お久しぶりです、あやめです。
7月の後半はお休みをいただいたので、一か月ぶりの更新になっております。お元気でしたか?7月の後半はレポートにつぶされていました。強敵。最近のあやめはというと、タッチタイピングの練習をしております。パソコンは大学に入ってから触るようになったので、タッチタイピングなんて一生できないと思っていたんですが、結構できるようになるもんですね。大学では板書をパソコンでとっている人を見かけてすごいなーと思っていましたが、意外と、できる、みたい。
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宇宙人についての手記
裏山で遊んでいたら、古くて汚い日記を見つけた。竹林の近くに埋まっていた。こんなことある?自分でも嘘くさく思うが実話だからしょうがない。小さくて、土で汚れてよく見えないところもあったけど、読んでみる。よくわからなかったところは●にした。「なにか知ってる?」と友達とかお母さんとかいとこの小学生連中とか町内会のおじいさんとか散歩中のおばあさんにも聞いたけど、みんななにも知らなかったし、お母さんには「そんなことよりがみがみ」と𠮟られたし、散歩のおばあさんには「童話を書くのがうまいのね」なんて言われた。実話だけど誰も信じてくれない。今度大学に持っていこうと思う。受理してもらえるかな。
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●●歴●●曜日
今日は調査の内容について、地球人を代表して後世に残さねばならないと思い、どうせこんな日記は誰にも見つからないと思いつつ記す。
地球の実態を探るべくはるばる派遣された一宇宙人が居た。彼の任務はズバリ、地球の実態を(地球人にそうと悟られないようコッソリ)調査する、というものであった。そのために、「地球人として生まれ変わってその人生を全うする」という形で調査を行うこととなった。彼は「日本」支部に送還されることが決まった。
これは大変名誉なことである。地球的に言えば宇宙飛行士である。戦場カメラマンである。よくわからない場所に行く怖い任務に耐える強靭な逸材である(あるいは実験用のマウスである、彼は幸せ者だったためこれを知らない)。名誉である!すごく賢くないとなれない職、全世界に名前と顔と意気込みがテレビで放送されるすごい職である。総理大臣みたいな偉い人に賞状とバッチを貰って、意気揚々、一歩を踏み出すのである。いってらっしゃい!頑張ってね!すごいね!この星の未来のためによろしくね!わー!!わー、ゎーーーー……
残念ながらこの宇宙人、地球的に申し上げれば〈ポンコツ〉であった(もちろん想定通り。真の目的は「宇宙人」が地球でどのような振る舞いをするかを観察することにあるためである。「地球」が我々に住みよい星かどうかを見ているだけだ)。20年経っても地球の実態を解明できず、地球人に擬態することすらままならずにいた。なんというか、〈ポンコツ〉なのだ。彼は自分の能力の無さとその生活に絶望していた。
「水の惑星」とかいう地球という星はその実、とにかく気圧がかかる、ヤな星であった。綺麗な、この星の象徴である「水」は、この宇宙人の体には全然合わなかった。滅茶苦茶な頻度で高熱を出し、身体が大きくなっても全然体力がつかなかった。
ここで注釈を加えると、地球に送還された宇宙人は、なにも「彼」一人ではない。そして「彼」の本国以外からも送還されている。地球人から見たらみんな等しく「宇宙人」かもしれないが、宇宙人同士で意思疎通が図れることは少ない(それに%&$#@星の*?#$と○@&”*星の*&$を一緒にされたくない、というのが筆者の率直な意見である。※ここで用いた記号群は、残念ながらこの星に[我々]の言語に似た概念の言葉がなかったため、仕方なく代替として用いたものである。おそらくこの星の生命体の持つ発声組織ではこの語を再現することは不可能だと考えられる)。しかしながらその方々は、どこの出身だろうが全員、さりげなく地球人になりすまして生きている。勉強でも運動でも容姿でも言動でも才能でも、平均をとって普通に過ごしている。彼らは本当はもっと、人間……地球人が想像できるより遥かになんだってできる能力をもっている(何故なら宇宙には地球よりもよっぽど文明が進歩した、賢い星がゴロゴロあるからである。地球という、宇宙の秩序をこれ以上なく荒らしている「野蛮な」星の研究が、彼らの任務の一つである)が、それがバレると地球の蛮行を加速させてしまうために、これらの能力は厳重に秘されているのである(地球人が唯一彼らに勝てるのはその豊かな想像力である。すでに様々な分野で「宇宙人」の存在が「まことしやかに」([我々]からしたら滑稽な表現だがあえてこう表記させていただく。まことしやかどころかまことである)語られているというのに、こんなことがばれたら地球人は大喜びで宇宙に飛び出してくるに違いない)。マア時々ぽろっと「神秘的な」力を発揮してしまうのだが、それはおよそ条件が揃った、ラッキーが引き起こした「神秘的な力」で済まされる範囲のことである。(宇宙人とは地球(その中でも特に「日本」)では「神のお使い」とか呼ばれるああいう人のことを指すのだ……昔は宇宙人の能力がバレても「神」になれたので、わざわざ地球に行って「宗教」を創るのが流行ったなあ……懐かしいですね、みなさまはその時おいくつでした?4300ペントくらいでしたらわたくしと同年代ですよ。あら、生まれてない?随分お若いですね!)いずれにせよ、ともかく彼らは完璧に任務を遂行している。
さて、しかし〈彼〉は全然アベレージがとれない。勉強もめっちゃできちゃった(「宇宙人」的に言えば平々凡々かそれ以下の能力に過ぎない)。言動も突飛(宇宙では常識)。謎の宗教の教祖として崇められ(これは流行からは大分遅すぎる)、地元ではめちゃくちゃ悪目立ちした。中学の時は、同級生のお母さん方に心配された挙句、「かわいそうにあの子、勉強のし過ぎで頭おかしくなっちゃったのよ」と言われた。もうもはや「自分は宇宙人です」と自称しているようなモンだ。全然任務遂行できていない。彼にとってたった20年で地球を解剖するのは至極難題であった。彼は自分の限界に絶望した。
とうとう彼は全くの地球人になることを決意した。平凡万歳!#$○☆星なんてもううんざりだ!これからは水の惑星で短くて濃い「人生」を生きるんだ!
彼はどうなったか。私はあくまで観察することしかできず、彼に必要以上に接触できないためなんとこれ以上の情報はない。あとは地球人独特の想像力で補完するしかない。
私から言えることは、頭がいい人、あるいは「ぶっ飛んでいる」人に対する形容に「宇宙人」は向かないということだ。あと、本物の宇宙人は「ワレワレハウチュウジンダ」とは言わず、「●●●は●●●●●●だ」と言う。これを聞いても返事をしてはいけない。
これを読んでいる、私にとって幸運なあなたへ。私はもちろん地球人ですヨ。
(最初の方のページは墨?のようなもので塗りつぶされているし、これ以降のページは白紙になっているか、破れているか、あまりに難しい表記で書かれているので読めない。それから、この日記は、さっきはたまたま見つけたと思っていたど、よく思い出したらそうじゃなかったんだった。この日記の途中、渦巻き3つと鳥??みたいなものが下の方に書かれたページに、この日記の見つけ方が載っていて、(僕/私 ←どちらかに〇をつけてください)もそれを見ながら見つけたんだった。)
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(あれ?この日記をこの日記にかいてある方法でみつけるって??)