集まりもたまぁに開催されるので、そこでお話しできるのも楽しいし、私は来年、「先輩風」ができるのが楽しみです!

今回のおしゃべり会で、私は集まっておしゃべりすることが大好きだなぁって実感できました!

読書遍歴

本題はココから!
私の読書遍歴をご紹介〜

こわいもの係シリーズ

「四年霊組こわいもの係」「五年霊組こわいもの係」
著:床丸迷人(角川つばさ文庫)

大好きな角川つばさ文庫から出版されています。小学生の私は、角川つばさ文庫だけ持っていたい!という謎のこだわりで、本棚はみどり一色でした。

もちろん青い鳥文庫も、集英社みらい文庫も、小学館ジュニア文庫も、岩波少年文庫も、読むのは大好きでしたが、本棚にはつばさ文庫だけ!
クラスで読み回す時は、もっぱらつばさ文庫貸し屋さんになっていました。懐かしい。

天久鷹央シリーズ

「天久鷹央の推理カルテ」
著:知念実希人(新潮文庫nex/実業之日本社文庫)

中学生の頃、友達からおすすめされた本です。図書室に全巻置いてあり、天久鷹央シリーズだけでなく、著者の知念実希人さんの本も漁りまくりました。

今思うと、学校の図書室に文庫本が大量にあって、リクエストも受け付けてくれて(しかもほぼ通る)、いい図書室だったなぁって思います。お昼休みに毎回学校司書さんがいてくれて、今思うとほんとうにすごいですね。

江戸川乱歩

高校では遊びに夢中で本を読まなくなっていました。けれど、3年生の頃、学校がめんどうくさすぎてサボっている時期だけ本を開いていて、江戸川乱歩の作品ばかりでした。

なんで江戸川乱歩なのか、なんでハマっているのか、まっっっったく分かりません。
しかも、少年探偵シリーズではないほうの乱歩。今振り返っても謎ですねぇ。

私の読書遍歴はこんなものですかね……?
「自分が読む本を知らせるという事は、自分の脳みその中身を知らせること」(By あやめ✒️さん)って面白い!納得です。

こう振り返ってみると、自分の歴史まで見えてきますね。読書遍歴で私のこと、少しでも見えてきたら嬉しいです〜!

最後に、
こういうブログ部員同士がブログ上で会話し合うことがしみじみいいなぁって感じました。
(実は、先日みちこ🌔さんが私のテーマを拾ってくれました✨)

時間の使い方について
いのり🧸
課題っていつやりますか?」(2025年7月15日)
Ans.|みちこ🌔さん
使えるものは使ってしまえ」(2025年9月9月17日)

こういうブログで上での交流で、部員同士が繋がってる!って感じに心が弾みます。勝手にアンサーを返すのを定期的に開催したいなぁって思いました。

次回のおしゃべり会の開催も決定しましたし(しかも対面で!)、ブログ部の活動がますます楽しみですっ♪

いのり🧸

🌱コトバ


「俺な、今、一番欲しいの、俊ぼんの血ぃやわ。俊ぼんの血ぃコップに入れてガブガブ飲みたいわ」

吉田修一『国宝』

映画『国宝』観ました。2回も観てしまいました。それに本も読んでしまいました。
このセリフを選ぶなんて、安直すぎる気がしますが、でもこの言葉が響いたのです。
これは映画で、とても印象的だったセリフだけれど、本を読んで改めて「血」の重みをいい意味でも悪い意味でも感じました。

映画を観た方へ
本も読んだほうがいいです、絶対に。
より喜久雄の人生を知ることができるし、映画でちょろっとしか描かれていない人物の人生も知ることができます。
そりゃそうなんですけど、本の方が10倍濃く感じます。

私的には、徳ちゃんがいいヤツで幸せになれ!って思いました。
ぜひ読んでみてください。
マンガもあるらしいのでそちらでも!

9月の私詰め合わせ

お久しぶりです!ゆずなです🪼

今回は、

①私的9月

②本紹介

の2点を綴りたいと思います。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

🪼 ① 私的9月

前撮り👘

先日、成人式の前撮りをしてきました📷✨

振袖は昨年の夏に着物や帯のデザイン、伊達襟や帯揚げの色、帯締め、持つ鞄まで既に決めており、大満足の出来栄えにすることができていたので何も不安に思うことはありませんでした。

しかし、ヘアスタイルはまだ決めていなかったため、夏休みに入ってからは袴や振袖の雑誌をめくりながら、永遠と悩んでおりました。なにしろ、七五三や小学校の卒業式で着た袴以来の経験でしたので、自分でも何が正解なのか考えれば考えるほど分からなくなり、2ヶ月弱も迷走していたのです……。
ただ、私の中でなぜか振袖を着るならアップスタイル!という漠然とした願望があり、そのために髪を伸ばしていました。アップスタイルにしているモデルさんの写真から、自分がしたい髪型を無事見つけることができました👏🏻

当日、ヘアメイクをしてくださる方に私が決めた写真をいくつか見せた時、それが同じようなヘアスタイルではなく、全く別物であると言われた時には衝撃が走りました💦笑
ヘアメイクさんは大変穏やかで、困っている私にそれらの違いを丁寧に教えてくれました。お陰で、落ち着いて考え、納得して、無事に髪型も決定することができました。私としては同じヘアスタイルをいくつかのパターンで見せたつもりだったのですが、所詮は素人目線でして、プロからすれば全く別物だということ知り、レアスタイルの工程の奥深さに触れられた経験でした。


ブログ部おしゃべり会

昨日、19日にブログ部のおしゃべり会がありました。みなさんの読んでいる本や後期の時間割、ゼミ、就職活動、大学周辺のおすすめスポットなど、たくさんのお話聞くことができてとても楽しかったです!特に、ゼミについては近い将来に自分が決めなければいけないことであり、現在どの時代を選択するのか絶賛悩み中のことでもありましたので、先輩方のお話を聞くことができた貴重な機会でした🩷ありがとうございました🥹

今回、全員が集合することは叶いませんでしたが、春休みぶりに、石井先生とブログ部のみなさんと何時間もお話をすることができて嬉しかったです💞

おしゃべり会の中で、直接みんなで集まりたい!というお話になり、石井先生のご予定をお聞きして、次回の日付の候補を決めることができました🥰
何かをしたいとは言っても、予定を立てることなく時が過ぎ、結局しなかったなんてことは常々ありますが、今回はしっかりと予定が立てることができました✨素敵!


🪼 ②本紹介

昨日のブログでは、あやめさんが本紹介を早速してくださり、わくわくしながら読みました。
他の方の本紹介を読むと、私と同じような本を読んでいることを知れて、親近感を抱き共感したり、また、私が読んだことがなく、普段は手に取らないような本を教えていただき、私の視野のベクトルの方向が色んな方向に伸びていくのを感じたりしています📖

ブログ部のみなさんが読んでいる本を知りたいと密かに思っていたものですから、まずは翌日の私が拾って、つなげていけたらと考え、書いている次第です。
私がここ最近読んで特に心に残っている本を少しご紹介していきたいと思います。

「いつも機嫌がいい人の小さな習慣」 / 著:有川真由美

自分に余裕がないときに自分のことだけに集中してしまいがちで、焦っていつものように対応できないことがあります。そして、対応をした後に「あっ、私焦ってる」と気がつくという、、。自分の中でその焦りを自覚し、自分の機嫌は自分でとる人になりたい私にとってピッタリのタイトルを本屋さんで見つけ、すぐに手に取った一冊です。

漠然とした不安を解消しお金に好かれる習慣だったり、感情のせいができて上機嫌で過ごせる習慣だったりと、いくつもの自分の生き方を豊かにしてくれるヒントを教えてくれる有意義な本でした。自分の行動にも移していきたいです💭そして、この本には88のオススメの習慣が書かれており、毎日少しずつ読み進めていくのが楽しい本でもありました。

「私が間違っているかもしれない」 / 著:ビョルン・ナッティコ・リンデブラッド

成功や富、地位などを捨てて出家し、17年間もの間修行に打ち込んだビョルン・ナッティコ・リンデブラッド氏のノンフィクションです。普段、学校の授業では、何百年も前に出家した人々について学んでいるので、現代において出家した方の実話がとても興味深かったです。作中に自分の中で大切にしたいと思える考え方を見つけることもできた一冊です。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

本日も私のブログを最後までお読みいただき、ありがとうございました。



今日もあなたにとって、笑顔になれる日になりますように♡

読書遍歴?

ごきげんよう、あやめでございます。

夏休みが、あっという間に過ぎていきました。夏休みはとても足がはやいのですね。全速力でした。

今年の夏休みは、私にしてはマア楽しめたのではないかと思われますが、根が出不精でありますから、高は知れております。ただ、

①自動車学校に通い始める②大阪・関西万博に行く③科博に行く④内定者懇親会に行く⑤家族旅行に行く⑥早起きが(ほんの少しだけ)できるようになる⑦夏バテになる⑧熱中症になる

をしたので、バリエーションは豊かと思われます。たのしいなつやすみでした。

万博は、暑いうえ人が多く、さらには新幹線酔いをしてしまったため、終始力ない、へなへなの声しか出ない人になっていました。

◆◆◆

本日はブログ部員同士のおしゃべり会が、zoom開催でありました。

そこで私が「今日更新分のブログのネタがおもいつかない…」などと申したところ、今日のおしゃべり会でのことを書けばいい、というお声をいただいたので、そのようにしようと思います。

最上級生のくせに誰よりもきょどきょどしたぎょろ目で参加させていただいた、本日のおしゃべり会でありました。私にはやっぱり3人以上の会合は緊張するものらしいですが、学びが多く、また参加したいとも思いました。たくさん発言をする人、ちょうどいい塩梅のぴりっとした気の利いたフォローをする人、話を盛り上げる人、刺激を与える人、といったように、私以外はみんな「会話上の役割」を担っているようにみえて、「ァ」という気持ちになりました。私もえいやと就活のはなしをしてみたりしましたが、とってつけたような「先輩風」みたいでいやでした。

マアつまらない私の感想はさておき、おしゃべり会で「あやめさんはどんな御本を読みますか」というご質問をいただき、美容系YouTuberみたいに紹介したけれど見えにくかっただろうなと思って、改めて私の読む本、もといのうみそを流出させてみようかと思います。私の読む本は日本文学科らしさはあまりなく、フィクションですらないのですが、私が書いたことをみなさんが後々ブログで拾ってくれる…らしいことをおっしゃってくださったため、その言葉を信じて書き進めて参ります。

私の「語り」が多くなってしまって、つまらないのではないかとおびえながら、どうにか面白くなるように努めて、参ります。

◆◆◆

私が読む本は「考える筋力になりそうなもの」だと思われます。プロテインでしょうか。勿論フィクション作品だって、「考える筋力」のとても良い養分になりますが、私は一度「筋トレ」の方法を知ってみたいと思っているらしく、フォームを知るために「考えの枠」ごと習得できるようなものを選んで読む傾向にありそうです。一生懸命人に紹介するべく、ああでもないこうでもないと自室の本棚をひっくり返してそんなことを思いました。

本及びそれについての私の反応をご紹介をするつもりですが、内容を言うのは「ネタばれ」だと思いますし、上手な紹介はもう誰かがしているンじゃないかな…という具合に私がへっぴり腰なので、ごく簡単にするに留めておきます。よかったら…読んでみてくださいね……

思考法系

最も「筋トレフォームを学び取れる」分野であると思います。具体的には直近1年で以下のような数冊を読みました。読破できていないものもあるので「カッコづけ」ですが。

「頭のいい人が話す前に考えていること」著:安達裕哉(ダイヤモンド社)

「あたまのいいひと」になれるのかも!などと思って読みました。話す前に考えることを知っておけば、面接とか、今後お話しする直前に「ア」と思い出せればいいなと思って手に取ったのです。こうやっておススメすると「あたくしは頭が良いのです」とアピールしているみたいでいやですが。

読み終えて、話し方や話すことに関する思考法以外のおおきなことを学び取れたため、やはり「考え筋力を鍛えるトレーニングのフォーム」を学べたように思えました。そもそも「考える」とは何か、「話す場」で何が起きているのか、そのうえでじゃあどうしたらよいのだろうか、ということを学べました。

「仕事のできる人がやっている減らす習慣」著:中村一也(フォレスト出版)

仕事もやったことがないのにこんな本、と思われるのでしょうか。私はシンプルに荷物が多く、また悪い意味で考え事が多い人物なので、「手放して減らす」ということを目指して読みました。来春には引っ越しをする予定なので、その際に効果が表れているといいなと思います。

「ムダをへらす」ということや「仕事ができる」ということ、「バランスをとる」ということを学べたように思います。

「人生は「気分」が10割――最高の一日が一生続く106の習慣」著:キム・ダスル、訳:岡崎暢子(ダイヤモンド社)

お察しの通り、私はじめじめ高湿ネガティブおばけなため、「気分が10割」だとしたら大変困るのですが、しかしそれを否定できず「タシカニ…」とぐぬぬの顔になったので、読むことにしました。どんなふうにして自分のご機嫌を取るものなのか、学びたいと思います。読破できておりません。

私が一人でゐたら思いつかないだろう発想が並んでいたため、刺激的だなと思っております。視点の角度を改めてくれる一冊だと思いました。

知識系

考え方というより、考える材料としての「知識」を仕入れるために読んだものです。好みがバレてしまうため、本当に恥ずかしいです。

「本当の自由を手に入れる お金の大学」著:両@リベ大学長(朝日新聞出版)

お金の亡者でありますから、私は昔から「おかね」関係の知識は大好物のおばけでやらせていただいております。それに伴ってつけておきたいおかねの知識。生きて行くのに絶対に必要な知識だと信じて読みました。「本当の自由」なんて書かれたら読んでしまいます。

カラー印刷、イラスト多めで書かれておりますから、吸収するのがやりやすかったです。著者の方はYouTubeチャンネルを開設されているらしいので併せて学べておもしろかったです。

「行動経済学が最強の学問である」著:相良奈美香(SBクリエイティブ株式会社)

以前のブログでもちょっと触れたように思います。「最強の学問」と言われては興味が引かれてしまいます。分厚かったので読み切るのに苦労するかと思われましたが、知らないことづくしで楽しく、すぐ読み終えてしまいました。変わり者の自分について、私を取り巻く「他人」の皆様について、新しい角度から見てみたくて手に取りました。考え方のクセについて、それをどう「活かすのか」について学べました。

「あなたを疲れから救う 休養学」著:片野秀樹(東洋経済新報社)

2年生のころにブログで触れた気がしますが、私は休み方もへたくそでありますし、特に「眠る」ことがへたくそであります。上手にやすむということは私にとって悲願であります。ただ、そのやりかたや作法を知らないな、「休養学」というのがあるなら知ってみたいなと思って読みました。読み終えて、「休養学」の奥深さ、重要さに気が付き、知識を活かせるよう自分で実験してやろうという発想で居ります。実験が成功するように頑張ります。

番外:昔よんでいた本

フィクションとか、一年以内ではないけれどこんなもの読んだこともある部門として設けました。これに限らずいろいろ読んだはずですが、あまり思い出せませんでした。

「少年と犬」著:馳星周(株式会社文藝春秋)

映画化したらしいですね。管見すぎて存じませんでした。私は2020年の直木賞受賞時に本屋で見つけ、(珍しく)手に取って気まぐれに読んでみて、面白すぎて一晩で読み切りました。手に取って、けちんぼの私が一冊を大事に買って、買いながら、あんまり「流行最先端」みたいなものにはビビッて手が出せないタイプなので、我ながらちょっとミーハーみたいだなと思いつつ、でもしかし本屋に3回通ってまだ気になるんだからぜったいに読むんだぞと思いました。一晩で読んで、ミーハーとかの自意識の気持ちは忘れていました。なるほど、事象をこんなふうに書くことができるんだな、という学びの多い面白い作でした。犬がどうなってしまうのか、追いかけたくて読み切ったともいえると思います。

読んだ頃はど真ん中不登校時代なのでとても活字が読めない時期でしたがこれだけは読めました。そういう意味でも私に影響を与えた作だと思って挙げてみました。それにあまりに「フィクション」がなかったので…

「なぜ、地形と地理がわかると幕末史がこんなに面白くなるのか」監修:大石学(株式会社洋泉社)

中学生時代、なんだか幕末…新選組…のあたりに凝っていた時期がありました。情報を集めたくてしょうがなくて、一生懸命関係ありそうな本を集めていたものです。ついには修学旅行で京都に行き、新選組のゆかりの地へ、何も知らない班員を強引に引き連れて回りまくって、ガイドさんのありがたいお話しを、「全部知ってた」とかスカしたつまらないことを言うに至っております。こういう、粋がっていた最悪の記憶があります。

さて、その時代に読んだ一冊です。当時幕末史を「かっこいい先人が大活躍した」みたいな、アバウトでヒーロー譚と勘違いした捉え方をしておりましたが、この一冊では地形、地理を用いて「実際はどうだったのか」を再現しようという試みがなされておりました。【学問】として幕末史に触れられる、良い機会になりました。また読みます。

「燃えよ剣(上)」「燃えよ剣(下)」著:司馬遼太郎(新潮文庫)

それまでもっぱら児童向けの本やら絵本やらを読んでいたため、文体・展開・内容すべてに圧倒されて、震えました。こんなに粋なかっちょいいひとがいるのか…!と。私は昔から本は一回読んだらもう大方は覚えてしまうというつまらない理由で繰り返し読めないタイプなのですが、この作だけは何遍も擦り切れるまで読みました。いい思い出です。多分、当時中二の私のちょっと中二病な部分に刺さったのだろうと考察しております。当時は知らずに読んでおりましたが、今では大家の大作であることは重々理解できているつもりですから、また読んで「創作」というものを学んでみようかと思います。

◆◆◆

なにだろう、やっぱりダメだったんじゃなかろうか、という冷や汗が止まらない思いであります。べらべら偉そうにしゃべってみました。きょどきょどしております。

自分が読む本を知らせるという事は、自分の脳みその中身を知らせることに似ていると思いましたし、自分の脳みその中身を知らせることがここまで恥ずかしいことだと思わなかったので、おしゃべり会中に「やって」と言われて、「やって」なんて言って貰えてうれしくなってしまって、例によって安請け合いで軽い頭を「ウン」と縦に振りましたが、だからあとには引けませんが、かなり後悔しました。恥ずかしすぎるので、どなたでもいいので後を引き継いではくれませんか。

なさけない語尾でなされる断末魔でした。

使えるものは使ってしまえ

皆さんこんにちは。みちこです。

最近は古典文学不足すぎて早く大学の授業が始まって欲しいと願っている奇怪な人種になっています(笑)

今回は一風変わったことをしようかなと思います。ここのブログ部員のブログを読んでいて、気になるテーマを見つけることが多いので、今回はそのテーマを借りつつ、自分なりの答えを書き記していく、という回にしようと思います。

(ちなみにおそらくシリーズ化します。多分1つの記事に書ききれません。)

***************************************************************************************************************2025年7月15日のブログ:「時間の使い方について」

https://mcm-www.jwu.ac.jp/~nichibun/blog/index.php/2025/07/15/task_management/

これを読んだ時に、これのアンサーとなる記事を書きたい!と思い早1ヶ月が経ちました。

満を持して、私の回答を記そうと思います。

 

前提として、私は授業のみならず、飲食店アルバイト(週2~3回;シフト1回につき4時間程度)、学内サークル1つ(週1:そろそろ引退時期)、長期のボランティア活動(月2回)をしています。これに日文の組織(自主ゼミ2つ、オープンキャンパス委員、本ブログ部)というそれなりの激務下にあります。(ちなみに、1日休みの日なぞあればよいのですが、最近は就活も始まってきているのでほぼありません。)

これでも成績は上位25%以内には入っているでしょうというくらいの成績をしているので、学業と課外活動の両立はそれなりに出来ていると言えるでしょう。

 

そんな私の時間術はズバリ、「早く着手すること」です。

これだけ多くの組織に入っているので、当然タスクは人の1.5~2倍くらいあるでしょう。そうなると、普通の人と同じようなやり方をしていても、絶対にすべてのタスクが完了する訳がありません。

そこで私が実践し始めたのが、「早く着手し、早く終わらせること」です。簡単なようで達成するのが難しいのがこの事実です。それは皆さんも良くお判りでしょう。

大学の課題は基本当日中に終わらせる、タスクも項目ごとに分けた上ですべて締め切りを設定し、管理する。(下図参照)

(PCの画面に収まりきらないほどタスク項目がありました…)

 

そして、ここがミソです。それは、

締め切りを2~3日前に設定すること

これだけで、基本すべてのタスクをこなすことが出来ています。

ちなみに、To doリストに書いていないけど存在している仕事もあります。ですが、おおむねやり遂げています。

 

これで私は日々のタスクに追われながらも、きちんと締め切りまでに(なんならそれより前に)仕事が終わっていることが多いです。

これなら突発的なタスクが入ってきても多少なりとも余裕をもって臨むことができます。

***************************************************************************************************************

これを言うとよく「偉いね~」と言われるのですが、「偉い」というよりかはむしろ「そうしないとこなし続けることができないくらい生活が危うい」ことの証でもあります。

なのでまったくもって偉くありません(笑)

ちなみに、着手しやすいタスクから着手して、本当にやらなきゃいけない課題は後回し、みたいなこともよくやります。そのため、これがすべて理想通りに事が運べているかと言われるとそういうわけでもありません。

 

なので皆さんは、必ず「自分のキャパシティーをしっかり理解するところ」から始めてみてください。

そうしないと、私のように痛い目を見る事になります。

しかし、忙しさのおかげで時短になるようなツールの使い方なども学ぶことができるので、悪い面ばかりではないのですが…。

 

というわけで、今回の記事はここまでとしたいと思います。ちなみにもう何個か部員のテーマをお借りして話したいテーマがあるので、このシリーズはしばらく続くかなと思います。

もうしばしお付き合いをお願いします。

最後までお読みいただきありがとうございました!

にっと

こんにちは。

最近、私の中でかぎ針編みのブームが到来しています。世間でも編み物ブームが到来しているとの噂をどこかで耳にしたような、していないような。

私の手芸遍歴はさかのぼれば小学生までいきます。裁縫から始めてビーズ、レザークラフト、羊毛フェルト、刺繍など、100均でキットが売っているものを手あたり次第手に取ったものです。本格的なものに挑戦したいときは手芸屋さんを訪ねました。

その中でも長続きしているのが編み物です。とはいえ、本業のかたわらでずーっと編み物をしていたというわけではなく、私の場合、数年ごとに編み物ブームがやってくるのです。

最近はアフガン編みに挑戦しています。母の母(つまり私の祖母)が持っていたアフガン編みの本にはきれいな模様編みの写真が載っているので、小さい頃からカラー写真のところだけみていたものです。母は私がまだばぶばぶ言っているようなときに、その本をみながら帽子を編んでくれたといいます。現物はすでになく、記憶の片隅にしか残っていないのが少し残念です。アルバムを探せばベビーピンクの母お手製帽子をかぶった私がみつかるかもしれません。

これまでにも何度か編み物ブームを迎えた私なのですが、モチーフばかりを作っていたのでアフガン編みは試したことはありませんでした。あんなにアフガン編みの本をみていたのに、この年になってやっと実践に移すとは思いもしませんでした。母娘三代の本は、うれしいことにとても役に立っています。複雑な編み図がたくさん載っているので、そのうち習得できるといいなあ、と思います。

遅れてるの、止まってるの?

みくです。

遅れてるならいいんですよ。私待てます。
止まってるんですか?じゃあ無理です。

雷で停電しちゃったのがまだ復旧しません。←こちら、仕方なさすぎる。私、怒らない。しょげない。諦めない。頑張れる。

乗ろうとする電車「(私の目的地)まで行きません。乗り換えてください」
私「🆗」
乗り換えてと言われた電車「(私の目的地)まで行かなくなりました。たった今変わりました。乗り換えてください」
私「こちら」←仕方なさすぎる

そうですね。仕方なさすぎる(仕方なすぎる、ですか?仕方なさすぎる?どちらですか?)。
電車が止まるのって、仕方なさすぎるんですよ。仕方なさすぎるから悪い。もっとありえなすぎてくれれば私だって堂々と「ありえなさすぎるんですけど😡⁉️」と怒れるんですよ。そうしたら
私「🤬🤜」JR「✋😧🤚」東武「😢🙏」私「🤬……ッッッ😡✊、😠🤚…、、☹️🫳……😔🙏」東武「😌🫴」私「🫲😯」JR「👏☺️」
こんな感じで和解できました。
でも仕方なさすぎる理由にされると、迂回ルートを理解できない私が悪いような気持ちになり、異常に惨めです。ここまででお察しの方もいらっしゃるでしょうが、実を言うと、私は電車がとても苦手です。
高校生の時に、毎日登下校で使っていた駅のはずが、部活の遠征からの帰りで全く来たことがないホームに降り立ち、自分が知らないけど同じ名前の謎の駅に来てしまったんだと思って父親に電話をかけたことがあります。
そんな私ももう20歳。都内の大学に通います。いろんな劇場にライブを観に行きます。
かなり電車、使いこなせてるじゃん?笑 余裕笑 ←このような実感もありました。

でももうやめます。自称電車マスター・失格。自信喪失。自分ってこんなに「迂回」に弱いんだって初めて知りました。
もう「迂回」が怖いです。今日は「迂回」の夢を見るでしょう。二度と「迂回」をしなくていい人生でありますように。では。

追記

やっっっと、やっっっっっと、国宝を観ました。びっくりしました。面白くて。3時間ということもあり、満足感がすごかった。私は歌舞伎に関して無知ですし、ネタバレもぽろっとしてしまいそうなので内容に関しては触れられないのですが、ひとつ悔やまれるところがあるのでそこだけ……。なぜ、なぜこの作品のいちばんの旬が夏休みに被ってしまったのでしょう!授業があれば!日文の先生は必ずと言ってもいいほどこの映画の話をしてくださったでしょう!?「光る君へ」の放送期間は毎週2人以上の先生がその週の放送話の感想を語ってくださったのだから、きっと国宝も同じようになるでしょう!?私はせっかく文学部日本文学科に所属して、先生方のお話を聞く権利があるのに!無知な私や家族で感想を共有するだけではなく、先生の感想が知りたいのに!!悔しいです……。

私が今願っていることは、休み明けにも授業で映画の感想を語ってくださる先生がいますように、ということだけです。

能楽堂への誘い・参

皆様こんにちは。ペンギンと近代文学を愛するまどか🐧です。
本日は少々久方ぶりに見たようなタイトル。実は何度か同じタイトルで能楽について色々とお話……もとい布教ブログをしたためております。

それにしても、能楽、といいますと何だか学校の授業でお国の伝統芸能としてその素晴らしさをお勉強したような。私なんかは格式の高さを感じて気後れもしてしまいます。云々と抜かしてモジモジしていた(してなかったかも、私、太々しい)のが2年前のことで懐かしいです。

もしかして、もしかしてだけど、ちょっとお能の観劇に慣れてきたんじゃないのぉ!ふへっへへへへへ。と思いながら今回も能楽堂目指して歩を進め…降り立ったのは表参道。



ゑ??????????表参道?



いやいやいやいや、え、表参道。煌びやかなアパレルショップが所狭しと並び、現代通り越して近未来すら感じてしまう街並みに。能楽堂?
もしかして劇場情報に誤字とかあったのかしら、どうしましょうどうしましょうとグーグルマップ先生に泣きつきながら向かうこと10分ほど。
全然見つかりませんけれども!!??といい加減ダレかに泣きついて道でもお尋ねしようか、ああ見れど探れど周囲は観光客の方ばかり、ワタシエイゴデキナイ。カタコト英語で能楽堂の場所尋ねる新手の不審者になっちゃう。


うろうろうろうろ、傾き始めた夕陽に急かされる様に。迫る開演時間と戦い……。
ありました。PRADAの向かい側、真ん前に。


こちらが今回の会場、【銕仙会能楽研修所】!
お察しの通り、私は初めて訪れたのですが表参道のPRADAなどが立ち並ぶ中に突如として現れる古風な「銕仙會」の表札に驚いてしまいました。
さらにさらに会場内は土足厳禁の座椅子スタイル。こんな能楽堂あるんですか!?もう開演前から驚きの連続でした。まさか会場すらマトモに見つけられないとは、、、。観劇にちょっと慣れてきた、とか抜かしていた脳内フローラル人間はどこのどなたでしょう。まだまだのようです。

さてそのような座椅子スタイルのお席(見所)だからこそ、能楽師さんの足元まで間近で見られることはもちろん、なんと檜舞台の軋む音まで聞こえてきました。舞台と見所の距離感の近さだけでなく、檜舞台と対照的なコンクリート造りの現代的な壁に囲まれているなどとにかくよく音の響く会場だったように思います。



***

今回の公演は9月6日(土)に行われた第66回公演の「響の会」という会で、番組としては「天鼓」「松虫」「西行桜」の仕舞と「誓願寺」を一調、最後に立花供養の小書付きの「半蔀」というボリューミーかつバラエティに富んだ並びでしたため、観劇後の満足感…というよりも満腹感が素晴らしかったです!心がおなか一杯になる!

そのような会場で始めに見たものが鵜澤久さんの「天鼓」だったのですが、その静やかで安定感のある所作一つ一つが実に素晴らしく、後ろ姿までカッコいいの一言に尽きました。周囲の能楽師さんと比べて華奢に見えるお身体に柔らかい所作を勝手に想像していたのですが、そのお身体から放たれる無駄のない凛とした足拍子には目が釘付けになりました。
先程の紹介通り、全体的に音の響きやすい板の上だったように思うのですが、鵜澤さんの足拍子はスッと必要なタイミングに必要な量だけ響いておりその心地よい美しさが心にまで響きました。私は今までの観劇経験の中で鵜澤久さんのことを後見の役でばかりお見かけしていたため、このように板の上に立たれているお姿を拝見できてとても感動しました。

もしまだ鵜沢久さんについてご存じないという方がいらっしゃいましたら、ぜひとも事前知識のない真っ新な状態でこちらの素晴らしい能楽師さんのお姿を味わってきて頂きたいです。そのため、敢えて今回はあまり紹介しないでおきますね。

続く「松虫」「西行桜」もそれぞれで使用されていた扇の絵柄が可愛らしく、また能楽師さんお一人ごとの声質の違いを味わうことができて大変充実しておりました。「誓願寺」は一調の形だったのですが、一調の公演を初めて拝見したためにデュエットのような見た目でありながら対バンのような緊張感をもつ独特の舞台上の空気感に衝撃を受けました。
今回は太鼓との華やかな組み合わせの演奏だったためか、視覚的な情報と聴覚的な情報のギャップがとても印象的でした。一調はその時その時で様々な組み合わせがあるそうなので、その他の楽器との組み合わせだとまた違った一調の雰囲気になるのでしょうか。とても気になりますね。
きっと中々狙ってお目にかかれるものでは無いのかもしれませんが、ぜひ他の曲目や楽器でも拝見したいものです。



最後に大本命の「半蔀」ですが何よりもまず小鼓の響きがあまりに美しく、終始聴き入ってしまいました。ちょうど「半蔀」のタイミングで会場外から救急車のサイレンが鳴り響いたり、見所から携帯電話の着信音が轟いたりと色々あったのですが…どれほど気が逸れようと引き戻される存在感と安心感のある小鼓の音色に本日の観劇体験が救われたような気がいたします。
もちろん鼓と聞いてすぐに想像されるような大鼓のように派手に響く訳ではないのですが、しっかりと耳に届く小気味良い音のまろみが大変美しく、もっと聴きたいと心から思いました。この日の小鼓は大倉源次郎さんという方だったようなのですが、絶対にまたこの方の小鼓を聴きに行こうと思います。


・・・と、いきなり話が逸れましたが。「半蔀」の内容も扮装や立花供養など見所満載でした。

あ、そうそう。紹介しそびれました!今回の公演はとーーーってもスぺシャル!なんと立花供養という小書き付きの公演だったのです。
皆様ご存じの『源氏物語』に登場する「夕顔」を題材としたお話が能「半蔀」なのですが、、

  【京都の雲林院で夏安居(ゲアンゴ)という禅修行をする中で「そろそろ修行もラストスパートだからお花の供養をしようかな~~~」と僧侶が立花供養を行っていると、どこからかフラリとドえらい綺麗な白い花を手向けに来た女性が。その女性に名を尋ねたら「名前はいずれわかること、ちなみに住んでるのは五条のあたり」とのご回答。そりゃもう、気になるし、五条あたりまで行くっきゃありませんね!さてはて、僧侶は無事に彼女のお話が聞けるのやら。何が語られるのやら。】

超意訳ではありますが、そんなところからお話が始まります。ザっと解説を聞くだけでもお花がキーワードとなりそうな香しい公演ですが、普段は謡でのみそれらの様子が表現されています。
ですが…なんと…今回に限り……!?
そう!実際にお花も出すよーーーーー!!!!!というのが小書き付きの特別公演というワケ。うんうん、能楽師さんの美しい舞だけでなく綺麗な生け花まで観られるなんて。財布の紐全開放。さぁ張り切って行きましょう。

そんな期待に胸を膨らませた「半蔀」公演。
アイとして登場された方の腰帯が花柄であったり、前シテの方の装束が花々の吹き寄せ柄であったり……とにかく花尽くしの鮮やかな舞台でした。さらには会場の入り口から階段まであらゆる所に、今回の公演用に花を生けた華道家の大塚理航さんの作品が並んでおり、会場へ入るまでも花尽くしになるよう演出されていました。


しかし!
いよいよ舞台上の立花供養で登場した花は、なんと木々や葉がふんだんに使われ青々とした逞しい雰囲気のものでしたため少々面食らってしまいました。とはいえ能楽堂の暖色照明に照らし出された葉は温かな彩を舞台上へ加えており、謡の描き出す世界観との共鳴が華やかなものでした。
うーーーーーん。それでもやはり直球に「花!」という生花を想定していた私にとっては舞台上に花が足りない。
そんな焦ったさを感じていた次の瞬間、板の上に進み出た後シテ・夕顔の美しさよ。
あぁ、花はここに在った。
白を基調とした長絹が眩しいくらいに輝いて、視線を全て攫っていく流石の華でした。


***


ちなみに、公演が終わって作り物が撤収される時に立花供養の花がくるりと回されて漸くその生花を正面から見ることが叶ったのですが……ありました、ちゃんと白い美しい花が。
なんと私は脇正面に座っていたために公演中は生花の後ろ姿しか見えていなかっただけなのでした。これにはもう全力でズッコケていたのですが、ある意味で良い思い出かもしれません。それにしても、生花の後ろ姿しか見えていなかったからこそ、夕顔という花の盛りを特等席で見られた…なんて考えれば脇正面で観る景色もまた一興な気がします。


このような学びの多い観劇が終わり、最終的に座椅子型の観劇に慣れていなかった私は足腰を完全にやられ、タタラを踏みつつ大笑いしながら帰路についたのですが実に楽しく思い出に残る時間でした(笑)


こんな観劇体験、こんな1日。
曲目・役者・扮装・舞台それぞれの組み合わせ次第で、そこには全く別の唯一無二の作品が生まれる。
表参道に能楽堂があるなんて知らなかった。ねぇ、もしかしたら貴方の通勤・通学の道すがら、自宅・実家の近く。思わぬところにもあるのかも。

ちょっと、今触っている電子端末で「能楽堂」とか「劇場」とか調べてみませんか。

お月見うさぎ

みなさま、こんにちは!

9月といえばお月見の季節ですね。十五夜だなあと思いながら、夜の月をぼんやり眺めることが増えました。月といえばうさぎ、やっぱり可愛いですよね。飼っている人もいるよなあ、なんて考えていました。

…で、ふと思ったのですが、うち、動物多いなと。

犬に、文鳥が3羽、インコが1羽、フトアゴヒゲトカゲが1匹、ヒョウモントカゲモドキがたくさん、あと魚もいた気がします。改めて並べると、ほぼ動物園です。前者3つが母、後者が父の趣味です。しかも最近。私の家族は誰もアレルギーなどなく、動物もみんな好きなので、セーフですが、物心ついた後に家に生き物が次から次へと仲間入りするのは不思議感覚でした。それぞれ全然違うのに、見ているとちゃんと可愛くて、なんだか面白いし、唐突に家に生き物が現れる我が家の家庭環境そのものが大変面白く感じられます。ちょっとした弾みでこの話をすると必ず驚かれます。それはそう。うちの子たちは、ついたお餅を食べることが出来ませんが、月いるうさぎには代わりにたくさん食べていただきたいところですね。

今日もお読みいただきありがとうございました!たまにはのんびり空を見上げてのんびりするのはいかがでしょうか?それでは!!