衝動

こんにちは。

後期になって新しい授業が始まったので、教科書が必要になりました。

私は日本文学科の授業に加え教職課程の授業も履修していて、2年次の今年は教職の科目が前期後期合わせて6個ほどあります。後期に登録している教職科目のほとんどが学習指導要領 解説を教科書(テキスト)として指定しているので、まずは生協(七十年館3F)で探してみました。

ところがどっこい。欲しい科目の指導要領は置いていない、もしくは入荷待ちのようです。

覚えているうちに入手してしまおうと思ったので、私は池袋の本屋に行ってみることにしました。池袋には大きな本屋さんがいくつかあります。そこを当たれば手に入るはず・・・。

ところがどっこい(2回目、ややしつこい)。三省堂書店に行ったのですが、目的の科目のものは見当たらず・・・。んーーー、そうだ、ネットで買おう。

目的の物がなかったのは残念でしたが、せっかく大きな本屋さんに来たのでいつものように新刊コーナーを眺めてから帰ることにしました。面白そうな本があったら少し表紙をじっくり見てみたり、手に取ってみたり。普段ならそのまま何も買わずに出て行ってしまったことでしょう。ところが、その日は違いました。

店頭で(建物の構造上店頭と言っていいのか不安ですが)目立つように表紙を見えるようにして飾ってある本の中に、神永学さんの新刊がありました。題名は『ラザロの迷宮』。

中学生の時に神永さんの『コンダクター』という本に衝撃を受け、それ以来ファンの端くれみたいなものでして、新刊が出ているのを見ると読んでみたくなります。ほら、帯にも「驚愕のラストに備えよ――!」って書いてあるし。たたずむこと十数秒。よく見てみると、本棚に並べられた数冊にはフィルムがかけられていて、「サイン本」という文字の入ったシールがついています。

サイン本、ってことは、サインが書いてあるの?え、欲しい・・・。

心臓をぎゅっとつかまれた感じ。即、購入決定。これが噂に聞く衝動買いというものか。三省堂書店に行くと、予定外の物を買ってしまう。実はこれで2回目。

それにしても本だからやはり内容が気になります。どんな話なのでしょうか。機会があったらまたお話しますね。

後日談。もう一度生協に行って店内を1周したら学習指導要領も置いてありました!どうやら見落としていたみたいです。種類が多くて少し時間がかかりましたが、目的の科目のものは全て手に入りました!よかった。

爽やかな風と青い空、ねむ気

後期の授業が始まりました。皆さんいかがお過ごしですか?

大学生の夏休みは世間一般の夏休みとは少しずれているし、少しというよりはかなり長い。特に本学は1コマ100分で半期の授業回数は14回なので、休みが長くなるようです。ちなみに春休みも長いです。丸2か月くらいあります。下手したら夏休みより長いです。

長い休みは時間がいっぱいあるようでない。ぼーっとしていると1週間はあっという間に過ぎてしまいます。授業期間には「ああ、夏休みにはあれしよう」「これしよう」と色々理想を思い描くものですが、私はこの夏休みその理想を1つも実現できていない気がします。現にほら、夏休みの課題を夏休みが明けてから大急ぎで片付けようとしています。

え、夏休みに課題が出るんですか?

はい。通年の授業、文学史などは夏休みの課題が出ました。私は課題を完了させるために本を4冊ほど読みました(いや、そのうちの1冊は現在読んでいる最中か・・・)。

あんなにあった夏休みの間、一体何をやっていたんだ!!

はい、弓引いていました。ぼーっとしながら弓引いていました。神戸にも長野にも行って弓引いてぼーっとして帰ってきました。右腕がムキムキです。

さすがに弓引く以外にも何かしたのでは?

はい。同期とご飯に行ったり、先輩とご飯に行ったり、後輩とご飯に行ったりしました。おいしかったです。

あ、そういえば、アイスをいっぱい食べた気がします。一人で買い物に出かけた際には休憩兼おやつで北海道ミルク味のソフトクリームを食べましたし、長野から帰る途中のパーキングエリアでは巨峰味のソフトクリームを食べました。疲れるとソフトクリームを食べたくなります。最近すぐにおなかが減るし、またおいしいのを食べたいなあ。

特大サイズに気を付けて

こんばんは。せっかくの夏休みなので、2,3日家でゆっくり過ごすことにしました。思い返せば8月は毎日のようにどこかに出かけていたんですよね。家でまったりする時間もたまにはいいですね。

今、ロジックがマイブームです。イラストロジックなどとも呼びますね。最近ではスマホのアプリでも遊べるようですが、私は雑誌のページを切り取って、シャーペンと消しゴムを握りしめて解いています。

ロジックとの出会いは小学生の時です。母がやっているのを隣からのぞき込んで、ルールを大体覚えて、小さくて簡単そうなものから始めました。1つ解けたら少し大きなものを。また1つ解けたらまた少し大きなものを。と繰り返していたはずが、いつのまにかブームは過ぎ去ってしまいました。数えてみると、ブームが去ってからもう10年ほど経つようです。

それが先日、大学生の夏休みになって少し時間ができたタイミングでふとロジックの存在を思い出しました。「ブームはまたいずれやってくる」と言って本棚の奥深くに封印していた雑誌を久々に引っ張り出してきました。もう何年前の7月号なのか分かりませんが、その中からジブリのアニメーションキャラクターがテーマでちょっと大きめの問題を雑誌から切り離して始めてみました。70×80、☆5の特大版です。

もう大学生だから、ちょっとくらい大きいのだって解けるはず!となめてかかったのが間違いでした。気を付けて解いているつもりでもぴょこっとミスが見つかる。訂正箇所が分からず、考え考え、1度消しゴムで消してリセット。よし今度は間違えないぞと思いながら慎重に進めていく(つもりで)もまたかみ合わない箇所がある。考え考え、再び消す。この繰り返しなのです。しかも同じところでつまずく。塗っては消し塗っては消しを繰り返すために、消したはずの鉛筆の跡が残って、もうどこに印をつけたのか分からなくなりそうです。ロジックさん、なめてかかってすみませんでした。

ふーー。やっと先につながりそうです。それでは、またとりかかってきますね。

真夏のイベント記録1

こんにちは。外は暑いけれど家の中は快適ですね。

先日神戸に行ってきました。人生初兵庫県です。3泊4日してきました。

何をしに神戸に行ったのか。お盆でも帰省でもありません。親戚の多くは家から徒歩圏内にいるのです。

弓道の大会に参加するために神戸に行ってきました。8月には毎年全国の大学の弓道部が集まる大きな大会があるようです。「全日本学生弓道選手権大会」、通称インカレ大会。会場は東京・名古屋・神戸の3か所を順々に回しているらしく、今年は神戸だったということです。

突然ですが皆さん、弓道には「近的」と「遠的」の2種類あることをご存じですか?

近的は弓を引く人間と的の距離が大体28mあります。京都アニメーションの「ツルネ」で湊君たちがやっているのがこれです。一方遠的では60m先の的を狙います。近的の約2倍!!三十三間堂の通し矢などは聞いたことのある方もいるかもしれません。

多くの大会では近的で射技を競いますが、このインカレ大会では、近的とは別に遠的による大会も設置されています。4日ある大会日程のうち、私は2日目の近的の女子団体と4日目の遠的大会に出場するために練習してきました。

女子団体では、3人組で各大学から1チームずつ出場します。1人4本ずつ、合計12本の矢の的中数で競い、上位24チームが決勝トーナメントに進出できます。本学は7本的中しましたが、ボーダーの的中数8に一歩届かず予選敗退となりました。

私には後悔があります。最後の1本を外したことです。あの時ああしていれば、なんて思っても無駄なのは百も承知ですが、それでもやはり、もう1本入っていれば決勝トーナメントに進めたのかもしれないと考えてしまいます。もっと練習します!!

遠的は、球技場に特設会場を設置したということで、天候不良により中止になりました。弓具はめっぽう水に弱いのです。球技場がまっ平らで落雷の心配があったことも中止の理由の1つのようです。残念無念また来年。

夢うつつ

こんばんは、眠るの大好きののです。

明晰夢というものがありますね。睡眠中の夢の中で「あ、夢だこれ」ってなるやつですよね。私は明晰夢の体験がないのでよく分かりませんけれども、おもしろそうだなと思います。

夢だという自覚はありませんが、私は夢の中で考え事をしているときが度々あります。二次元のキャラクターと同じ世界で過ごしていたり、自分の目の前で爆弾が爆発したはずなのに無傷だったりと、目が覚めれば鼻で笑ってしまうような世界ばかりですけれども、私の意識は懸命に筋を通そうとがんばるっているのです。この間は知らない男の人に向かって「それは絶対違う!」とか考えていたような気がします。笑。

でもたまに夢での出来事に驚くことがあります。

あれは中学生の頃。私は吹奏楽部に所属していたのですが、先生から紹介されたある曲の名前がなかなか覚えられない。「ア%#&$*」みたいな感じ。頭文字がアなのと、全部で5文字くらい、ということしか覚えられなかったんですね。楽譜は後日配布するとのことだったので、調べる術もなし。おとなしく寝ました。しかしその日の夜、夢の中で私はいともたやすくその曲名を口にしていたんです。「アルセナール」と。後日確認すると、確かに先生が紹介した曲は「アルセナール」という名前でした。

つい最近も驚いた出来事がありました。友人が「ゲトウさんが云々」と度々言っていて、私は「ゲトウ」という音は覚えられたのですが、どういった漢字をあてるのか全く想像がつかなかったのです。その頃、その友人とは別のところで、インターネット上で「夏油さん」という名前を度々見かけることがありました。ん?なんて読むんだろう、と気にはなりましたが、その時はスルーしました。そんなことがあってから数日後、夢の中で私はふと考え始めました。もちろん、周りには知らない人と知らない場所、あと二次元キャラクターがわんさかいる世界でです。そんな中で突然ひらめいたんです。「ゲトウ、ん?もしかしてあの夏に油って書いた名前はゲトウと読むのではないか??」後日友人に確認したところゲトウさん=夏油さんで合っていることが分かりました。それにしても難しくてかっこいい読み方だなぁ。

脳は日中得た情報を寝ている間に整理する。脳ってすごいなあ、と感じた出来事でした。

今日の夕食を食べる前に

駅に向かって歩きながらブログで何を書こうかなぁ、とぼんやり考えていたのは昨日の朝のこと。ベッドから抜け出してカーテンを開ければ外は明るく、今日も暑い日いい天気を宣言するようなお日様がこちらを向いている、そんなきらきらした朝でした。学校に行くための支度を済ませ、もあっとした蒸し暑い外気を覚悟していざ玄関のドアを開けると、思いのほか爽やかな空気に包まれました。

ブログ、どんなテーマがいいかなあ。

そういえばあちらこちらで夏祭りが復活するらしい。一昨日キャンパスの近くでポスターを見つけました。うちの近くではポスターも何もお見掛けしないから何もないのかしら。りんご飴食べたいな。

青い空にもくもくとした雲が浮かんでいるのは夏らしくてしみじみします。私はよくクリームソーダみたいだなと思いながら眺めていますが、昨日の朝も空はおいしそうでした。

夏らしいといえば、せみ。数日前の夜、そろそろ眠くなってきたお時間に『夏、始まりの歌』(アブラゼミ独唱)が響いてきて、こんな時分に元気なことだと思いながら床についたのを思い出します。そんなことがあったので、せみさんは朝から夜まで鳴いているものだと思っていたのですが、落ち着いて耳に意識を移すと聞こえてくるのはすずめさんのかわいい声ばかり。おやおや、せみさん、朝はゆっくりなんですか。

先週家の近くの図書館の帰りに通りがかった小さな商店街には、風鈴がたくさん飾ってありました。1個だったらちりん、と鳴る風鈴も、数十個並ぶと音と音が重なり合って、りーーーーーーという音になってしまうのは、新しい風鈴の使い方を見つけたようでなかなかおもしろかったです。

夏。すいか。そういえばこの間無人販売で見たすいかには、まっぷたつになってしまいそうなくらい大きなひびが入っていて、隣にいた友人が「あれですいか割りをやったらいいんじゃないか」なんて言っていました。すいか、食べたくなってきた。

10cmくらいのクワガタ(オス)がテケテケテケと歩いていたのは3日ほど前。住宅街なのにどこからやってくるのでしょうか、我が家の近くでは度々クワガタが目撃されるのです。少し小ぶりな方々ではありますが、立派な角がついています。

私の周りはもう夏だらけだなぁ。

あ、このことをブログに書けばいいじゃない。

江戸川乱歩とアーサー・コナン・ドイル

こんにちは、ののです。

タイトルのお二方はご存じの通り、合せるととある名探偵の名前になります。そうなんです、私、名探偵コナンが大好きなんです。思い出せば小学3年生の頃から大好きだったみたいで、もう10年くらいになってしまうんですよね。小3の頃から毎年映画館で映画も見ています。今年ももちろん見ましたよ、どきどきわくわくうきうきにやにやしながら。

私はめっきりアニメで本編を追っています。毎週土曜日午後6時から読売テレビ・日本テレビ系で放送されているのをちまちま見ています。過去回はDVDで履修しました。幼少期は家族でTUTAYAまで散歩しに行くのが休日の恒例行事で、そこで2,3本のDVDを借りて、その2,3本を何回も見て、またTUTAYAに行って、DVDを返して借りて、の繰り返し。DVDでなら1話から当時の最新話まで2周分くらいは見たんじゃないでしょうか。もう半分以上は忘れてしまっていますけれども。

学年が上がるにつれてDVDなんかを見ている時間も無くなってしまい、数年前には家から徒歩圏内にあったTUTAYAもどこかに散歩に出てしまい、最近では名探偵コナンの過去回をお目にかかれる回数はごくわずか。そんな我が家では某見逃し配信動画サービスであったり、某動画共有サービスの公式アカウント様であったりが大変ありがたいのです。そのようなサービスを利用して、ここ最近は重要な過去回の特集が組まれていたりするのを、私はまたうきうきにやにやしながら見ているわけです。あ、あのときのこれってそれだったんだ、という気づきもあったりして。超大作でも短篇小説でも、あっと驚かせて嵐のように吹き抜ける伏線回収って素敵ですよね。依存性が高い!私もそんなドッキリを求めて推理小説ばかりを手に取ってしまいます。話が逸れましたね。

本学に入学してからうれしかったことの1つは、コナン好きとたくさん出会ったことです。映画公開の時期にはいつ行くのか、もう行ったのか、何回行ったかの話で盛り上がります。もちろん推しの話もしますよ。私は黒服の狙撃手が好きです。

小学生の頃は周りにコナンが好きなんて大声で言えなかったし、そもそも自覚してなかったな、なんてしみじみした話はどうでもいいのですが、心の底からめっちゃ好き。と思えるものがあるのは素敵ですね。

皆さんの心の底から好きなものは何ですか?そのうち聞かせてくださいね!

それではまたお会いしましょう。

オクタゴン

どうも、お久しぶりです、ののです。

今日は久々に弓の話です。

先週末、ちょっとした弓道大会なるものがありまして、見物も兼ねて行ってきた次第です。

何でも、関東近隣にある大学の中でも強豪さんが集まるんだとか。

会場は、日本武道館!

あの、有名なアーティストさんやバンドさんたちがライブを開くというあの、武道館です!

私も生きているうちに一度くらいはライブに行って日本武道館なんかを訪れてみたいなあ

と思っていたのですが、まさかこんな形で足を踏み入れることになるとは。もう、うっきうきで行ってきました!

最寄りの九段下駅から地上に出て、まず目を引かれたのはお堀。(多分)蓮の葉がびっしり茂っていて、開花時期はきっときれいなんだろうなあなんて、思いながら歩を進めること数十秒。今度は男の人の像が!奥の方にはお馬さんに乗っているものもある!

この像たちは気になったのですが、会場に向かうのが先ですね。もちろんぼんやり眺めたりなんてしないで、さっさと通り過ぎました。

しかし、日本武道館らしき建物は見当たらず。そうこうしているうちに田安門のお出ましです。とにかく大きくて立派でした。ごつごつと大きな岩がよくもまあこんなにきれいに積み上げられているものです。

ちらほら歩いている袴姿の人をこっそり追いかけるようにしてやっと武道館に到着。どうやら武道館は木々に隠れるように建っているようです。

フロントで受付を済ませ、応援席に行こう、と思うも建物の中には存外に階段がたくさんあって、どこが応援席の入り口なのか・・・。ぼんやりふらふらしていると、映画館を思わせる大きくて重そうな扉を発見しました。中から何やら拍手が聞こえてきます。意を決して扉を押し開けてみると、そこには広々とした会場がありました(今思うと当たり前でしかないのですが笑)。試合がちょうど始まったところだったようです。

武道館内はきれいな八角形。上方には見たこともないくらい大きな日本国旗。中心部が一番低くなっていて、そこに特設弓道場が設けられています。その周りを観客席がずらーっと囲んでいます。観客席からステージを見ると、ステージ上の人が小さく見えるんですよね。それがなんだか八角形のスノードームの中のお人形を上から覗き込んでいるような気分でした。底部のステージに行ったら、360度観客席からの視線を全身に浴びるんだなぁ。すごい。

今までに見たどんな弓道場よりも、どんなコンサートホールよりも日本武道館は印象的でした。なんでしょう、どうしてだかうきうきわくわくが止まらなかったんです。またいずれ足を運びたいものです。

それではまたお会いしましょう。

天地無用

皆さんこんにちは、ののです。

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僕は襲ってきた眠気を払うように読んでいた本から目を離し、顔を上げた。目の前には1人の女性が立っていた。大学生だろうか。茶色みを帯びたその髪の毛は耳たぶが出る程の長さに切られている。身長は高くない、むしろ低いほうだ。左手で吊り革を握り、右手にはスマートフォンが収まっている。

そこで僕はある違和感を覚えた。目の前の女性はスマートフォンの上下を逆転させて持っているのである。なんで逆さま?一体どんな操作をしているのか。まさか、スマートフォンを見ているふりをしているだけで、実際は画面など眼中にないのではないか?怪しい。この女、一体何を考えている。

すると、その女性はスマートフォンから目を離し、ふっと顔を上げた。女性と一瞬目が合ってしまう。気まずさと焦りからすぐに目線を手元の本に落とした。

その女性は次の停車駅で降りて行った。怪しい動きも、特になかった。

ミステリーの読み過ぎだな。こんなラッシュの電車内で事件なんて御免だね。我ながら何を考えていたのだろう。

僕は心の中で自嘲すると、手元の文庫本『オリエント急行の殺人』に意識を戻した。

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電車に乗り込み吊り革のある位置まで行くと、私はカバンからスマートフォンを取り出した。来週までに読まなければならない資料があるのだ。友人から送られてきたその資料は、大学の授業で扱う作品の1つである。本のページをスキャンしたものらしい。先日あらかじめスマートフォンでダウンロードしておいたため、データ量を気にせずに読める。私はフォルダを開き、スマートフォンを逆さまに持ち直した。

なぜ逆さまにするかって?それは、スキャンされたページの全てが逆さまの状態でデータ化されているからである。何かを企んでいるとか、そういうことではもちろんない。

画面を見続けて疲れた目を休めるため、少し顔を上げた。すると、前の席に座っている男の人が怪訝な面持ちでこちらを見ていた。目が合った瞬間に手元の文庫本に目を戻してしまったが、まさか、私のスマートフォンが逆さまであることに気付いてしまったのだろうか。

私は内心焦りながら、表情を動かすことなく逆さまのスマートフォンに目を戻す。

おっといけない、気付けばもう到着だ。ドア付近の人を上手くよけながら、私は電車を降りた。

後日、パソコンでフォルダを開けば資料を回転できることに気が付いた。

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なんだかおなかがすいてしまいました。今日の夕飯は油揚げのお味噌汁にしよう。

それではまたお会いしましょう。

眼鏡時々コンタクト

皆さんこんにちは、ののです。

5月です!5月1日です!実は私先月の1日も担当だったようで、せっかく4月1日が担当だったなら嘘の1つくらいついておけばよかったと今更ながら悔しい気分です(笑)。いや別にいいんです、すぐ顔に出ちゃうから。

私は普段は眼鏡をかけています。中学三年の時に眼鏡デビューを果たし、最初は授業の板書の時くらいしかかけていなかったのに、最近は基本かけっぱなしです。今使っている眼鏡はフレームが茶色くて丸っこい形をしていて、若干大きいためか時折手やら荷物やらをぶつけてしまいます。そして眼鏡がずれます。そんなときには、またつまらないことをしてしまったと思うばかりです。

家族は私以外裸眼で生活できるだけの良い視力を持っています。羨ましい限りです。私の周囲で裸眼を貫いて生活できる方に時々聞かれるのが、「目が悪いってどんな感じなの?」ということです。この質問に対して、私はこう答えることにしています。「前から歩いてくる人の顔にモザイクがかかった感じ。」前から人が歩いてくるのは分かります。その人がどんな格好をしているかも大体分かります。ただ、表情だけがよく見えないのです。おかげで歩き方と体格で人を見分ける能力が人より5mm程度発達していると思います。そこはちょっとした自慢です。

視力の低下で板書の次に支障が出てしまったのが弓道です。眼鏡で弓を引く人もいるのですが、私はどうも顔周りに何かあるのが気になってしまうので、この時だけは眼鏡を外してぼやぼやの視界で頑張っていました。しかし、とうとう矢がどこに飛んで行ったのかさえも見えなくなってしまいました。さすがにこれはまずい、ということでコンタクトレンズの使用に踏み切りました。今年の初めのことです。

コンタクトレンズって素晴らしいですよね!眼科の先生曰く「異物」だそうですが、あんなにちっちゃいぷよぷよぺらぺらの物を装着したとたん視界ががらりと変わってしまうのですから!最初は少々違和感がありましたが、慣れてしまえば裸眼の時と大差ない。時々コンタクトを入れているということを忘れてしまうほどです。

とは言いつつも、授業の日は着脱の手軽さから眼鏡で過ごしています。眼鏡もコンタクトも私の視界をクリアにしてくれる、妖精さんのようなものです。これからもお世話になります。

それではまたお会いしましょう。