私が所属するサークルでは、野球が好きな人で草野球をする「野球部」や、釣りが好きな人で釣りにいいく「釣り部」などがある。
私はこの前、動物をモフモフする「モフモフ部」の一員としてサモエドカフェに行ってきた。
かなり大きなサークルで人を集めた部活である。複数人でカフェを貸切にできるプランで思う存分モフモフを堪能してきた。
私自身、動物カフェに行くのはこれが2回目である。1回目は猫カフェに行ったので、わんこと触れ合うカフェに行くのは初めてだった。サモエド。とても可愛いわんこ。白くて、大きくて、モフモフで、何より笑顔が可愛い。あとかわいい。モフモフだし。動物動画が見たくなったら、とりあえず検索窓に「サモエド」と入れるくらいにはサモエドが好きである。
そして向かうサモエドカフェ。貸切……ワクワクが抑えられない。思う存分もふる!もふるぞ!と意気込んで中に入った。
響き渡る鳴き声。足元を駆け抜ける白い影。
サモエドが、元気すぎる。
え!?思っていたより元気!?いいことだけど!!
いいことだけど、触れない!?
撫でようとしても、簡単にすり抜けていくデカくて白いいぬ。さながらアタック西本の角刈り通り抜けのようである。手にふわっと触れるだけでタッタッタ……と走り去ってしまう。
モフモフとは、刹那的なものなのかもしれない。
うちのサークルはいわゆるコミュ障ばかりなので、そんな犬を見て無事犬見知りを発揮していた。
「これ、俺たち触れなくないか?」
「犬同士で遊んでる……。」
「多分、ヒトが邪魔なんだよ……。」
と次第に自らの種族を後悔するようになってしまった。我々がヒトなばっかりに……。
犬同士も、じゃれているだとか、遊んでいるとかというよりは、命を賭した狩りをしているかのような様相だった。スタッフさん曰く、本当に遊んでいるだけらしいのだが、それにしては血の気が多く、正直怖かった。やはり犬。野生の心を忘れていないのだろう。サモエドの血走った目と剥き出しの歯を見ながら、平和主義なヒトはそっと座り込んだ。サモエドの邪魔にならないところで。
そんな私たちの様子を見かねたスタッフさんが私に声をかけてくれた。「お姉さん、おんぶしてみます?」スタッフさんの足元には、おとなしくちょこんと座るサモエド。さっきまでの気迫はどこに行った?格の違いを感じた。
・・・!?おんぶ・・・!?
「いいんですか!?」考えるよりも先に声が出た。
もちろんですよーと笑いながら、スタッフさんはいとも容易く私の背にサモエドをおんぶさせた。
ずっしりとした重み、耳に感じる息遣い、あたたかな体温、そして、モフモフの毛並み……。
そこから先の記憶はない。
サモエドカフェ、最高でした。








