こんにちは、あかりです。突然ですが皆さん、絵本は好きですか?私は幼いころ絵本が大好きで、家で一番大きい本棚の半分近くが絵本に占領されている程でした。昔よりは少なくなりましたが、我が家には今でも絵本が沢山本棚にあって時々読み返したくなります。学校の図書室や地元の図書館でも、昔は絵本ばっかり借りていました。
絵本の中には美味しそうなお料理が出てくる作品も沢山あります。有名なものだと『ぐりとぐら』に出てくる巨大なカステラ。ぐりとぐらの体よりも大きいフライパンでふんわりと焼かれたカステラは一度でいいから食べてみたいと読み返す度に思っていました。絶対に一人では食べきれませんが。でも暑いこの時期にはカステラよりもひんやりしたスイーツが食べたくなります。というわけで、絵本で読んでからずっと食べてみたかった夏のデザートを作ってみることにしました。

今回作ったのは『300年まえから伝わるとびきりおいしいデザート』という絵本に出てくるデザートで、名前はブラックベリーフールといいます。潰したブラックベリーとホイップクリームを混ぜて作るデザートで、要は古のフルーチェです。ブラックベリーがなくても、ブルーベリーなどで作れます。
せっかくなので、絵本の内容も少し紹介します。物語は18世紀のイギリスから始まり、19世紀、20世紀と時代を経て現代のアメリカまで続いていきます。話はとある親子がブラックベリーフールを作り、夕食のデザートとして出すというだけなのですが、調理器具や入手方法などに時代の変化が感じられてとても面白いんです。例えば、現代ではホイップクリームを泡立てるときはハンドミキサーが一般的ですが、300年前は小枝を束ねたものを使って泡立てていました。所要時間なんと15分。絵本の表紙の女性が持っているのが小枝を束ねた自作泡だて器です。こんなもので15分もかけて泡立てていたなんてそれだけで疲れそうですが、約100年後には金属製の泡だて器が登場します。技術の進歩がすごい。それでもホイップクリームが出来上がるまで10分はかかったそうです。ブラックベリーも、2,300年前までは野原や畑まで摘みに行ってました。ですが、どの時代でもブラックベリーフールを食べたときの子どもの反応は変わりません。ブラックベリーフールが入っていたボウルをこっそり舐める素敵な後片付けは子どもにとって至福の時間。時代を超えて愛されるデザートって何だか素敵ですよね。
さて、そんなブラックベリーフールを作るにあたり、まずするべきは材料の調達。レシピは絵本の最後に書いてあったので、それを参考にしました。用意するのはブラックベリー、生クリーム(脂肪分36%以上)、グラニュー糖、バニラエッセンスですが、家にバニラエッセンスはなかったので今回は省きました。買っても良かったのですが、2,3滴しか使わないのでこの程度の量なら別になくてもいいでしょと思い入れるのはやめました。何より余るのが確定してるのが嫌です。別に普段からお菓子作りしているわけではないので。実際、なくても普通に美味しく出来上がりました。あとはブラックベリーと生クリーム、グラニュー糖ですが、グラニュー糖は家にあったのでそれ以外を買いに行くことに。
ところがここで問題発生。近所のスーパーに探しに行ったらブラックベリーがない!生クリームはあっても肝心のベリーがいない!青果コーナーを3周くらいしましたがあるのはブルーベリーのみ。いえ、ブルーベリーでも作れはしますが何が何でもブラックベリーを入れたかった私は冷凍のミックスベリー(苺、ブルーベリー、ブラックベリーの3種)を入手。やった~これでブラックベリーフールできるぞ~!と思いきや、家に帰って開封すると柿の種に入っているピーナッツ程度の割合しかブラックベリーがいないことが発覚。仕方ないので結局ブルーベリーも入れました。
さて、まずはベリーを潰さなければいけないのですが、ミキサーの在り処がわからなかった私は18世紀スタイルで地道に液状になるまで潰しにいく羽目に。買ったのが冷凍ベリーということもあり、固くて中々潰れず、30分くらいかけて液状にしてザルでこしました。ミキサーの場所を知らなかった自分が悪いのですが、正直この作業が一番辛かったです。これ全部手動で解決してた18世紀の人すごい。真夏のキッチンに扇風機を置く場所などなく、汗をだくだく流しながらひたすら潰して、グラニュー糖と混ぜ合わせました。流石にしんどかったので生クリームは文明の利器ことハンドミキサー君に泡立ててもらいました。しかし、我が家のハンドミキサー君、威力がやばい。そこかしこに生クリームが飛び散る事態となりました。飛び散った量自体は微々たるものでしたが、少し勿体なかったです。
そんなこんなでブラックベリーとホイップを混ぜ合わせたものがこちらになります。

そして数時間冷蔵庫で冷やし固めて、完成したものがこちらになります。

本当はもっと作る過程で写真を撮ろうと思っていたのですが、ベリーを潰すのに必死すぎて忘れてました。味は砂糖を入れた割にそこまで甘みは強くありませんでした。どちらかというと、ブラックベリー(半分以上ブルーベリー)の甘酸っぱさがホイップで引き立てれているという感じでした。300年前のデザートなのに、現代まで残っているのも納得の美味しさです。
さて、そろそろ書くのに疲れたので、今回はここまで。美味しかったので皆さんも是非作ってみてください。それではまた。



