こんにちは、れいです。
ひたすら自粛生活の私ですが、先日感染対策には十分気を付けて、髪の毛をバッサリ切ってきました!
7月くらいから、切りたいな~と思いながら、コロナの感染拡大や予定等々あり先延ばしになってしまいました。
ただ、もうこれ以上我慢できない、限界!と思い、美容院へ。
中学生ぶりに短くしてきました。洗うのも乾かすのも楽で、何より心もすっきりしました♡ 嬉しいです。
今日のブログ、何を書こうか迷ったのですが、たまには好きなものについて真正面から語ってみようと思います~!
最近の私のブログは、創作や近況の間に歌詞を入れる、というスタイルだったのですが、(それが一番しっくりくるからそうしているのですが)久々に語ろうかなと!どうぞお付き合いくださいね。
先日待ちに待っていた、映画「雪の断章-情熱ー」のBlu-rayが届きました。この映画は、佐々木丸美『雪の断章』が原作で、1986年に公開されました。前年にデビューした斉藤由貴さんの初主演映画で、相米慎二が監督の作品です。
由貴さんのファンになってからずっと見てみたい映画だったのですが、DVDディスクとして発売されておらず、見る機会のないまま数年経っていました。それから、原作の佐々木丸美『雪の断章』の表現の美しさが大好きで、この小説を超えるものには絶対に出会えないだろうと思っているので、やはり映画の方も一度は見たいと考えていたのです。
そう思っていたところ、Blu-ray発売との情報が入り、今回やっと、やっと念願叶いました。
「雪の断章ー情熱ー」は評価の分かれる作品で…、それは相米慎二監督特有の長回しや現実とはかけ離れた場面表現が苦手、という人がいるみたいです。ただ、原作を愛読している身としては、あの原作の繊細な言葉遣いを映画にするのは難しすぎる…と感じていて、それを映像として体現するには相米監督の方法しかなかったのだと思います。
何よりも、主人公の伊織(原作では飛鳥)の心の屈折を表現できるのは、斉藤由貴だけだったと思います。伊織はみなし子という特殊な少女ではあるものの、高校生、大学生がこれから自分の人生を背負っていかなければならない…、自分の気持ちに責任を持つというか、覚悟を持っていく生き様というのは、私に大きく響きました。表情やしぐさの細やかな変化、少女から女性へと成長する過渡期の孤独や痛みに深く感動…。繰り返し見て自分に染み込ませていきたい作品だなと思います。
最近、谷山浩子さんの「さよならDINO」という恐竜(!)の曲を聞いているのですが、分かるような分からないような歌詞で、一体これはどういう意味なんだろう…と思っていたのですが、解説を読んでやっと理解できました。
以下のナチュラルジオグラフィックのページの中ほどに「さよならDINO」に関するインタビューが載っています。
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/article/20110906/283109/
その中に、
「私たち現代人は、生まれたときからまわりにシステムができあがってて、その中でぼうっとしてても生きていける。生きていくのが大変なこと、という実感が薄い気がして、それがある意味、不安になります。若いころから、そうでした。」
という言葉があって。私は今も十分生きていくのは大変だなぁと感じてしまうのですが、昔よりも自分の興味のあること、心地の良いことだけを見聞きして生きていくことができる時代だなとは思います。悪く言えば、自分だけ良ければ良い、自分の周りに起こっていないことはこの世の存在しない…みたいな。勿論、人が絶滅するなんて想像したくないし、絶滅しないでほしいと心から思っているけれども、例えば、生き物だけではなくて、見えないものも…失われていく、壊れていくのはある意味この世の摂理であって、それを無視して生活するのは、物事の本質とか、大切なものを見逃してしまっているような気がするんですよね。
由貴さんも著書『ネコの手も借りたい』(小学館、1989年)で
「(前略)今自分が、社会的な地位も、経済的にも、周囲の人間からの見られ方にしても、ある意味で確立されつつあるところにきていると感じています。
むしろ、そういうところに置かされてしまっているということを感じるのです。それはすごく危険なことです。
そのすべてを捨てる、すべてを壊す、すべてを投げうつ、すべてから飛び立って逃げることができる、というシンプルさという覚悟を持ちたいとユキは願っているのです。」(p.96)
と書いていて、浩子さんと同じだなと感じました。わざわざ自分から壊れる必要はないけれど、全てのものって壊れてまた作られて…という途方もない繰り返しの中にあって、そして何かを失っても自分でい続けたい、と思います。痛みを痛いという方が難しいし、痛いと素直に言えることは強さなんだな、と。
同じ『ネコの手も借りたい』に、フランスの画家ユトリロのことについて書かれていました。私は、ユトリロという画家を初めて知ったのですが、ネットで彼の人生を知って、絵を見た時に、その暗さに強く惹かれて…。ずっと行きたいと思っているポーラ美術館に所蔵されている絵があるようなので、いつか絶対見たい!と思っています。
またしばらく残暑が厳しいようなので、皆さんも体にはくれぐれもお気をつけください。ではでは~!